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八王子保健生活協同組合 城山病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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笑顔が溢れる職場づくりを進めて、
「看護部で選ばれる病院」に

Profile

看護部長/竹内美智子高校を卒業後、地元の看護学校に進学。卒後は二次救急病院に就職して外科の混合病棟に勤務。結婚を機に上京し、八王子市や日野市の医療機関で働きながらキャリアを磨き、33歳の若さで看護部長に就任以来、長くマネジメント業務に携わる。2017年に城山病院に入職し、2021年より看護部長に就任。2022年には認知症看護認定看護師の資格を取得し、現在は管理職とスペシャリストの専門活動を両立している。入職8年目。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけについて教えてください。

高校3年生の頃、大切な友人ががんを患ったことがきっかけです。入院中の友人のお見舞いに行った際、何もできない自分が悔しくて、今後の人生で家族や友人の身に何かあった時のために専門知識を学びたいと思いました。

そんな時にタイミング良く担任の先生から「看護学校の推薦枠が1枠空いているから、どうだ?」と声をかけてもらえて、ギリギリの滑り込みの出願で進学したんです。

どんな新人時代を過ごしていましたか?

先輩に注意を受けるたびにトイレで泣き、絶対に見返してやる!と闘志を燃やすような、向こうっ気の強い新人でした。

外科の混合病棟に勤務していたのですが、当時は手術を受けて快方に向かう患者様と、がん末期で最期が近い患者様が同じ病室で過ごすことが珍しくない時代で、複雑な感情を抱きながら働いていた記憶があります。

新人時代の印象的なエピソードがあれば教えてください。

30年近く前の初めての看取りの経験は忘れられません。その患者様は警察官として働く40代の男性で、家庭を持っていらっしゃいました。ご家族に見守られながら旅立たれたのですが、涙を流し続ける奥様から「夫に警察官の制服を着せてほしい」とお願いされたんです。

先輩と一緒に着替えを手伝い、制服姿になった故人を見た先輩が、「旦那さん、かっこいいね」と奥様に声をかけたんです。私は一瞬、その言葉は不謹慎ではないかと戸惑いましたが、次の瞬間、奥様が泣きながらVサインをして「そうでしょう」と答える姿を見て、先輩とご家族の間に深い絆ができていたことを知り、私もこんな看護がしたいと強く思いました。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院には、何がきっかけで赴任されたんですか?

前任の看護部長と知り合いで、以前勤めていた病院を退職する際、「うちの病院に来ない?」と声をかけていただいたんです。病棟師長としての入職だったので、久しぶりに患者様と関わる時間が本当に楽しくて、実践に役立つ専門性を身に付けようと、認知症看護認定看護師を志しました。

ちょうど新型コロナの流行時期と重なり、試験に合格したのは看護部長になってからで、現在はマネジメントに取り組みつつ、院内外で研修講師やコンサルテーション業務などの専門活動を行っています。

なぜ、認知症看護の領域を選んだのですか?

入院患者様に認知症を抱える方が多く、病棟に一人でも認知症の症状が強く出ている方がいると、その場の空気が重くなってスタッフたちが疲弊してしまうので、どうにかして患者様もスタッフも楽しく過ごせる病棟をつくりたいと考えたからです。

私は患者様と向き合う時、自分や自分の家族が病気になった時、今提供している看護が「されて良かった」と思える看護かどうかを一番に考えていて、一緒に働く仲間にもそうあってほしいと願っているので、当院の看護師が認知症を正しく理解し、適切な対応を取れるようにサポートしたいと思いました。

現場を束ねる看護部長として、心がけていることはありますか?

束ねるという感覚ではないんですよね。看護師は業務分担をすることが多いですが、検温する人、入院の対応をする人などと同様に、「看護部長=管理をする役割の看護師」だと思っているので、できるだけスタッフと同じ目線でいることを心がけています。

仕事で困ったことがあればいつでも頼ってほしいので、看護部長室は気軽に訪れられる場所にしていますし、現場でも話しかけやすい雰囲気をつくるようにしています。

テーマ2

職員への思い

看護師の採用で重視していることはありますか?

笑顔と挨拶です。私は面接でキラキラした笑顔を見せられると、すぐに心を奪われてしまいます(笑)。看護の専門性は働きながら身に付ければ良いと考えているので、キャリアはそこまで重視していません。当院の看護師は、笑顔と挨拶が得意なメンバーばかりで、年齢や経験年数などに偏りがなく、とても多様性に富んでいるんですよ。

スタッフの多様性を活かすために取り組んでいることはありますか?

適材適所の人材配置です。当院は亜急性期から回復期、慢性期、終末期に至るまで、さまざまな看護を経験できる職場なので、スタッフ一人ひとりの個性や能力に合った活躍の場を提供し、「看護部で選ばれる病院」を目指しています。

その実現には「教育」が欠かせないため、2024年度は現状のクリニカルラダーや評価システムをブラッシュアップし、接遇マナー研修の充実に取り組む計画です。

テーマ3

プライベートの過ごし方

仲の良い友人との旅行や食事、聖地巡礼

インドア中心なのですが、仲の良い友人との旅行や食事、推し活(いわゆる聖地巡礼)が楽しみです。最近は、旅先で神社仏閣を巡り、御朱印集めにもはまっています。

プライベート