家族との時間やプライベートの時間を増やすために、働き方を見直したいと考える方は多いのではないでしょうか。関東を中心に多くの病院・介護施設を展開する大坪会グループの「東都三軒茶屋リハビリテーション病院」では、高いモチベーションでスタッフが仕事に取り組めるようにオフの充実を重視しているとのこと。また、無理のない業務量で心に余裕を持って看護ができ、現場はいつも穏やかなムードで人間関係も良好なのだそうです。さっそく見学に行って、その実態をチェックしてきます!
- 形 態
- リハビリテーション病院
- 所在地
- 東京都世田谷区/三軒茶屋駅
- 病床数
- 157床(回復期リハビリテーション58床 医療保険適用療養99床)
玄関
「東都三軒茶屋リハビリテーション病院」へのアクセスは、「三軒茶屋駅」から徒歩約8分。周辺にはメディアやSNSで話題のショップが多く、住みたい街としても人気です。玄関で迎えてくれたのは、療養病棟で働く看護師のお2人。「『三軒茶屋駅』からは渋谷・表参道・二子玉川駅まで10分以内でアクセスできて、利便性抜群です。当院は残業がほとんどないので、仕事の後に同僚とゴハンに行ったり、買い物を楽しんだりしています」。
リハビリ棟
敷地内に、全面ガラス張りの近代的な建物を発見。こちらは一体何ですか?「2020年に増築したリハビリ棟です。正面玄関がある本館には、回復期リハビリテーション病棟(58床)と、2つの療養病棟(99床)の入院設備があり、こちらのリハビリ棟には、1Fと2Fに広いリハビリテーション室を完備しています。リハビリ棟の3Fは職員用フロアで、研修・会議・休憩などで利用する多目的ルームが完備されているんですよ」と、お2人。
受付・待合室
まずは受付・待合室で小川看護部長にお会いしました。「私は2023年4月に赴任し、病院や地域についてまだ勉強中の身ですが、いつも笑顔で明るい職員たちに支えられています。当院の一番の自慢は、人間関係が温かく、現場がいつも和気あいあいとしていること。また、急性期病院と比べると時間の流れがゆっくりで、新人教育に時間をかけやすいので、回復期や療養病棟が未経験の方やブランクのある方も歓迎しています」と、看護部長。
オンライン研修の様子
つづいて、オンライン研修の様子を見学させていただきました。「看護部では研修も業務の一環として考え、看護協会などの外部機関が配信するオンライン研修を、業務時間内に職場のパソコンから受講できます。新型コロナの影響で外部研修に参加しにくい状況が続いていますが、オンライン研修を通して最新の知識を得やすい環境を整えているんですよ」と、お2人。
大坪会グループ三軒茶屋地区の看護職募集案内
お次は、大坪会グループの三軒茶屋地区合同の看護職募集案内を見せていただきました。「世田谷区内には当院と『三軒茶屋病院』『三軒茶屋第一病院』『青葉病院』があり、密な連携体制を構築しています。また、法人合同の福利厚生や子育てサポートとして、保養所・独身寮・保育室などが整っていて、特に独身寮はリーズナブルな家賃で大人気です」と、お2人。独身寮は全職種利用可能で、三軒茶屋駅周辺に十数カ所もあるとのこと。
リハビリ室
広くて明るいリハビリ室には、最新の訓練機器が充実していました。「以前は一般病棟と療養病棟のケアミックス型病院でしたが、地域に急性期治療後のリハビリを受け入れる病院が不足していたため、回復期リハビリ病棟を立ち上げて新体制となりました。リハビリ科には約40名のセラピストが在籍し(2023年3月)、患者様一人ひとりの目標に合わせたリハビリを365日体制で提供し、常時80%以上の在宅復帰率を維持しています」。
リハビリ室
リハビリ室の一角で、理学療法士さんが患者様と向き合っていました。リハビリ科にはどんなスタッフが在籍していますか?「スタッフの年齢・性別・キャリアなどはさまざまですが、ワークライフバランスを大切に考えてくれる職場なので、子育て中のママさん・パパさんが複数名活躍しています。副主任もパパさんで、現在は育休を取得しているんですよ」と、理学療法士さん。看護部でも、男性スタッフの育休取得を推進しているそうです。
療養病棟
つづいて、療養病棟の病室へ。「私たちは以前は忙しい急性期の病院に勤務していて、残業が当たり前の毎日に疲弊してしまい、働きやすさを求めて当院に転職しました。ゆったりとした時間が流れる療養病棟では、患者様一人ひとりとじっくり向き合った看護を提供できますし、体力的にも精神的にも負担が少ない環境なので、心にゆとりが生まれやすく、質の高いケアの提供や円満な人間関係の構築ができています」。
カンファレンスの様子
つづいて、カンファレンスを見学させていただきました。中村院長(写真中央)を中心に、多職種で退院後の支援について検討しています。「回復期の患者様に対しては、入院早期から退院支援に介入し、チーム医療でスムーズな在宅移行を実現しています。入院患者様は地域に暮らす高齢者の方が大半で、退院後はデイケアや訪問看護などの在宅サービスが必要なケースも多く、職種を問わず介護の知識を学んでいるんです」。
透析室
お次は、透析室を案内していただきました。「当院では、回復期リハビリテーションの対象者で、透析治療を必要としている患者様の入院を受け入れていくため、最新の透析機械を4台導入し、病棟看護師が透析手技や看護技術を身に付けています。専門的な知識や経験を持つ医師や臨床工学技士から指導やアドバイスを受けて、透析の必要な患者様が集中的なリハビリに取り組めるよう努めています」と、お2人。
廊下
最後は、看護部の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「とても働きやすい職場です。毎日ほぼ定時に退勤できることはもちろん、出勤も始業10~15分前でOKですし、お昼休みも夜勤時の仮眠もしっかり取ることができます。また、休みの希望がほぼ100%通るので、プライベートの予定を立てやすく、結婚・出産後も安心して働ける職場です」と、皆さん。とても魅力的な勤務環境ですね!今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。自分や家族のための時間を大切にできる病院、いかがでしたか?
- 残業・早出などの時間外労働がほぼゼロなので、家庭を持つ方やプライベートを充実させたい方には特におすすめの職場です。現場に慌ただしさがなく、マイペースに働ける環境で、一人ひとりの患者様とじっくり向き合える点も魅力でした。
――見学をしていて、印象に残ったことはありますか?
- 看護部では実習指導者を育成し、2022年度より看護実習の受け入れをスタートしたそうです。今後も実習指導者の人数を増やし、毎年継続して実習を受け入れていく方針だそうで、いずれは新卒採用も開始できるように準備を進めているとのこと。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 急性期の現場で看護技術を磨きたい方には合わない職場かもしれません。入院患者様は急性期の治療を終えた方が中心で、比較的容態が落ち着いており、看護師も生活リハビリや日常生活支援に積極的に介入しているんだとか。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 「三軒茶屋駅」徒歩約8分という立地はスタッフの皆さんに大人気で、立地が入職の決め手になったという方もいらっしゃいました。仕事帰りは、渋谷・表参道・二子玉川などでショッピングを楽しんだり、下北沢で食事や演劇を楽しんだり、プライベートを満喫している方が多かったです。
家庭やプライベートを大切にしながら、長く働き続けたい方
回復期~維持期のリハビリに興味があり、チーム医療を学びたい方