多職種協働のチーム医療への取り組み

柏戸病院は、一般病棟、回復期リハビリテーション病棟、地域包括ケア病棟、
療養病棟と、幅広い病期に対応できる病棟編成となっており、退院後の生活を
サポートするデイケア、訪問看護ステーションも併設。
外来では7つの診療室を設けて多様な診療科目をカバーし、
24時間救急搬送を受け入れる救急外来も設置しています。

チーム医療を強化するため、薬剤科による点滴薬などのミキシング業務や
病棟薬剤師の配置、管理栄養士による食事指導、検査科による早朝採血業務など、
職種間の役割分担が明確で、看護師が本来の業務に専念しやすい環境です。
ICT（感染対策チーム）やNST（栄養サポートチーム）、PUT（褥瘡対策チーム）など、
多職種によるチーム活動も盛んで、職種を越えた意見交換がとても活発です。

また、電子カルテ導入後は、医療情報技師が運用サポートを担っていて、
電子カルテが未経験の新人さんに操作指導も行っています。

中途入職の方も安心して働けるよう、個別の指導計画を立案し、チェックリストを活用したマンツーマンのOJTを実施しています。

新人教育・継続教育の充実に向けて

看護部では、主任会が中心となって中途入職者への教育サポートの充実に
取り組んでいます。新卒者には、入職後1年間のプリセプター教育を採用し、
中途入職者には、経験年数に応じた個別の指導計画を立て、チェックリストに
基づくマンツーマンのOJTを実施。ブランクからの復職希望者には、
新卒同様の手厚い指導を行っているため、安心して働くことができます。

また、能力に合った学びを提供するため、「経年別研修プログラム」を確立。
特に、管理職のマネジメント力を重視し、主任以上には看護協会による
ファーストレベル研修の受講を促しています。必要な外部研修・学会には
日勤扱いで参加でき、費用も全額病院が負担。看護協会の年会費も
病院が半額負担し、興味に応じた外部研修の受講を推進しています。

2018年度からは「eラーニング」を導入し、自己学習もバックアップ。
看護部主催の研修・委員会は、基本的に勤務時間内に開催しているので、
子育て中でも無理なくスキルアップに励むことができます。

月2回開催している「師長会」の様子。管理職の部署を越えた協力体制を築き、より良い職場づくりに向けて話し合いを重ねています。

子育て中の働きやすさもしっかりサポート

新築リニューアルを機に、院内保育室を開設。
保育料は月1万円とリーズナブルで、お散歩や季節行事なども充実していて、
他職種やパート職員も利用することができます。

子育て中の方は、日勤常勤や時短勤務（小学校入学前まで）を希望する
こともでき、夜勤の回数・曜日の相談にも柔軟に対応してもらえて安心。
時間外業務はほとんどなく、日勤のスタートは9：00～なので、
お子さんを送り出してから出勤できるのも嬉しいポイントです。

看護部の産休・育休取得率は年々上がっていて、
ワークライフバランスの充実には更に力を入れていく方針。
2018年度は、有休消化率アップを目標に掲げ、
連休や長期休暇も取得しやすい職場を目指していきます。

家庭的な雰囲気の院内保育室。院内3階に設置しているので、何かあればいつでもお子さんの様子を見に行くことができます。