2023年12月23日
年齢、性別は関係する?看護師の年収モデル紹介
看護師は年収が高い水準で安定している職業だと言われています。看護師の平均年収は現在、約470万円前後です。最高額ではなく平均額ですので、これはかなり良い水準と言えます。
看護師の場合は入社2~3年の若手層でも400万円前後の年収となっていますので、この点も注目したいところです。若いうちには特に給料待遇の良い仕事と言えるでしょう。なおアルバイト・パートスタッフの場合は時給1600円前後が相場です。
看護師の年収はどのように変化して行くのか
看護師の年収水準を測る比較例として、高収入職業と言われている医師は平均約980万円、会計士は580万円の年収を得ているそうです。ただし、医師、会計士は経歴や客層によって収入額が大きく左右されます。若手と上級者との収入格差が大きな職業ですから、一定程度の額面を得られるようになるまでに数々のハードルを乗り越えなければならないでしょう。
看護師の平均年収は470万円前後となっていますが、平均額の470万円以上貰っている看護師でも基本給は20~25万円程度とそれ程高額ではありません。ではなぜ年収が高くなるのか。理由は豊富な”手当”にあり、特に夜勤手当の恩恵が大きいです。夜勤手当は夜勤回数にもよりますが、月々5万円以上は軽く超えてきます。これに残業手当数万円が付き、加えて賞与も年間100万円前後支給されるため、結果400万円以上の年収となってきているのです。このため夜勤、残業の多い方であれば500万円を超えるケースもザラです。ただし、逆に日勤のみの方ですと400万円を下回る可能性があります。
看護師は年齢や勤務年数を重ねても基本給自体はそれほど変わりません。役職も管理クラスになれば役職手当が付きますが、役職手当は2万円前後の場合が多いですので、こちらもあまり給料には影響しません。
それ以上に夜勤や残業をいかに行ったかが給料に影響してきます。夜勤や残業に励めば若い方でも管理職以上の収入を得られるでしょう。
性別もそれほど関係ない
看護師は未だ女性が9割以上を占める職業であり、また業務をする上で男性だから付加価値が出るという部分もありません。このため男性、女性で給料体制を別にしている病院というのは少なく、男性も女性も給料水準はほぼ同じと考えて問題ないでしょう。ただし家庭を持った男性の場合は、扶養手当や住宅手当で給料ベースがやや上がることはあります。もちろん、女性が扶養する場合は女性でも給料ベースは上がります。
このように、若い方でバリバリ働きたいという方であれば、同年代以上の年収が期待できるでしょう。逆にあまり精力的に働かない場合は、役職や経験年数が多くてもそれに見合った年収が得られない場合もあります。
医療21コラム記事監修者
株式会社アドバン
人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。