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社会福祉法人 恩賜財団 済生会 支部千葉県済生会 千葉県済生会習志野病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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一人ひとりが理想の働き方を
実現できる職場づくり。

Profile

看護部長 認定看護管理者/森田かほる看護学校を卒業後、三次救急を担う県立病院に入職し、脳神経外科病棟に3年間勤務。退職後は「千葉県済生会習志野病院」の前身「旧 国立習志野病院(2001年に社会福祉法人済生会へ経営移譲となる)」に入職。引き続き興味のある脳外科領域の看護を深め、出産・育児を経験。子育てが落ち着いてから管理職に就き、一般教養もより深めていくため進学を決意し、2013年に放送大学 教養学部 生活と福祉を修了。2022年に看護部長に就任し、認定看護管理者資格を活かしてマネジメントに取り組んでいる。

これまでの歩み

新人時代の思い出を教えてください。

看護学校を卒業後、はじめて働いた職場は三次救急を担う県立病院の脳神経外科病棟でした。病院が決めた配属でしたが、どんどん脳外科看護の魅力に引き込まれて行き、もっと深めていきたい!と勉強を頑張った記憶があります。

一方で、なかなか理想の看護師像に近付けず、学生時代に想像していた以上に仕事の責任の重さを感じ、看護師に向いていないかも…と悩んだ時期もあります。

患者さんが回復していく姿は感動的ですが、その逆もあるわけで、人の命って本当に儚いものだと感じた経験もたくさんしました。脳外科の場合、一命をとりとめても重い後遺症が残ってしまったり、なかなか回復しなかったりする患者さんも多いですから、若い頃は葛藤の連続で、気持ちを切り替えるのが大変でした。

卒後4年目で職場を変えたきっかけは何でしたか?

勤務時間外の課題レポートの提出に追われる日々に疲弊していったからです。今振り返れば若気の至りかもしれませんが、「レポート何回書き直せばいいの~!」と、何度心の中で叫んだことか…(笑)。

そんな日々に3年間耐えたので、4年目からは自分の時間も大事にできる職場で働きたいと思いました。大好きな脳外科看護も極めていきたかったので、通える範囲で脳神経外科病棟を持つ病院を探す中で、当院の前身である「旧 国立習志野病院」を見つけて入職したんです。

脳外科看護のどんなところに魅力を感じていますか?

新人の頃は、リハビリを継続して「歩けるようになった!」「座れるようになった!」など、患者さんの回復を一緒に喜べるところに魅力を感じていました。でも長く携わっていると、片麻痺や嚥下障害、言語障害などの後遺症を抱える方にどう関わっていくべきかを深く考えるようになり、その方の今までの人生やこれからの生活を想像して看護を提供することにやりがいを感じるようになりました。

後遺症を抱える患者さんの多くは、急な身体の変化に戸惑いながらも、自分でできることを増やして今までの生活を再開したいと願っています。そのお手伝いをすることも脳外科看護の醍醐味で、私は患者さんとのコミュニケーションを何よりも大切にしてきました。いろいろな患者さんと接しているうちに、「ずっと病院の中で過ごす看護師って狭い世界で生きてるなぁ、もっと広い教養を身に付けて患者さんとの会話を楽しみたいなぁ」と思うようになり、働きながら学べる通信制大学に進学を決めたんです。

テーマ1

現在の挑戦

大切にしている看護方針について教えてください。

地域を支える基幹病院の看護師として、確かな技術と知識を持って看護を提供することです。患者さんを生活者として捉え、「その人らしさ」を尊重した看護を目指してほしいと思っています。また、看護は一人で行うものではなくチームで行うものですから、看護師同士はもちろん、他職種とのコミュニケーションも大事にしてほしいですね。

こちらの病院の看護の特徴を教えてください。

大きな特徴は、オリジナルの看護方式を採用している点でしょうか。より質が高く、安心・安全なケアを提供していけるよう、試行錯誤を重ねながら取り組んでいます。入院から退院まで一貫して看護を提供する「モジュール型継続受け持ち方式」をベースに、コーディネーター(業務調整役)を担う看護師を配置し、一部パートナーシップを取り入れて看護を展開しています。

「モジュール型継続受け持ち方式」の目的は、自律した実践力の高い看護師の育成ですが、個人の負担が多いところが欠点です。そこで、中堅以上の看護師がコーディネーターになって定期的に業務調整を行うことで、個人の仕事の抱え込みを防いでいます。また、病棟ごとに複数名で観察すべき患者さんを決めて、パートナーシップのペアで補完し合いながらケアを提供する体制を整えました。

看護方式を見直したことで、ケアの質の向上はもちろん、新入職員の安心や、残業削減などにつながっているので、今後も現場の意見を取り入れながらブラッシュアップしていきたいです。

看護部は教育体制がとても充実していますね。

ありがとうございます。教育では個別性を重視し、自分のペースで成長していける環境を整えていて、能力を段階的に評価してスキルアップを促すラダーシステムも導入しています。看護部長として、スタッフ一人ひとりの興味や仕事への価値観を尊重し、学習意欲を高める関わりを大事にしたいと考えています。

研修制度は、必須のラダー研修のほかにも、興味や役割に応じて選択できるスキルアップ研修・役割別研修・専門領域別研修があり、外部研修にも積極的な参加を推進しています。

私自身も、看護部長としてしっかり管理業務にあたれるよう、認定看護管理者の資格を取得しましたし、副看護部長・看護師長・看護主任の多くも認定看護管理者教育課程ファーストレベル・セカンドレベルを積極的に受講し、マネジメント能力を高めています

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組んでいることはありますか。

看護師のキャリアには幅広い選択肢がありますから、「こんな看護師になりたい」「こんな働き方がしたい」など、それぞれが理想とする働き方を実現できる職場づくりに取り組んでいます。

当院には、専門看護師・認定看護師・特定行為研修修了を目指す際のサポートがあり、現在は、感染症看護専門看護師が1名、認定看護師が10名(感染管理2名、緩和ケア1名、乳がん看護1名、がん化学療法看護1名、糖尿病看護1名、皮膚・排泄ケア1名、集中ケア2名、呼吸器疾患看護1名)在籍していて、その中には特定認定看護師が2名います(2025年1月)。今後もさまざまな領域のスペシャリストを育成したいと考えているので、キャリアアップに意欲的な方の入職は大歓迎です。

それから、私自身が仕事と子育ての両立に苦労したので、働くママ・パパの気持ちに寄り添い、子育て支援も充実させています。子育て中のスタッフの働き方はさまざまで、夜間保育を利用して夜勤に入っている方もいれば、お子さんが小さいうちは時短勤務を選んでいる方もいて、最近は男性看護師の育休取得率も上がっているんですよ。

どんな仲間を歓迎していますか。

コミュニケーションを大切に、仲間と協力して看護を考えていける人材です。円滑なコミュニケーションを図っていくにはポジティブさと想像力が重要ですから、ものごとを前向きに捉えられる方がいいですね。また、当院は時代や社会の変化に合わせてどんどん変わっていくので、そういった変化についてこられるかどうかも重視しています。

求職者へのメッセージをお願いします。

看護部は新卒採用が中心で、毎年30名ほど新卒看護師が入職するのですが、若手ばかりという印象はなく、20代から60代まで多様な人材が活躍しています。子育て世代や定年退職前後のプラチナナースもいきいきと活躍しているので、いろいろな先輩方の働き方を参考に、5年後、10年後のキャリアプランを考え、長く活躍してくれたら嬉しいです。

私は、看護師一人ひとりの力を合わせれば、患者さんにもっと良い看護を提供できると信じています。ぜひ一緒に、より良い看護を追求していきましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

趣味をのんびり満喫♪

ハワイアンキルトが趣味で、何も考えずに没頭できる時間が心地よく、休日は時間が許す限り針を持ってチクチクしています。あとは、ベランダ菜園で土いじりをしたり、最大の癒しを与えてくれる愛猫と戯れたり、のんびり過ごすことが多いです。

プライベート