2023年12月23日
看護師の転職。履歴書、職務経歴書の書き方
転職を成功させるためには、履歴書、職務経歴書をいかに上手く作成するかもポイントになってきます。
履歴書、職務経歴書はスキルや経験を伝えるとともに、書き手の人柄を物語る「顔」の役割を果たす重要な書類です。要点を押さえて簡潔に、かつ十分に意欲や希望、人柄を表現するものでなくてはなりません。
看護師向けの履歴書、職務経歴書を書く上でのポイントについてご紹介していきます。
魅力的な履歴書、職務経歴書作成の基本ポイント
履歴書
市販の履歴書は、それぞれで記載項目などが異なってきます。市販の履歴書を使用する場合は、自己PRや志望動機欄を大きくとっている転職タイプのものを選びましょう。趣味や特技などの欄があるアルバイト・パートタイプの履歴書ですと、思いが上手く伝えられなくなります。
またWEB上から履歴書フォーマットをダウンロードし印刷して使用するのも手です。WEB上にはさまざまな履歴書フォーマットが溢れていますので、自分に合ったものが選べます。
なお、履歴書は、手書きで書く方が好印象、と言われています。
職務経歴書
職務経歴書を市販している店舗は少ないですので、基本は自分で作成します。PCスキルもアピール出来ますので、極力市販でなく自前で用意するのが良いでしょう。職務経歴書も履歴書同様、WEB上に様々な職務経歴書フォーマットが溢れていますので、自分が書き易いものを選びダウンロードして使用しましょう。看護師転職の場合は、看護師転職サイトなどを調べるとより良いフォーマットが見つかるでしょう。
なお、職務経歴書はPCで書くのが通例です。
履歴書の「志望動機」について
履歴書で最も重要になるのは「志望動機」の部分です。この部分をいかに上手く書けるかが選考を左右します。
この志望動機を書く上でまず注意したいのが、ありきたりなことは書かないことです。「病院の理念に共感した」、「多くの方の役に立ちたい」など誰でも言える様なありきたりな理由は極力避けましょう。自分がどういう思いを持っており、どういった能力があるかがはっきりと分かる志望動機とするのが望ましいです。
またネガティブな表現も注意したい点です。前職を辞める経緯を「上司とそりがあわない」、「待遇がわるい」などとそのまま書くとネガティブな印象を与えてしまいますので、言葉を工夫しポジティブな表現で記載する様にしましょう。加えて「頑張りたいです」、「勉強させてもらいます」などの表現も弱気でネガティブなイメージを与えてしまいますので、言葉を選んでください。
定型の存在しない職務経歴書には「個性」が表れる
職務経歴書には業務経験を具体的に記入してきます。
まずはこれまで働いた職場の概要を記入しましょう。「病院名:○○」、「病院概要:総合病院」、「病床数○○床」、「従業員○○人」といったように、働いた職場の規模が分かるように記載します。 次に職務の概要を記入しましょう。「配属:内科」、「担当:介護業務、受付業務」といったようにどういった職務を担当していたのかが分かるように記載します。役職やリーダー経験など評価される経験がある場合は、それが分かるように記載するようにしましょう。複数の職場や業務を担当した場合は、出来る限り漏れなく記載してください。
なお職務経歴書には職務経験や職務能力が分かる”事実”を記載します。アバウトな表現や、思い、願望など感情的な事柄を書くことは避けましょう。 職務経歴書内でも自己PR欄を設けることが出来ます。自己PR欄には自身の思いや願望を記入して問題ありません。
転職者の場合は、自分の思いやポテンシャルをいかに具体的に伝えられるかが特に重要になってきます。自分をよく見せる工夫も大切ではありますが、それ以上に今の自分の状態が具体的に伝わるように意識して書くことが重要です。
医療21コラム記事監修者
株式会社アドバン
人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。