2023年12月23日
必見! 看護師が育児と業務を両立するには
経済の不安定さや女性の社会進出を背景に、共働きをする世帯が増えてきています。共働きに限らず、価値観の多様化によりシングルマザーとして社会に進出している女性も多くいます。
そのような状況で育児と仕事を両立するためには何が必要なのでしょうか。
周囲のサポートをどれだけ得られるか
共働きをしている家庭すべてにも言えますが、勤務形態が不規則になりがちな看護師は特に、周囲の理解とサポートを必要としているのではないでしょうか。
友人・知人、家族や親族といった親しい間柄の人たちの理解とサポートを得られればとても心強いですが、結婚や夫の転勤などの様々な事情によって、うまくサポートを得られないケースもあります。また、親族が比較的近い距離にいても、夫の親族であった場合、かえって気疲れしてしまい、ストレスを抱え込んでしまうこともあるでしょう。理解が得られない場合、働いていること自体に文句を言われつつそれに耐えなければならない、という状況も考えられます。
そういったケースでは、血族よりも行政や勤め先が育児に関してどのような配慮をしてくれているのかが、仕事と育児を両立させるための重要なポイントになります。
行政や勤め先の育児サポートはどうなっているか
保育園探し
育児と仕事を両立させる上で欠かせないのは保育園探しですが、看護師の勤務形態にあった保育園はなかなか見つかるものではありません。
行政における育児サポート
行政における育児サポートには、地方自治体により違いがありますが、児童館などの施設があります。サービスの内容に多少の違いはあると思いますが、基本は一時的に子供を預かってくれる施設です。自治体によっては土日に対応している所もあるようです。現在住んでいる所の育児サポートにはどのようなものがあるのか、しっかりと把握しておきましょう。
勤務先の育児サポート
医療関係の人材不足は深刻なので、定着率を高めるためにも、看護師のニーズに柔軟に対応できるような体制づくりをしている病院も多くあります。例えば、24時間受け付けてくれる預かりサービスの提供や、院内保育などが挙げられるでしょう。
これから看護師を目指す人も復帰を目指す人も、勤め先の病院でどのような育児サポートを提供しているのかできる限り確認しましょう。とくに社会復帰を目指している看護師なら、キャリアがある分引く手あまたとなるでしょうから、育児サポートはどのようになっているのか、じっくりと考えたいところです。
大切なこと
育児に関して重要なのは、決して一人で抱え込まないよう、悩みを相談できる相手・場所をしっかりと持つことです。夫が育児に無関心なケースなどでも、相談できる場所があれば心強く感じるものです。勤め先の先輩や同僚たちは似たような境遇で働きに出ている人もきっと多くいるはずで、そういった人たちと協力できれば育児に関しての苦労が軽減されるでしょう。
医療21コラム記事監修者
株式会社アドバン
人材採用サポート・Web事業・印刷物制作を中心とする事業を展開する株式会社アドバンを1991年に設立。人材採用サポートの中でも、医療・介護業界に特化する専門求人サイト『医療21』『介護21』を運営。リアルな求人情報を届け、人材紹介ではない”ベストマッチングの場”を提供している。