仕事と家庭の両立に悩んだ時、夜勤のない職場に転職するのも1つの手段です。 でも、いくら自由な時間が増えても、「やりがい」を感じない職場はつまらないですよね。さまざまな心の病気と向き合う「大宮すずのきクリニック」は、夜勤なし・残業少なめ・日曜休みと、働きやすさが整った職場。事業展開も幅広く、精神科外来・認知症デイケア・精神科デイケア・復職支援デイケアと、活躍の場がいっぱいです。さっそく見学に行って、仕事のやりがいを見つけてきます!
- 形 態
- クリニック
- 所在地
- 埼玉県さいたま市北区/土呂駅
玄関
JR「土呂駅」西口から、国道17号方面へ歩くこと約15分。交差点「警察学校入口」の左斜め前に、オレンジ色の外観をした「大宮すずのきクリニック」が見えてきました。JR「大宮駅」東口からバス便が多く出ているそうで、バス通勤も便利なようです。玄関で迎えてくれたのは、介護スタッフさん。「ようこそ!今日は私たちの職場の魅力をたっぷりご紹介しますね」。
外来
玄関を入った1階は、落ち着いた雰囲気の外来フロア。1日どれくらいの患者様が来院されるんですか?「2診体制の日は、80〜90名の患者様が来院されます。病床はありませんが、入院治療が必要な場合は、関連病院の『久喜すずのき病院』が迅速に受け入れてくれるんです」とのと。仕事内容は一般のクリニックと差はないそうで、入職後に精神科の専門知識を学べば十分だそうです。
認知症デイケア
つづいて、2階の重度認知症患者デイケアにやってきました。とても活気がありますね。「50代から100歳近くの方まで、1日約50~60名の方が参加しています。『けやき』『いちょう』の2エリアで構成されていて、午後のプログラムは選択制で、双方を自由に行き来できます。また、デイケア参加中に診察・処方が受けられるので、ご家族の負担軽減にも繋がっています」。
認知症デイケア
「コロナ禍で休止していた音楽療法やカラオケが復活しました。ほかにも、ボクササイズ、パステル画、メイク&フェイスマッサージ、リフレッシュ体操、ちぎり絵、工作、フィットネス(バレトン)と、バラエティに富んだプログラムをご用意しています」と介護スタッフさん。「みんなでケーキを食べてお祝いするお誕生日会や、季節の行事など、イベントにも力を入れています。利用者様の笑顔が見えるので、とてもやりがいがありますよ」。
ベランダ
ベランダの家庭菜園も、スタッフのアイディアが形になった事例の1つ。「外部の講師の方にお願いをして『園芸プログラム』を担当してもらっています。利用者様に参加していただくプログラムの企画は、介護スタッフだけに任せず、全職種で関わるようにしているんですよ」。家庭菜園の定期的な手入れ・水やりは、精神科デイケアの「ひまわり農園メンバー」が行っているそうです。
精神科デイケア
お次は、3階の「精神科デイケア ひまわり」へ。「こちらでは、人間関係が上手くいかない・友達がほしい・就労したい・相談相手がほしいなど、さまざまな思いや悩みを持っている方々が集まり、プログラムを通して多くの人と交流しながら、病気と上手く付き合う方法を身に付けていきます。ウォーキングやBBQ等の院外活動や、地域活動支援センター『ベルベッキオ』と合同のアートプログラムなど、活動は院内にとどまりません」。
居宅介護支援事業所
クリニックの2軒隣の居宅介護支援事業所「介護プランすずのき大宮」に伺いました。「こちらには6名のケアマネジャーが在籍しています。当院のケアワーカーからケアマネージャーになったスタッフも多く、連携が取りやすいです」と、介護スタッフさん。
浴室
浴室を覗くと、入浴介助を終えたスタッフの皆さんが後片付けをしていました。「デイケアの1日は、入浴と送迎の時間帯が一番慌ただしくなるんです。だから、短時間だけお手伝いをしてもらえる専属パート職員を採用して、タイムスケージュール通りにサービスを提供できるよう工夫しています」。それは良い取り組みですね!
玄関
帰りの送迎時間が近付くと、ドライバーさんと送迎助手さんが玄関先に待機していました。「認知症デイケアには、毎日70名近い利用者様が訪れるので、ドライバーさんや送迎助手さんのサポートには本当に感謝しています。看護師は、連絡ノートやカルテ記載などの事務作業に落ち着いて取り組むことができる上に、ほぼ毎日定時の17時半に退勤できるんです」と、介護スタッフさん。
復職支援デイケア
つづいて「復職支援デイケア クローバー」にやってきました。どんなことをするところですか?「うつ病などが原因で仕事を休職されている方を対象に、看護師、作業療法士、臨床心理士が力を合わせて、職場復帰や再発予防につながるプログラムを実施しています。1日定員は20名と家庭的な規模で、3~6ヶ月程度の利用を目安に、復職をサポートしています」。復職支援専門の医療デイケアは、近隣でも珍しいのだとか。
フロア
最後は、多職種の皆さんが見送ってくれました。一般的なクリニックよりも、多くの経験が積めそうな職場ですね。「そうですね。今後は、精神疾患や認知症ケアをより深く学んでいけるよう、教育体制を充実させていく方針です。そして、地域の皆様に『利用して良かった』『ここで働いて良かった』と感じていただけるクリニック作りを目指していきます」とのこと。今日はありがとうございました。
帰り道
- ――お疲れさまでした。働きやすさとやりがいが揃ったクリニック、いかがでしたか。
- さまざまな事業サービスを展開しているだけあって、とても活気のある職場でした。精神科看護の知識だけでなく、日常生活介助やリハビリなど、専門外のことも幅広く学びたい方にはとってもオススメ!家庭を持っている方も多く、イキイキと活躍されていましたよ。
- ――見学をしていて、印象に残ったことを教えてください。
- スタッフのアイディアをどんどん形にしているところが、素晴らしいなと感じました。看護師も、イベントやリハビリプログラムに対する意見や提案を求めらるそうで、「多職種が連携して働く」という言葉がぴったりの職場でした。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 「担当以外の仕事はやりたくない」という方には、合わない職場だと思います。看護師も、作業療法士も、精神保健福祉士も、専門性を発揮しながらも、介護スタッフの仕事をサポートするのは当たり前という意識を持っていました。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 関連病院の「久喜すずのき病院」は、全国有数の実績を誇る精神科病院なので、「学べる環境」や「働く上での安定感」は抜群だそうです。今後は、教育面の連携を更に強化していく方針だそうで、プライベートを大切にしながらも、日々成長を実感しながら働ける職場だと思います。
自分の時間も、キャリアアップも、どちらも手に入れたい方
他職種と対等で、チームワークの良い職場で働きたい方