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医療法人社団 翠会 陽和病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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精神科看護のやりがいを感じ、
いきいきと働ける職場を目指します。

Profile

看護部長/砂道大介高校卒業後の進路に悩んでいた時、偶然、陽和病院の看護師募集広告を手にとる。進学から看護師の資格取得までをサポートしてもらえる「奨学金制度」の存在を知り、19歳で看護助手として入職。働きながら学校に通い、准看護師、看護師の資格を取得。病棟主任や病棟師長などの管理職を経て、医療安全管理者として専従活動にも従事。その後、副看護部長を経験し、入職31年目を迎えた2023年度に看護部長に就任。

これまでの歩み

看護師になったきっかけを教えてください。

母親が病気がちで、幼い頃から医療従事者に憧れていたのですが、親に負担をかけずに国家資格を取得する方法が分からず、高校卒業後もしばらく進路に悩んでいました。ある時、たまたま手にした求人広告が当院の看護師募集で、看護学生への支援制度があり、「こんな方法があったのか!」とすぐに入職を決めたんです。

こちらの病院で働きながら看護師資格を取得されたんですか?

ええ。入職後1年間は看護助手として働き、その後は准看護学校に2年間、看護学校に3年間通いました。夜間定時制の看護学校で、昼間は仕事で夜は勉強という日々が続き、体力的にも辛かったですが、なんとか乗り越えました(笑)。

そしてそれからずっと勤続されているのですね。

はい。資格を取得した時点では、しばらく働いたあとは転職などもするのかなと思っていたのですが…今年で入職31年目で、自分でも驚きです(笑)。看護師の資格取得後少しして管理職を任されて、頼りにされ期待されるようになると、辞めることなど考えなくなりましたね。やりがいがあり、何より当院の温かな雰囲気が大きいと思います。

テーマ1

現在の挑戦

こちらでは、新卒看護師や精神科未経験者も積極的に採用しているそうですね。

はい。看護部には卒後教育や精神科の基礎を学ぶ研修が充実しています。新卒者の場合、精神科に興味があっても技術習得のために一般病院を選びがちですが、当院には身体合併症に対応する特殊疾患病棟もあり、基礎的な看護技術も身に付けられる環境です。

ただ、私は、技術を身に付けることだけでなく、「安心感を与えるコミュニケーション術」や「信頼関係を築く関わり方」など、看護の本質に迫る教育も大事にしたいと考えていて、それらを学ぶには精神科がうってつけだと思っています。

精神科看護の魅力って、どんなところでしょうか。

患者様に、今後の人生を少しでも前向きに生きられるようなヒントや手助けを与えられることでしょうか。患者様の長い人生の中で、看護師と関わるのはほんのわずかな時間かもしれませんが、私たちとの関わりによってその後の生きにくさが少しでも改善されたら、すごく嬉しいですよね。入院当初は不穏な患者様でも、日々の関わりを通して穏やかに会話ができるように変化していく過程は、何度経験しても大きな喜びです。

こちらの看護部の特徴について教えてください。

当院の看護部の管理職は、外部から管理職経験者を採用するのではなく、院内で育成して登用しています。そのため現場と管理職の距離が近く、コミュニケーションが活発で、風通しの良い人間関係が築かれていると感じますね。

ただ、院内育成登用は業務体制やルールの変革が起きにくいという側面もあるので、「今のままで良いのかと疑問を持って課題を掘り起こすこと」を心がけています。例えば、看護方式や退院支援の流れなど、今のかたちがベストかどうかを随時管理職で話し合うようにしています。

テーマ2

職員への思い

看護部長として力を注いでいることはありますか?

症状が悪化した精神科患者様は、時に暴言・暴力がみられることもありますから、患者様とスタッフの安全を守れる体制づくりに力を注いでいます。私は患者様とのトラブルを経験して専従の医療安全管理者となった経緯もあり、精神科特有のリスクへの対策を考えています。

その一つが、患者様の安全と尊厳を守りながら暴力に対処する「CVPPP(包括的暴力防止プログラム)」の活用で、外部研修に積極的な参加を促しているため、看護部にはCVPPPトレーナーの資格保持者が12名ほど在籍しています。

スタッフに大切にして欲しいことはありますか?

心身の健康や私生活の充実を一番に大切にして欲しいです。質の高い看護を提供する土台として、スタッフの健康と笑顔は何よりも重要ですから、ワークライフバランスに十分配慮し、残業は月5時間以内で、希望休がほぼ100%通る職場を実現しています。

子育て中のスタッフも多いため、日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択を可能にしていて、男性職員の育休取得も推進しています。私にも子どもがいて、小さい頃は定時に上がって保育園のお迎えに行っていましたから、父親になった男性職員には積極的に育児に参加してほしいんですよね。

これから新しく入られる方にメッセージをお願いします。

働く仲間とはご縁があって巡り会えたと思っているので、そのご縁を大切に、一人ひとりの理想の働き方を支えていきたいです。

看護部では年2回の個人面談で目標管理を行っていて、個々が興味のある外部研修への参加や、精神科の認定看護師・専門看護師を目指す方も手厚くサポートしています。また、キャリア形成だけでなく、私生活の充実も応援していて、体調やメンタル、家庭の事情など、どんなことでも気軽に相談してもらえるような上司でありたいと思っています。

テーマ3

プライベートの過ごし方

のんびり過ごしたり、野球をしたり

子どもが大学進学して手が離れたので、休日は自宅でのんびり映画やドラマを鑑賞しています。当院は部活動が盛んで、私はランニング部に所属しているのですが…、最近はサボり気味で幽霊部員です(笑)。あと、地元の仲間と草野球チームを結成しています。チーム結成から約30年で、子どもへの世代交代が進んでいますが(笑)。

プライベート