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医療法人社団 協友会 千葉愛友会記念病院

教育担当インタビューinterview

教育担当の“想い”がわかるコンテンツです。

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メイン写真
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看護師一人ひとりを
大切に育てていく環境づくり

Profile

看護係長上尾中央医科グループ(AMG)の看護学校を卒業後、1999年に「千葉愛友会記念病院」に入職し、10年働く中で教育に積極的に携わる。異動先のグループ病院でも、それまでの経験を活かして看護部の教育担当として4年間勤務。その後は母校であるAMGの看護学校の教員となり、5年ほど教壇に立つ。2018年、人事異動で再び「千葉愛友会記念病院」に赴任後は、看護部の新人教育部会・継続教育部会の活動や、病院全体の人材育成委員会の活動などに携わっている。

これまでの歩み

AMGの看護学校を卒業されたそうですね。

そうなんです。地元の看護学校に男子学生が在籍していなかったので、埼玉県に転居してAMGの看護学校に進学しました。当時はまだ、看護師=女性の仕事というイメージが強かったですが、母校の同級生40名のうち5名が男性だったので、その時代にしては男性がいたほうですね。私が学生の頃は卒後の就職先まで在学中に決められていて、「流山市ってどこにあるんだろう?」と思いながら当院に入職した思い出があります(笑)。

どんな新人時代を過ごしてきましたか?

卒後1年目に外科病棟から内科病棟へ異動を経験し、環境の変化に適応するのに必死だったせいか、新人時代の記憶ってほとんどないんです。唯一印象に残っていることと言えば、他部署の男性スタッフと仲良くなって、プライベートでも遊んでいたことでしょうか。特に、医事課や総務課の同期の男性職員とはよく出かけていましたね。

教育にはいつから携わっていますか?

卒後2年目には後輩指導を任されたので、それ以来ずっと携わっています。当院の看護部教育部会の立ち上げにも携わりましたし、異動先のグループ病院でも教育担当を任されていました。教育担当というポジションは自ら選んだわけではないですが、任された仕事に責任を持って取り組んできた結果、今につながっているという感じですね。

最近はキャリアを自分で切り拓くという風潮がスタンダードになったので、あまり参考にならないかもしれませんが、人事異動で看護学校の教員を経験したことも有益な時間でした。自宅から遠かったので、異動の話をいただいた時は「通勤が辛いな~」と思いましたけどね(笑)。でも、仕事は思い通りに進まないことのほうが多いですから、前向きに受け入れるしかないわけです。私の場合、自宅から離れた看護学校に5年間勤務したので、次の異動先は近い場所で…と人事部と交渉し、また当院に戻ってくることができました。

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現在の挑戦

教育に携わる上で心がけていることはありますか?

1回目の異動でグループ病院に赴任した際、看護部長から「先輩に大切に育てられた看護師は、患者様と後輩を大切にする看護師に育っていく」という言葉をもらい、常に心に留めています。現場でも研修でも説明会会場でも、いつも思い出すのはその言葉で、一人ひとりを大切に育てたいという気持ちが第一にあって、そのためにはどんな環境が必要だろう?と考えています。

当院の看護師には、病棟という小さなコミュニティではなく、病院レベル・地域レベルでリーダーシップを発揮できる人材を目指してほしいと考えています。たとえ当院を退職しても、当院で学んだこと・経験したことを糧にして、次の新しいステージでリーダーシップを発揮できる看護師になってほしいです。

私自身も地域の生活者の一人として、いつか患者という立場で当院のお世話になるかもしれませんし、当院の看護師に看取ってもらうかもしれないので、自分だったら、自分の大切な人だったらどんな関わりをしてほしいかを考えながら、日々の教育に携わっていますね。

教育担当者としての取り組みについて教えてください。

現在は臨床の場を離れ、教育専任係長という立場で、看護部や病院全体の教育活動に広く携わっています。看護部の教育は、新卒看護師を対象とする「新人教育部会」と、卒後2年目以降の看護師を対象とする「継続教育部会」に分かれているのが特徴。私は新人教育部会の責任者なので、新人研修の運営や職場定着支援などがメインの仕事ですが、継続教育部会のオブサーバーとして、2年目以降のスタッフの研修運営もサポートしたり、看護研究の支援や院内看護研究発表会の企画・運営なども行ったりしています。

また他にも、看護師・看護補助者ラダーの研修とレベルの管理や、eラーニングの受講管理、施設基準の研修の受講履歴管理、看護師国家資格不合格者への学習支援など、教育に関することは一通り関わっています。最近は、看護部長と一緒に看護師・看護補助者の求人活動にも取り組んでいて、病院見学・インターンシップの開催や、就職説明会や学校訪問にも出向いています。

新卒看護師には年2回のローテーション研修を実施しているそうですね。

ええ、4月と9月に開催し、院内のほぼ全ての部署を体験できる機会を提供しています。4月は配属部署を決める前に、新人の適材適所を見極める目的で実施していて、9月は仕事に慣れてきた頃に病院全体の流れを知ることと、新人のリフレッシュ期間にあてるという目的で実施しています。9月は疲れが溜まっている時期なので、ローテーション研修の3週間は自分の現場を離れられるようにして、早く帰って同期と遊んだり、勉強の時間にあてたりしてほしいと考えています。

教育についての詳細はコチラ

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求職者へのメッセージ

入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

当院では毎年10~15名の新卒看護師を迎えているのですが、採用人数が多過ぎないことから、先輩の目が届きやすいという魅力があります。各部署2~3名ずつの配属で、個々に合わせたきめ細かいOJTが実施されるため、あなたのペースで業務を覚えていけるはず。

また、当院のような中規模病院は部署の壁がなく、他職種の同期とも仲良くなれることがメリット。私は病院の人材育成委員会にも所属しているので、他部署の新人にも看護部の新人研修に参加していいよと声をかけ、みんなで学びを共有したり、交流を深めたりする時間を大事にしています。ぜひ当院で、信頼できる仲間づくりをしながら、看護を楽しんでほしいと思います。

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