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医療法人社団 聖仁会 栄聖仁会病院

教育担当インタビューinterview

教育担当の“想い”がわかるコンテンツです。

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教育担当インタビューinterview

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メイン写真
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向上心を持ち、時代の変化に
対応できる力を身に付けてほしい。

Profile

教育委員会所属 看護部教育担当看護師だった祖母の影響で看護の道を志し、都内の看護学校へ進学。卒業後は総合病院に勤務し、5年ほど外科看護に携わる。その後は他院で呼吸器内科や心療内科の看護、緩和ケアなどを経験し、認知症患者様と多く接する中で認知症ケアの専門性を高めたいと思い、2022年に「栄聖仁会病院」に入職。現在は病院全体の教育委員会に所属し、看護部の教育担当として年間研修計画の立案・企画・運営などに携わっている。

これまでの歩み

看護師を志したきっかけについて教えてください。

私の祖母は従軍看護婦として働いた経験があり、幼い頃から戦時下の看護体験などをよく聞いていて、祖母を尊敬する気持ちがありました。

小学校に上がる前、祖父が脳梗塞を患って寝たきりの生活になったのですが、祖母は「看護師の経験を活かして自宅で看る」と言い、私たち家族も協力して祖父を支える生活がスタートしました。当時は社会資源などが整っておらず、祖母が中心となって介護やリハビリに取り組んでいくと、日に日にADLが回復して自立した生活を送れるようになり、看護ってすごい!家族の愛ってすごい!と、感動した記憶があります。だから私も、祖母のような看護師になって誰かの役に立ちたいと思ったんです。

どんな新人時代を過ごしましたか?

はじめての職場は、実習でお世話になった看護学校の附属病院で、一番先輩が厳しいと評判の病棟に配属が決まりました(笑)。その病院では、新人の名前の五十音順で配属先を決めていて、自分で部署を選ぶことができなかったんですよね。でも、仕事に厳しいのはベテランの先輩達で、2つ年上のプリセプターの先輩は、「怒られないように一緒に頑張ろう」と、いつも味方をしてくれました。その病棟は7科混合の外科病棟で、知識不足を叱られて泣きながら働く日もありましたが、優しいプリセプターの先輩がいたから頑張れました。

こちらの病院に入職される前は、緩和ケアに携わっていたそうですね。

ええ、緩和ケア病棟を持つ2カ所の病院で働いた経験があります。新人時代を過ごした病院では、脳腫瘍を抱える同世代の患者様と接する機会が多く、末期の辛い症状に苦しむ患者様に何もできない自分がとても情けなかったです。また、その後に務めた病院でも、終末期の患者様の苦悩の訴えにどう応えるべきか悩んだ経験がたくさんあり、緩和ケアを深めて患者様の辛さを和らげたいと思いました。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院に入職したきっかけは何でしたか?

勤めていた緩和ケア病棟には認知症を抱える高齢患者様が多かったのですが、適切な関わり方がわからず、対応に戸惑ってばかりでした。当院は認知症患者様の受け入れに積極的な精神科病院で、看護部では認知症の方が最期まで穏やかに過ごすための関わりを大切にしているということを知り、入職を決めました。

近年、認知症末期の患者様への緩和ケアが注目を集めていて、当院では精神科や認知症に加えて、終末期の看護も深めていける環境を整えています。地域では高齢化が進行し、意思決定支援やACP(アドバンス・ケア・プランニング)が重視される時代を迎えましたから、そういった社会の変化に合わせた病院づくりを進めているんです。

教育委員会の取り組みについて教えてください。

私は病院全体の教育委員会に所属し、医療安全や感染対策などの各委員会と連携しながら、年間研修計画の立案・企画・運営に取り組んでいます。また、教育委員会所属の看護師たちで、看護師・看護補助者を対象とした勉強会を開催したり、eラーニングによる自己学習をサポートしたりしています。

私の入職時は新型コロナの影響で対面研修がほとんど行われていませんでしたが、2024年度からは対面研修を増やし、現場のニーズに合った研修テーマを設定しています。研修後には、参加者の満足度を上げるためのアンケートも実施し、改善点や学びたい領域などを把握して次回の研修に活かしているんですよ。

また、今後は看護研究も推進して発表の場もつくっていこうと看護部長と相談しているところです。少し前には、看護部長が地域住民に向けた認知症講座を開催し、とても好評でした。

外部研修に参加しやすい体制は整っていますか?

はい。業務貢献につながる外部研修であれば日勤扱いとなり、研修費用も病院が負担する体制が整っています。教育担当として個々のキャリア目標を把握するよう心がけているので、おすすめの外部研修があれば告知するようにしていますね。

大き過ぎない規模の病院のため、個別的なキャリア支援がしやすい点も良いところ。資格取得支援制度も確立されているので、終末期ケア専門士の資格を取得したスタッフもいますし、精神科認定看護師の資格取得に向けて準備を進めるスタッフもいます。

教育についての詳細はコチラ

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職員への思い

入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

看護部は中途採用がメインで、入職される方のキャリアはさまざまです。入職の時点では、精神科が未経験の方、認知症の知識がほとんどない方、看取りを経験したことがない方などもいますが、それぞれの不足を補えるような指導計画を立て、継続的な成長をサポートしています。入院患者様は高齢者の方が大半で、身体合併症を患う方もいらっしゃるので、一般科での経験を活かせる場面がたくさんあります。ぜひ一緒に、今の時代に求められる精神科看護・認知症看護・終末期看護を深めていきましょう。

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プライベートの過ごし方

大好きな球団の野球観戦!

野球観戦が大好きで、同じ球団のファンの友人を誘い、野球観戦に行くのがオフの楽しみです。当院は残業がほとんどなく、仕事の後の予定が入れやすいので、仕事帰りに野球観戦の予定を入れることもよくあります。

プライベート