《 リハビリスタッフ編 》
若手スタッフがいきいきと活躍している職場は、活気があって楽しく働けそうですよね。戸田中央メディカルケアグループ(TMG)の「牧野リハビリテーション病院」は、20代の若手スタッフを中心に、PT・OT・ST合わせて50名以上のリハビリスタッフが活躍していて、興味のある学びを深められる環境なのだとか。働きやすさも整っているそうなので、早速見学に行って、働く魅力を見てきます!
- 形 態
- リハビリテーション病院
- 所在地
- 神奈川県横浜市緑区/鴨居駅
- 病床数
- 120床(回復期リハ60床、障害者施設等一般60床)
玄関
「牧野リハビリテーション病院」へのアクセスは、JR横浜線「鴨居駅」南口徒歩10分。急性期病棟を持つ「牧野記念病院」、在宅部門を担う「牧野記念病院訪問看護ステーション」、法人合同の保育室「牧野保育センター」などがあり、地域に根差した法人であることが伺えます。玄関で迎えてくれたのは、新卒で入職して2年目のPTさん。今日はよろしくお願いします。
リハビリテーション室
まずはリハビリ室へ。明るくて広々としていますね。「ええ。歩行補助具や物理療法用具は、階段下スペースにあるリハビリ科専用倉庫に収納できるので、スッキリと広い空間で動線が良いんです」と、PTさん。「リハビリ室には、多様なリハビリ機器、畳やキッチンを再現したスペース、患者様の状態に合わせた距離で歩行訓練できるスペースなどがあり、充実したリハビリ環境を活かして常時80~90%の在宅復帰率を維持しています」。
リハビリテーション室
リハビリ室で、リハビリ科係長にお会いしました。係長として大切にしていることはありますか?「スタッフの『自由』を大切にしていて、希望休の申請日数に制限を設けない、制服の色を3色用意して職種に関係なく好きなものを着れるようにする、スタッフにアンケートを取って現場が興味のある内容で勉強会を実施するなど、スタッフのしたいことや挑戦したいことを尊重できるように取り組んでいます」と、係長。
勉強会の写真
「こちらが勉強会の様子です」と、写真を見せていただきました。「研修は、教育係がスタッフに学びたいテーマを聞き取り、そちらに沿って年間研修プログラムを立てて実施していて、内容は毎年見直しています」と、PTさん。「TMGリハビリテーション部内の分科会もあり、認定セラピストや大学院を出ているセラピストから専門性の高い講義を受けられる機会が豊富にあります。オンラインでも開催しているので手軽に受講できますよ」。
リハビリテーション室
外部研修に参加したPTさんにお話を聞きました。「当院は外部研修に積極的に参加できて、私も自己研鑽として神経伝達系の外部勉強会に参加しました。外部で学んだ内容は伝達講習会で発表することもでき、伝える力も身に付きます。伝達講習会を行う場合は、出勤扱いで研修に参加できて費用も負担してもらえるのでスキルアップしやすいです」と、PTさん。
リハビリテーション室
教育体制についてもお聞きしました。「新卒者には、このように年齢の近いプリセプターが半年間付いて一緒に業務を行うほか、法人合同の新人教育プログラムや他職種とのオリエンテーションを実施しています。中途入職者には、リーダーやサブリーダーがサポート役となり、段階を踏んで業務を覚えていけるように指導しています。当院のリハビリ科はチーム制なので、チームでも新人さんをフォローしています」。
言語聴覚室
言語聴覚室では、STさんが活躍していました。「患者様の半数以上が脳血管疾患の方なので、高次脳機能障害・失語症・摂食嚥下障害などに対してSTがリハビリを行っています。当院にはSTが5名在籍していて、そのうちの1名は摂食・嚥下チームの専従スタッフとして多職種と連携しながら活躍しているんです」。
回復期リハビリテーション病棟
案内役のPTさんと看護師さん・介護福祉士さんが連携しての作業が始まりました。「リハビリスタッフは、看護部のカンファレンスに毎日参加しているほか、看護師と一緒に患者様のADLの評価や採点を行っています。また、病棟看護師と相談しながら、入院時に病室のベッド配置や環境設定を決めて患者様の状態変化に合わせてレイアウトを変えるなど、患者様が残存機能を活かして過ごせるように、他職種と連携を取って支援しています」。
リハビリテーション室
リハビリ科の皆さんにお会いしました。「リハビリ科は、新卒者含む20代のスタッフが多く、30代の子育て世代や40~50代のベテランスタッフもいて、コミュニケーションが活発です。患者様に寄り添ったリハビリを提供できるよう、知識や技術を高めるスタッフが多く、活気ある雰囲気です。現在は若手スタッフが多いですが、患者様のために行動できる方であれば年齢・キャリア関係なく入職を歓迎しています」と、皆さん。
リハビリテーション室
子育て中のスタッフさんお2人に、育児との両立についてお聞きしました。「職場の近くに24時間対応保育室があるほか、ライフスタイルに合わせて時短勤務で働くこともできますし、子どもの急な体調不良による勤務変更にも柔軟に対応してもらえるので、ありがたいです。希望休は通りやすく、有休もほぼ100%取得できるなど、働きやすさが整っていて、育児との両立がしやすいです」と、お2人。男性も積極的に育休を取得しているそうです。
職員寮
最後に、福利厚生について教えていただきました。「福利厚生として、駅・病院から徒歩5分圏内に、エアコン完備でバス・トイレ別の職員寮があり、リーズナブルに住むことができます。ほかにも、一食300円で日替わりランチを食べられる職員食堂があり、メニューはスタッフ専用のメニューで麺・定食の2種類から選ぶことができます」と、PTさん。うれしい福利厚生ですね。今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。活気があって興味のある学びを深められる病院、いかがでしたか?
- リハビリスタッフの約6割が20代で、30~50代のスタッフも活躍しています。PT・OT・STの職種間に壁はなく、皆さん活発にコミュニケーションを取っていました。また、現場のニーズに沿ったテーマで勉強会を実施しているほか、TMGリハビリテーション部での講義もあるなど、学びの機会が豊富に用意されているので、スキルアップしやすそうです。
――どのようなリハビリを経験できますか?
- 回復期リハビリテーション病棟と障害者病棟でのリハビリを経験できます。また、グループ内での応援体制が敷かれていることに加えて、希望をすれば異動もできるので、近隣では、「牧野記念病院」の急性期のリハビリ、「牧野ケアセンター」の老健のリハビリ、「牧野訪問看護ステーション」の訪問リハビリなど、幅広いリハビリ経験を積むことができます。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 若手スタッフが比較的多い分、専門資格を持つスペシャリストが少ないということでしょうか。リハビリ科係長は、今後さらに学びを深められる環境を整えて、専門資格を持つスタッフさんを育てていきたいそうです。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 院内にはコンビニがあり、小腹が空いたときにお菓子を買うスタッフさんも多いそうです。
学びを深められる環境で、患者様に寄り添ったリハビリを提供したい方
職場の雰囲気や働きやすさを重視したい方