働きやすさが整っている職場だと、ライフスタイルに変化があっても長く働けそうですよね。幅広い医療サービスを展開する「武蔵嵐山病院」では、スタッフ一人ひとりを大切に考え、私生活の充実もスキルアップも応援しているとのこと。また、子育て中のママさん・パパさんが多く活躍していて、結婚・出産を控えた20~30代の看護師の入職も増えているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見つけてきます。
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 埼玉県東松山市/つきのわ駅
- 病床数
- 157床(一般病棟43床<内、地域包括病床10床>、療養病棟58床、回復期リハビリテーション病棟56床)
玄関
「武蔵嵐山病院」へのアクセスは、東武東上線「つきのわ駅」西口徒歩7分。マイカー通勤もOKで、無料の職員用駐車場が完備されています。玄関では、入職3年目の一般病棟配属の看護師さんが迎えてくれました。「ようこそ!今日は当院で働く魅力をたっぷりご紹介しますね」。
病棟
まずは、ママさんたちにお会いしました。「当院には、妊活から応援する『妊活休暇制度』があり、妊娠後は初期から無理のないように勤務内容を見直してもらえます。『保育料補助制度』があるほか、子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務が選べて、短時間のパート勤務は生活に合わせて勤務時間を選べます。子どもの急な体調不良によるお休みにも快く対応してもらえて、ありがたいです」と、ママさんたち。
スタッフステーション
スタッフステーションを覗くと、多職種カンファレンスが行われていました。「在宅復帰後も安心・安全な生活を送っていただけるよう、多職種で早期から退院支援に取り組み、常時70~80%の在宅復帰率を維持しています。当院には、通所リハビリ・訪問看護ステーション・居宅介護支援事業所などもあり、病棟と密に連携を図りながら、地域の高齢者の方の暮らしを支える仕組みを整えています」と、皆さん。
スタッフステーション
一角では先輩による指導風景が。「新卒者にも中途入職者にも、業務に慣れるまでプリセプターが付いて、マンツーマンのOJTを行っています。技術チェックリストを用いて個々の状況に合わせた指導を行うほか、指導期間は毎回業務後に振り返りを行い、相談しやすい環境をつくっています。どの病棟も『みんなで新人さんを育てていこう』という雰囲気があるので、第二新卒の方やブランクのある方も安心してくださいね」。
スタッフステーション
つづいて、教育委員会所属の一般病棟の師長にお会いし、研修予定表を見せていただきました。「院内研修は、教育委員会が1年間の研修計画を立てて、毎月実施しています。透析室→透析に関する研修、一般病棟→人工呼吸器に関する研修、医療療養病棟→退院支援に関する研修など、各部署主催の研修も定期開催していて、興味のある研修に参加できます。外部講師を招いた講義も積極的に行っているので、スキルアップしやすいです」と、師長。
デイルーム
病棟のデイルームでは、ケアワーカーさんが患者様と向き合っていました。「入院中の生活支援や身体介助を担うケアワーカーは、無資格・未経験で入職できて、働きながら介護の資格取得も可能です。ケアワーカー対象の勉強会を充実させて、キャリア支援も手厚く行っているので、ケアワーカーの約8割が介護福祉士の資格を有しています(2024年7月)」と、看護師さん。
リハビリ室
お次は、リハビリ室へ。「リハビリ室は1F・3F・4Fにあり、地域の自然を眺めながらリハビリに取り組める環境は、患者様からも好評です。当院のリハビリ対象疾患は、運動器と脳血管疾患が中心ですが、透析患者様の運動療法や退院前相談なども行っていて、専門知識も身に付きます。また、2023年度からは『心リハチーム』を結成し、最新の設備を導入して、心臓リハビリも行っています」。さまざまなリハビリを経験できるんですね。
透析センター
つづいて伺った透析センターは、広々としていて明るい空間です。「透析センターでは、44台の最新の透析機器を備え、1日3クールの治療に対応しています。外来透析・入院透析に加えて、関連の4つの外来透析クリニックの入院・シャント関連オペを受け入れているんです。透析室の看護師は手術室の業務も兼務して行っていて、ベテラン看護師が多く活躍しています」。
病室
病室では、特定行為研修を修了した看護師さんが創傷処置を行っていました。「当院は、費用の一部をサポートするなどの資格取得支援を用意して、スペシャリストを目指したい方を積極的に応援しています。特定看護師・呼吸療法認定士など、看護部にもリハビリテーション部にも多様なスペシャリストがいて、資格取得後の活躍の場もしっかりありますよ。今後、感染管理認定看護師に挑戦予定のスタッフもいます」と、看護師さん。
病室
ほかの病室では、看護師さんたちが連携しています。「当院では、スタッフのお休みなどで人員が足りないときなどに、他病棟から応援に来てもらう『病棟内リリーフ制度』を敷いています。リリーフに行くスタッフは事前に声を掛けて決めますし、リリーフ先の病棟の業務内容などをしっかり指示をした上で業務に取り組んでもらうようにしています。人手が足りなくて大変ということがないように皆で協力しているんです」。
廊下
最後は、多職種の皆さんにお会いできました。働きやすさについて教えてください。「年間休日が120日以上あり、有休も積極的に取得できるので、プライベートを大切にできます。緊急入院が入っても皆で協力しているので、残業も少なめです。また、希望休の月の申請日数は3日までですが、お子さんの用事などで足りない場合は柔軟に対応してもらえるので、育児中の方も働きやすい環境です」と、皆さん。今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。スキルアップも私生活も大事にできる病院、いかがでしたか?
- 外来・3つの病棟・手術室・透析センター・在宅支援部門など、幅広い活躍の場があり、興味のある領域を深めていきたい方にぴったりな職場でした。部署全体で新人育成に注力していることに加え、興味のある研修に積極的に参加できる環境なので、スキルアップがしやすいです。年間休日の充実や残業時間の削減など、プライベートも大切にできるのは、魅力だと思いました。
――子育てとの両立はいかがですか?
- 育児との両立に協力的な病院なので、子育て中のママさん・パパさんが多く活躍していました。産休・育休取得後の復帰率はほぼ100%で、男性スタッフの育児参加にも協力的です。妊娠前からサポートする「妊活休暇制度」もスタッフさんから好評で、利用している方も多いのだとか。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護部長としては、認定看護師などのスペシャリストをさらに増やしていきたいとのこと。現在、特定看護師が活躍していて、今後もさまざまな領域に精通したスタッフを育成したいそうです。
――最後に、ここだけの話を一つお願いします。
- 病院周辺は自然が多く、のびのびと仕事ができそうな立地でした。最寄り駅が近く、車でのアクセスも良いです。スタッフの皆さんは、「自然が多くて働きやすいです。池袋まで電車1本で行けるのも便利です」とおっしゃっていました。
私生活を大事にしながら、スキルアップも目指したい方
結婚・出産などのライフイベントを大切にしながら働きたい方