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医療法人社団 苑田会 苑田第一病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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一人ひとりの看護観を理解し、
強みを活かしたチームづくりを。

Profile

看護部長/小田智子医療系大学附属の看護学校を卒業後、大学病院に入職して産婦人科病棟に勤務。大学病院の高度な医療環境のもとで周産期医療を深め、結婚・出産を機に退職して数年間は子育てに専念。ブランクからの復職先として、「苑田第一病院」に入職。グループ内の他院での勤務も経験して、再び「苑田第一病院」に戻って副看護部長となり、2023年3月より看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

どんな新人時代でしたか?

新人時代を過ごした大学病院では産婦人科病棟に配属され、新しい命が誕生する幸せな場面に立ち会う一方で、婦人科のがんで闘病する患者様のお看取りにも携わり、メンタルの保ち方がとても難しかった記憶があります。また、双胎児の切迫早産のお母さんのお産に立ち会い、無事に生まれたことを分娩室のみんなで喜び合ったこともよく覚えていますね。

看護師って、一番はじめに働いた診療科の影響を強く受けるもので、新人時代に経験した看護はずっと記憶に残りやすいと感じています。私は苑田会に入職するまで数年間の育児ブランクがあったのですが、新卒から経験してきた周産期医療にやりがいを感じていたので、苑田会でもしばらくは小児科外来に携わっていたんですよ。

苑田会に入職当初は、お子さんが小さかったですか?

ええ。2人の子どもが幼稚園に入園したのでパート勤務でスタートしました。その後3人目を授かって産休・育休をいただき、出産10カ月で復帰しました。保育室を利用したのですが、当時は当院の徒歩圏内に保育室があり、当時の上司が許可してくれていたので、勤務の合間に母乳をあげに行っていたんですよ。子育てに理解のある上司に恵まれ、子育て中の同僚たちと支え合うことができたおかげで、キャリアを中断せずに、子育てをしながら勤務することができました。

管理職に携わるようになったのはお子さんが成長してからですか?

そうですね。最初は週3回のパート勤務からスタートし、子どもの成長に合わせて働く時間を増やして、常勤になってからはお世話になった職場に恩返しをするつもりで管理職も引き受けました。でも、まさか看護部長になるとは…入職時は想像もしていませんでしたね。患者様との関わりが好きで、ずっと現場の仕事に携わっていくつもりでしたから、自分には管理職が向いていないと感じて、師長昇格のお話をいただいた時は少し悩みました。

でも、何事も経験することで自信がつきますから、手始めにマネジメントの基礎知識を身に付けようと、認定看護管理者教育課程ファーストレベルを受講したんです。2023年にはセカンドレベルを受講してより学びを深め、さらに自信を付けているところ。まだ管理職としては未熟者ですので、どうか温かく見守ってくれたら嬉しいです(笑)。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院では、年間1万台以上の救急車を受け入れているそうですね。

はい。「24時間365日断らない救急」をモットーに掲げ、東京都城東地区を中心に、隣接する埼玉県草加市や八潮市などからも救急患者様を受け入れています。病床数は221床と中規模ですが、HCUやSCUなどの重症患者様のためのユニットも備え、日本脳卒中学会より一次脳卒中センター(PSC)コア施設の認定を受け脳外科領域の診療を強みとしています。

また、2022年からは東京都CCUネットワークに加盟し、心筋梗塞などの急性心血管疾患に迅速に対応できる体制も整えていて、看護部でも心疾患に関する研修を充実させているところです。

2022年の都内の医療機関における救急車年間受け入れ件数を分析したデータによると、最多の大学病院に次いで当院が2位となり、最近はその実績に魅かれて入職を決めたスタッフも増えているんですよ。

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

急性期に特化した忙しい病院ではありますが、仲間と意見を出し合う中でケアの方針を決める「協調性のある看護」を実践していることが大きな特徴です。また、スピードが求められる中でもケアの質を保っていけるよう、2024年から7対1看護を実現し、「患者様を自分の家族のように思い接する心優しい看護」「どんなに忙しい時でも笑顔を心がけて寄り添う看護」の提供を目指しています。

部長自身が大切にしている看護方針はありますか?

患者様の立場に立つ、ということですね。私は以前、腰の病気で長く入院した時期があり、患者という立場になって初めて気付くことがたくさんあったんです。なので、私の知識・技術・経験をメンバー達にあまさず伝えたい。そして、「患者様の立場に立って考える力」を身に付けてほしいと思っています。

当院は2026年8月に近隣地への新築移転を計画していて、10階建ての350床の病院へスケールアップする予定です。力を注ぐ救急部門を拡充し、より多く救急搬送を受け入れていく体制を整えていきますが、どんなに病院の規模が大きくなっても、さらに高いレベルの医療を提供するようになっても、「地域に愛される病院を目指す」という軸はぶれません。私たち看護師は、目の前の患者様と真摯に向き合い、粛々と役割を果たしていくつもりです。

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職員への思い

スタッフのために心がけていることはありますか?

現場に近い上司でいることを心がけています。というか、私は現場が好きなので、毎日院内全部署をラウンドして、気になるスタッフがいれば声をかけるようにしていますね。院長もスタッフとのコミュニケーションを大事にしている方で、いつも2人で院内をあちこち歩き回っているから、スタッフたちには「また来た!」と、迷惑がられているかもしれませんが…(笑)。

年間1万台以上の救急車を受け入れる病院の院長と聞くと、ちょっと近寄りがたい人物をイメージされるかもしれませんが、当院の院長は本当に気さくで、みんなに愛されるキャラクターなんです。誰に対しても分け隔てなく接してくれて、私が求職者の面接をしていると、ときどきひょっこり登場して「ぜひ入職してくださいね!」と、明るく声をかけてくれます。

新築移転を控えた今、どんな人材を積極的に採用していきたいですか?

急性期の看護が好きで、いろいろなことに挑戦したい気持ちがある方です。新築移転後にどんな病院になるか、現段階ですべてが決まっているわけではないのですが、新しい部署もスタートする予定です。2024年9月現在までに決まったことは、地域に求められてきた小児医療や周産期医療を担う部門の開設で、NICUやGCUを設置して通常の出産からハイリスク出産まで広く対応していく方針です。

求職者へのメッセージをお願いします。

私が入職前の面接を行う時はいつも、その方に、今までで一番印象に残っている看護のエピソードを聞くようにしています。看護を熱く語れる人が大好きだからです。中には、エピソードを語りながら感極まって涙を流してくださる方もいて、そういう方こそ地域医療に熱い当院に向いていると感じます。看護師としていろいろな経験を積んで成長していきたい!という意欲のある方からのご応募、お待ちしています。

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プライベートの過ごし方

最近の楽しみは孫とのおでかけ♪

昔から料理が好きなので、時間があればいろいろな料理をつくっています。趣味は、好きなアーティストのライブ参戦と推し活。でも最近の一番の楽しみといえば、かわいい孫とのお出かけですね。

プライベート