患者様一人ひとりと丁寧に向き合い、顔の見える看護やリハビリを行いたいと思う方は多いですよね。朝霞市で地域への医療貢献に積極的に取り組む「塩味病院」では、隣接する関連の老健や特養などとの連携により、多面的な支援を行っていて、患者様にじっくりと向き合える環境が整っているとのこと。さっそく見学に行ってみましょう!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 埼玉県朝霞市/朝霞駅
- 病床数
- 77床(一般44床、回復期リハ33床)
玄関
「塩味病院」へのアクセスは、東武東上線「朝霞駅」から徒歩15分。駅から出ている国際興業バスも利用することができ、「旭通り」のバス停下車後徒歩5分で到着することができました。周辺は緑も多く、近くには大きな公園もある自然豊かな立地です。玄関で出迎えて下さったのは、受付・会計業務を担当されている医事課スタッフさん。本日はよろしくお願いします!
外来待合室
まずご案内いただいたのは、1階にある外来待合室。明るくて安心感のある空間ですね。「地域密着型の病院なので、日頃から近隣の多くの患者様に外来診療や健康診断にご利用いただいています。2025年春には近隣への新築移転を予定しているため、さらにきれいな待合室で患者様をお出迎えできるようになることが、今から楽しみです」と、医事課スタッフさん。
廊下
「関連施設についてご説明しますね」と、掲示されている航空写真パネルを見せてくれました。「近隣に、老健や介護付き老人ホーム、特養、地域包括支援センター、サ高住といった関連施設が立ち並んでいます。当院はすべての施設と連携しているため、治療が必要となった方を切れ目なしに一貫してケアすることができます。これはよそにない当院の特徴だと思います」。心強い体制ですね。
スタッフステーション前
スタッフステーションにやってきました。「当院には一般病床と回復期リハビリテーション病床があります。現在は全77床ですが、2025年春には全100床体制でのオープンを予定しています」。病院が拡大すると、看護師やセラピストの活躍の場が広がりそうです。
スタッフステーション
「ちょうどプリセプターによる新人教育を行っているようですね。少し覗いてみましょう」とのご案内のもと、スタッフステーションの中へ。研修中の様子は真剣ながら、丁寧で穏やかな雰囲気です。「当院では教育担当であるプリセプターのもと、その人のスキル習得状況に合わせた個別指導を組むようにしています。院内研修も定期的に行っていて、職員の希望に沿った内容も取り入れています」。
廊下
廊下に数人のスタッフさんが集まっています。一体何をしているんですか?「同じ患者様を担当している看護科とリハビリ科のスタッフが、情報を共有しているところです。当院では部署間の関わりが深く、コミュニケーションを取りながら業務を進めているので、日頃からこうして時間を見つけては情報共有を行っています」。和気あいあいとした雰囲気で、笑顔のあふれる連携風景です。
職員食堂
次は、職員食堂へ案内していただきました。開放感のあるスペースですね。「ランチの時間帯や休憩時には、ほとんどの人がこの食堂を使ってリフレッシュしています。お弁当を持ち込んで食べているスタッフもいますが、希望者には栄養バランスの取れた昼食をリーズナブルな価格で提供しています。美味しいと評判なんですよ」と、医事課スタッフさん。自分の身体にも配慮できるのは嬉しいですね。
リハビリテーション室
つづいて、リハビリテーション室を見せていただきました。回復期リハビリに力を入れている塩味病院では、病院3階にあるリハ室のほか、近くにある老健1階の広々としたリハ室も併用しながら、患者様の状況に合わせたリハビリを実施しているとのこと。「自立度も患者様によってまちまちなので、相手の目線に立ったリハビリに挑戦したい方には最適な職場環境です」と、医事課スタッフさん。
リハビリテーション室
「入職2年目の作業療法士さんがいるので、少し話を聞いてみましょうか」と呼んでくださいました。職場の好きなところはどんなところですか?「私は実習で塩味病院にお世話になって、見学で伺ったほかの病院に比べて、スタッフのみなさんの雰囲気がとてもよかったんです。実際に入職してみても、みなさんの度量が大きく、チームワーク良く働けているという感覚があります」。
リハビリテーション室
リハビリ風景は、声掛けや笑顔のコミュニケーションが豊かで、和やかな空気が流れています。「リハビリテーション科では半年に1回上司と育成面談を行って目標を具体的に定め、強みをつくれるように仕事に取り組みます。私は朝霞市出身なので、周辺環境に対する理解度が自分の強みだと考えて、患者様との会話に役立てています。退院した患者様が朝霞市で元気に過ごすサポートができることにやりがいを感じています」と、作業療法士さん。
病棟廊下
最後は、多職種のみなさんが集まってくれました。スペシャリスト揃いで圧巻ですね!「当院では准看護学生向けの奨学金制度を設けていて、今年度は2名の新卒者がこの制度を活用して勤務しています。学びたい新人から、寄り添う看護がしたい中堅・ベテランの方まで、さまざまな方を歓迎しています。丁寧な指導体制があり、働きやすい職場ですよ」。本日はありがとうございました。
帰り道
- ――お疲れさまでした。地域密着の塩味病院、いかがでしたか?
- 看護科の総師長から「身内を安心して預けられる病院」であるために、常にスタッフみんなが専門職業人として技術や知識の研鑽できるようにしていると伺い、信頼できる環境だと感じました。
- ――子育て中のスタッフも多く活躍されていましたね。
- どのスタッフさんも「育児と両立しやすい環境です」と仰っていました。定時間近にはお互いに声を掛け合って協力する風土が根付いているそうで、家族やプライベートを充実したい人に向いていると思います。
- ――では、ここはちょっと、という点は?
- 建物が築30年を過ぎていて、やや老朽化が見られる点でしょうか。ただ、しっかりとメンテナンスされているのできれいですし、2025年春には近隣への新築移転が予定されています。楽しみですね。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 地元が朝霞のスタッフさんに伺ったところ、塩味病院は本当に地域から愛されている病院だそうです。毎年9月に行っている流しそうめん大会では、使用する竹を地元の方がわざわざ竹やぶから切ってきてくださるとのこと。物資を持ち寄りながらワイワイと楽しまれているようで、温かい地域交流ができているのだなあと感じました。
目の前の患者様と向き合う看護やリハビリに専念したい人
子育てや介護と両立しながら、地域に愛される仕事がしたい人