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社会福祉法人 恩賜財団 済生会 支部東京都済生会 東京都済生会向島病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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より良い病院づくりを進め、
現場の要望を考え実現します。

Profile

看護部長/佐久間あゆみ幼少期から病院の雰囲気が好きで、好きな空間で働きたいと思い看護師を目指す。衛生看護科のある高校を卒業後、准看護師として働きながら看護師の資格を取得。新卒で手術室に配属され、厳しい環境の中で多様な経験を積む。妊娠・出産を経て、さまざまな部署で勤務。看護師長としてICUの立ち上げなどを担い、2015年に東京都済生会向島病院に看護部長として入職する。その後は働きながら大学院へ進学し、臨床教育について学びを深め、現在は現場の声を積極的に取り入れながらより良い病院づくりに力を注いでいる。

これまでの歩み

新卒で手術室に配属されたそうですね。

准看護師の資格を取得後に、看護学校に通いながら済生会グループの病院の病棟で働いていました。看護師の資格を取得してからも病棟で、と思っていたのですが、突如、手術室の配属になりました。

最初は、反省とため息の連続でしたね。厳しい指導を受けた経験は数えられないほどあります。「とにかくやるしかない」という状況でしたね。メモの取り方に工夫しながら必死に働いていたら、半年が経過したころで「あ、今日1回も注意されていない」と気付いたんです。その頃からは仕事を任せてもらえることも増えて、ようやく看護が楽しいと思うようになりました。

その後は妊娠・出産を経験しながら、約6年手術室で勤務しました。2人目を出産後は外来に異動し、以降もさまざまな部署で勤務してきました。

これまで働いてきた中で、印象深いエピソードや、看護師としての転機はありますか?

手術室で勤務していたときは、患者さんお一人おひとりとしっかり関わることを信念に働いていて、入職3~4年目のときに口腔外科の手術で関わった中学生の患者さんから感謝のお手紙をいただいたんです。手術室の看護師は患者さんの記憶に残ることが少ないのですが、「患者さんとしっかり関わる」というこれまでの心掛けが実を結んだんだなと感じ、印象に残っています。与えられた仕事を行うだけでなく、患者さんが求めていることを考えて行動することの大切さを実感しました。

30代になって、臨床教育を学ぶために大学院へ進学しました。同時期には、家庭の問題で心を痛めてしまった同僚との関わりがあったり、私自身も子育てとの両立に難しさを感じていたりしていたので、「後輩には同じ思いをさせたくない」と思うようになり、管理の道へ進むことを決めました。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院に入職したきっかけを教えてください。

以前は愛知県の病院で勤務していたのですが、学会などでお世話になっていた方から、「来年は東京で看護部長しない?」と突然の依頼を受けました。ずっと急性期病院で働いていたので、地域密着型の病院で働くことに不安はありましたが、「看護はどんな領域でも一緒でしょ。まずは院長と会って話をしてみなさい」と言われ、何度か東京へ足を運び、家族とも相談した結果、看護部長としてこちらに入職することを決めました。

看護部長としてどのようなことに取り組んでいますか?

看護部長だからこそできることを考えて、業務改善に取り組んでいます。最近は、患者さんがストレスなく過ごせて、看護師の業務負担軽減も実現できる「スマートベッドシステム」を導入しました。

また、現在は「何に対して困っているのか」「何が原因で忙しく感じるのか」「どうしたら効率良くできるか」と考え、患者さんの重症度・スタッフのパフォーマンス力などを計算して業務量を数値化する取り組みを行っています。

こちらではどんな経験が積めますか?

患者さんのおおよそ7割以上が75歳を越えているので、高齢患者さんへの対応力が身につけられる環境です。医療依存度はそこまで高くないのですが、介護度は高く、複数の疾患を持つ患者さんが多いので、患者さんの疾患や生活背景から療養上の課題を見つけ、ご家族との関わりを通して、お一人おひとりにとって必要なことを提供していくので、看護師としての視点を養っていくこともできます。

テーマ2

求職者へのメッセージ

看護部長として大切にしていることはありますか?

いつもご機嫌でいることです。人間なので体調が良くないときや悩みを抱えるときもありますが、それでもいつも変わらずに笑顔でいることは大切だと思っています。とはいえ、ニコニコしているだけでなく、現場が求めていることを実現することも大切にしていて、その中には私にしかできないこともあると思っています。スタッフの顔を思い浮かべながら、難しいと感じることにも取り組む姿勢を大事にしています。

どんな仲間と一緒に働きたいですか?

私は、今までの決められた方法よりも良い方法があるならどんどんトライしていきたいと考えているので、「より良くしていきたい」という気持ちを持って、共に職場づくりをしてくれる方に来てもらいたいです。

当院は全102床という中規模の病院なので出た意見はすぐに取り入れられる環境ですし、「うちのやり方でやってください」ということもないので、これまでの経験を活かして新しい方法にチャレンジしていきたいという方には向いていると思います。

求職者の方へメッセージをお願いします。

介護度も高く、緊急入院を受け入れることもあり、余裕を持って関わることが難しいと感じる場面もあると思います。その中で時間を見出して、1分でも2分でも患者さんと目線を合わせ、話を聞く、そんな姿勢を大切にしてほしいです。表情や言葉から様子をくみ取り、患者さんそれぞれに必要な方法・時間で手を差し伸べられるようになってほしいですね。

当院は、ワークライフバランスを大切にしているので残業が少なく、希望のお休みも可能な限り取得してほしいと思っています。ママさんやパパさんもたくさん活躍しています。家庭やプライベートを大切にしながら、専門職としてのやりがいも感じてもらえる、そんな病院を一緒に作っていけたらと思います。

テーマ3

プライベートの過ごし方

人と会って刺激を得たり、自宅でのんびり過ごしたり★

オフの日は、研修に参加したり恩師や同窓生に会ったりして刺激を得るときもあれば、家族と家でのんびり過ごすときもあります。生地から作ってパンを焼いたり、お酒に合うおつまみを作って子ども(お酒が飲める年齢です)と乾杯して少し飲みすぎてしまったり(笑)。職場とは違う、ちょっとダメな姿になれることもリフレッシュに繋がっていますね。

プライベート