医療専門の
求人サイト

看護師の求人・転職・募集サイト 【医療21】

医療法人社団 清風会 芹沢病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人社団 清風会 芹沢病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
メイン写真

多様性を活かしたチームを創り、
ケアの質を高めていきたい。

Profile

看護部統括/杉本百合香看護専門学校を卒業後、急性期病院の循環器センターや大学病院の救命救急センターなど、高度急性期の医療現場でスキルを磨く。救命救急センター時代に感じた葛藤やもどかしさから、大学・大学院進学を決意。修了後は大学で3年間講師を務める。その後は臨床に戻り、医療安全管理者や看護部長を務める中で、認定看護管理者の資格を取得して2回更新。定年退職後は親の介護のために地元に戻り、2024年より「芹沢病院」の看護部統括に就任して現在に至る。

これまでの歩み

どんな新人時代を過ごしましたか?

新卒で入職した病院では立ち上げ間もない「循環器センター」に配属となり、新人時代を過ごしました。自他ともに認める「面倒くさい新人」で、今思い返すと細かいことにこだわり過ぎていたなぁと、反省することばかりです。例えば、患者様に出血が起きたら、その出血量がどのくらいなのか正確に測定したい!と思ってしまうのです。

でも、そんな私を見放さずに育ててくれた優しい先輩方に恵まれ、毎日が本当に充実していました。苦楽を共にした仲間とは強い絆でつながり、今でも年に一度は集まっています。中には80代を迎えてもいきいきしている先輩がいて、再会するたびに良い刺激を貰っていますね。

大学病院の救命救急センターでも勤務していたそうですね。

ええ、循環器センターに8年ほど勤務した後、父親が体調を崩したため地元に戻り、近くの大学病院に入職して救命救急センターに配属されました。一瞬たりとも気を抜けない命の最前線で、自分の身を削ってまで働く同僚も多く、「看護師のケアは誰がしてくれるの?」と、胸を痛めた記憶があります。看護師は自らを専門職と言いますが、当時はまだ社会的に認められておらず、「きつい・危険・汚い」の3Kの職業と言われていて、そこに「給料が低い」「休暇が取れない」など、どんどんKが増えていき、8Kの職業と言われることもあったんです。

正当な評価や報酬を得られないまま、「患者様のためだから」と言いながら燃え尽きていく仲間を見るたびに、「看護師が考える看護と、社会が期待する看護にはなぜ差があるのか」という疑問が湧き、それらを解決するために大学進学を決意しました。

大学では社会学や心理学を専攻し、「看護師を守るには病院の組織そのものが変わらなければいけない」という考えに辿り着き、さらに大学院に進んで学びを深めました。その後はヘルパー(現・初任者研修修了者)を育成する大学で3年間講師を勤め、当時出会った方の紹介で再び臨床の場に戻り、医療安全管理者や看護部長を経験して定年まで勤めました。

テーマ1

現在の挑戦

何がきっかけでこちらの病院に入職されたのですか?

定年退職後、母親の介護をするために再び地元に戻ることになり、「芹沢病院」と出会いました。週4回の非常勤なので、看護部長ではなく看護部統括という役職をいただき、看護部全体のマネジメント業務を担っています。

私は看護師人生の大半を急性期の現場で過ごしてきましたから、療養型病院は初めてで、不安もありますが、より魅力的な病院づくり・職場づくりに貢献していけるよう取り組みたいと思っています。

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

療養病床は、患者様と長期的に関われることが大きな特徴で、お一人おひとりの背景や個性、ご家族の情報などをよく理解した上で看護を提供できます。当院の歴史は長く、世代を超えて入院してくださる患者様もいらっしゃり、地域に根差した病院だと感じています。

残業はほぼゼロで、自分の時間を大切にできる職場なので、結婚・出産を経て年齢を重ねても仕事を続けやすく、40代・50代の看護師が多いです。仕事に安定感があってスタッフ同士の絆が強いところが当院の大きな魅力ですね。

ただ一方で、固定化された状況に変化をもたらすことも大事だと感じていて、外部からやってきた私が新しい風を吹き込むことで、「こんなやり方もあったのか」「視野が広がるって楽しいな」という気付きを与えられたらと考えています。

今後の方針などをお教えください。

既存スタッフの継続教育にも力を注ぐ方針ですし、看護師を支える看護補助者(介護職)への教育整備も必要だと感じています。そして、まず優先して取りかかりたいのは、師長などの管理職への教育です。私自身、認定看護管理者教育課程の学びがとても役に立ったと感じているので、まずは師長たちにファーストレベルを受講する機会をつくりたいです。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために取り組みたいことを教えてください。

多様な年齢・経験・価値観の仲間と働く中で、「新しい発見に出会える楽しさ」を感じられる職場をつくりたいです。自分と異なる意見を受け入れ、議論し、より良い方向を目指せるチームをつくることが私の大事な役割の一つだと思っています。

また、公平な管理職でいられるよう、トラブル発生時には噂話や不確かな情報に流されず、きちんと自分の目で確かめてから対策を考えることを大事にしていきたいです。これからスタッフ一人ひとりと向き合い、個々の良い面や得意な分野などを知って、能力を存分に発揮できる活躍の場を提供していきたいと思っています。

どんな仲間と一緒に働きたいですか?

相手のキャリアを尊重できて、目標とする人物像を持っている方がいいですね。また、私たちはチームで仕事をしていますから、患者様だけでなく仲間にも温かく寄り添うことができて、誰とでも笑顔で対話ができる方が理想です。経験や年齢などはあまり重視していなくて、当院で看護がしたいと思ってくださる方であれば、新卒もプラチナナースも歓迎します。

求職者へのメッセージをお願いします。

私は2024年度に赴任したばかりなので、これから少しずつ組織風土を改革し、看護師一人ひとりの持ち味が活きる強いチームを創りたいと考えています。提供する看護に当たり・外れがないように、教育をより充実させることはもちろん、誰もが働きやすさを感じる職場づくり、自信を持ってケアを提供できる環境づくりを進め、ケアの質を高めていきたいと思います。ぜひ、一緒に看護を楽しみましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

昔の仲間との再会を楽しむ♪

ずっと忙しく働いてきたのでこれといった趣味はないのですが、中学・高校時代の友人や看護師の仲間と食事に行ったり、昼間から美味しいお酒を飲んだりすることが大好きです。家に居るときは、お気に入りの韓国ドラマを鑑賞したり、部屋の模様替えを楽しんだりしてリフレッシュしています。

プライベート