「東船橋病院」へのアクセスは、新京成線「高根木戸駅」から徒歩10分。新京成線・東葉高速鉄道「北習志野駅」からも歩いて15分ほどで、駅前からは病院近くの「公園前」バス停へのバスも出ているそうです。玄関で迎えてくれたのは、リハビリテーション科の主任を務める言語聴覚士さん。「ようこそ！今日は自慢の職場をたっぷりとご紹介しますね」。

まずは、リハビリテーション室へ。とても広くて明るい空間ですね。「そうなんです。こちらでは入院中のリハビリだけでなく、外来リハビリや通所リハビリにも対応していて、通院が難しい方には訪問リハビリも提案しています。当院は在宅支援にも力を注いでいるので、入院されていた方の退院後の生活の様子を知ることもでき、長いお付き合いをさせていただいている患者様がたくさんいるんですよ」。

お次は、リハビリテーション科の課長代理を務める言語聴覚士さんにお会いしました。セラピストは何名在籍していますか？「PT・OT・ST合わせて約50名で、内STが9名と手厚いのが特徴です（2024年9月）。当院の強みは脳外科なので、約7割の入院患者様が脳血管疾患のリハビリ対象で、高齢患者様が大半を占めているため、嚥下障害の評価を行うVF（嚥下造影検査）を積極的に実施し、誤嚥を防ぐ訓練にも力を注いでいます」。

スタッフルームの一角で、実習指導者資格を持つセラピストさんが学生さんの指導にあたっていました。「当院の実習は臨床参加型で、こんなふうに振り返りまで丁寧に行っているので、実習がきっかけで入職する新卒セラピストも多いんですよ」と、言語聴覚士さん。キャリア支援が手厚いため、実習指導者以外にも、認定理学療法士や呼吸療法認定士など、興味のある資格を取得したセラピストさんが複数いるそうです。

病棟のスタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「質の高いチーム医療を実践するため、定期的に医師・看護師・セラピスト・薬剤師・相談員などが集まり、意見交換や情報共有を行う時間を大切にしています。家庭的な規模の病院なので部署の垣根がなく、他部署の新人さんの業務フォローにも職種に関係なく入っています」と、皆さん。職種間の距離が近いのですね。

つづいて、市原看護部長にお会いしました。「私は2024年度に看護部長に就任したばかりで、より魅力的な看護部を目指して教育を中心に改革を進めています。以前勤務していた病院では『フィッシュ哲学』を用いて職場の活性化に取り組んできたので、当院でもスタッフ一人ひとりが仕事や学びを楽しみ、笑顔・挨拶・思いやりを大切にできるチームをつくっていきたいです」と、看護部長。

つづいて、新人看護師さんへの指導風景を見学しました。「入職後は、業務に慣れるまでプリセプターの先輩が付き、キャリアやペースに合わせたマンツーマンのOJTを行っています。現在の看護部は中途採用がメインですが、卒後教育プログラムを充実させて、今後は新卒・第二新卒者の採用にも力を注ぐ方針です」と、看護師さん。

お次は、手術室を案内してくれました。「最も多いのは脳外科の手術ですが、2021年の『脊椎脊髄外科センター』の開設を機に脊椎脊髄疾患の手術も増え、最近では外科の手術も増えているので、忙しい時は病棟から応援スタッフを呼ぶこともあります」と、手術室看護師さん。SCU（脳卒中ユニット）を設け、緊急手術にも積極的に対応しているため、手術室の拡張や手術室看護師の増員も検討しているのだとか。

つづいて、2024年度内に開設予定の新病棟を案内してくれました。どんな病棟になる予定ですか？「28床の回復期病棟を開設予定です。内装は薄いピンクや淡いベージュ系の落ち着いた雰囲気となっていますので、そのカラーのとおりの温かい看護・温かいリハビリを、患者様に提供していく方針です」。

つづいて、24時間対応の保育室へ。子育て中のスタッフも活躍していますか？「ええ、看護部にもリハビリテーション科にも子育て世代が多く、最近はパパさんセラピストが増え、男性も育休を取得しやすい体制が整っています。お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能ですし、お子さんの急な体調不良や行事によるお休みにも理解のある職場ですよ」。それは安心です。

最後は、多職種の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか？「どの部署も残業はほとんどなく、有休消化率はほぼ100％で、とても働きやすい環境が整っています。お休みの希望が通りやすいので家庭やプライベートを大切にできますし、事前に相談すれば長期休暇も取得OKで、のんびり旅行や帰省を楽しむスタッフも多いです」と、皆さん。魅力的な職場ですね！今日はありがとうございました。