都心のベッドタウンとして再開発が進む「調布駅」は、京王線特急で「新宿駅」から約15分とアクセス抜群。駅周辺は商業施設で賑わっていますが、少し離れると自然の多い街並みが広がっています。「北多摩病院」があるのは、北口から徒歩約15分の閑静な住宅街。玄関では、一般病棟の看護師さん2名が元気に迎えてくれました。本日はよろしくお願いします！

外来診療室を覗くと、万代（ばんだい）院長がいらっしゃいました。「2018年度に赴任した万代院長は、名誉院長と同じ大学の出身で、以前から親交が深かったそうです。名誉院長が追求してきた『地域に根ざした医療』を継続発展させるべく、当院のリーダーとして、地域包括ケアシステムの構築に取り組んでいます」と、お2人。いつも笑顔で気さくな人柄の院長は、患者様にも職員にも大人気なんだとか。

つづいて訪れたのは検査室。検査スタッフさんにお話を伺いました。「当院では検査機器が豊富に取り揃っており、採血検査まで内部で完結させることができるため、スムーズな医療提供が可能です。現在、検査スタッフは私を含めて3名。スピード感を持って業務ができる環境なので、とても気に入っています」とのこと。

次は、リハビリテーション室へ。リハビリ科には、どんなスタッフが活躍していますか？「20代～30代が中心です。リハビリ科に限らず、どの部署にも20代～30代のスタッフが多いので、同世代の仲間と和気あいあいと仕事ができ、職種に関係なく仲が良いです」と、リハビリスタッフさん。確かに皆さん、とっても楽しそうです。

スタッフステーションでは、多職種カンファレンスが実施されていました。元院長・現名誉院長の幕内晴朗医師（写真最左）も参加されています。「スタッフ同士の仲が良く、誰とでもフランクに会話ができて、とても風通しの良い職場だと思います。皆で同じ方向へ進んでいけるので、患者様に寄り添った看護に注力できるんです」と、案内役の看護師さん。温かい人間関係が築かれていますね。

スタッフステーションの奥では、先輩ナースによる実地研修が行われていました。「中途入職の方のキャリアはさまざまなので、個別の指導計画を立てて、業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを行っています。経験豊かな実地指導者に加え、メンタルケアのためのサポートナースもいますので、学びやすい雰囲気だと思いますよ」。入職後は、所属する大坪会グループの新人研修も用意されているとのこと。

仕事の空き時間には職場のパソコンやiPadを利用し、「eラーニング」の学習が許可されているそうです。「各部署にiPadが配布されているので、勤務中に気になることを調べたり、院内研修の予習・復習をすることも。自宅や通勤時間にPCやスマホから学習できるだけでなく、勤務中にも活用できるので便利です」と、お2人。加えて2023年度からはキャリアラダーが導入され、自身に適したプログラムを選んで受けられるようになったとのこと。

つづいて、療養病棟の病室を案内していただきました。「長期療養目的の高齢患者様が中心なので、比較的容態は落ち着いていて、じっくりと向き合った看護を提供できます。認知症を抱えている方や、食事・入浴・排泄などの介助が必要な方も多く、介護スタッフとチームを組み、看護師も積極的に日常生活ケアに入っているんですよ」。患者様と関わる時間を多く持てるのは、療養病棟ならではですね。

お次は、最新の機械を備えた透析室へ。「透析ベッドは27台あり、外来と入院を合わせて約40名の透析患者様の治療にあたっています（2023年9月）。高齢化、合併症、重篤化などに対応していくため、オンラインHDF対応の透析装置を導入し、病棟では腹膜透析にも対応しています」と、臨床工学技士さん。新人さんへの機械操作指導は、臨床工学技士さんが中心となって丁寧に対応しているそうです。

つづいて、病院の近くにある保育室を見せていただきました。「子育て中の方は、日勤常勤・時短勤務・パート勤務から選択できるので、小さなお子さんを持つママさんもたくさん活躍しています。パート勤務の方には、勤務時間が6パターン用意され、ライフスタイルに合った働き方ができるように配慮されているんですよ」と、お2人。働き方の相談にも柔軟に対応してもらえるんですね！

最後は、入寮者も多いという看護師寮へご案内いただきました。病院からも調布駅からも近く家賃もお手頃なのに12畳という広さがあることにびっくり。案内役の看護師さんのお1人も実際に利用していて、他院の友達から羨ましがられるんだとか。「駅前にも近いため、仕事帰りにショッピングを楽しんでから帰ることもあります。単身者にとってはこれ以上ないほど便利なので、おすすめです」とのこと。本日はありがとうございました！