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医療法人 徳洲会 館山病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人 徳洲会 館山病院

看護部長インタビューinterview

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メイン写真
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当院の教育サポートを存分に活用して
理想のキャリアを実現してほしい

Profile

看護部長/辰澤智恵子どもの頃に経験した入院生活から、看護師という職業に憧れを抱く。卒後は、「日本医科大学付属病院」に入職してCCU(冠状動脈疾患集中治療室)に勤務。興味を持った循環器領域を深めるため、卒後6年目に循環器系の幅広い疾患の治療に取り組む徳洲会グループの「千葉西総合病院」へ。ICU・CCU・循環器病棟・整形外科病棟・外来・化学療法センターなど、さまざまな部署で働きながら、副主任→主任→師長→副部長と管理職としてのキャリアも積む。徳洲会グループの人事異動で、2018年より「大日徳洲会病院」の副看護部長に、2019年より「館山病院」の看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけは何でしたか?

私は小・中学校時代に入院した時期があり、その病院の看護師さん達にとても可愛がってもらったことから、看護師って素敵な職業だなぁと、憧れるようになりました。

幼い頃、兄が風邪をこじらせてリンパが腫れて切開した際、母はその傷跡を見るだけでうろたえていたんですが、私は全く動じておらず、看護師として働く叔母から「看護師に向いていると思うよ」と言ってもらえたことも、この道に進んだきっかけですね。

どんな新人時代を過ごしていましたか?

新人時代は重症患者様へのケアを学ぶためにICU(集中治療室)で働きたかったのですが、新卒で入職した大学病院にはICUがなく、CCUに配属されました。学生時代は循環器や心臓血管外科に携わるなんて考えていなかったので、専門性を身に付けようと一生懸命勉強した記憶があります。

それでも医療業界特有の略語が理解できず、勤務終了後に先輩に質問すると、「仕事の前に聞きなさい!」と怒られたことがありました。確かに先輩の言う通りで、わからないことをわからないままにして働くことは、ミスや失敗につながりますから危険ですよね。

CCUでの勤務経験が長いそうですね。

ええ。大学病院の次に働いた「千葉西総合病院」でもICU配属を希望したので、一般職時代はずっとCCUかICUで高度急性期医療に携わっていました。千葉西総合病院は今や全国トップクラスの心臓カテーテル治療件数を誇る医療機関ですが、私が入職する少し前に現在の病院長で心臓病センター長である三角医師が赴任し、心臓カテーテルの先端医療に積極的に取り組む方針を掲げたところで、学ぶには絶好のタイミングでした。

私にとって、循環器・心臓血管外科領域の学びはとても面白く、教科書の知識と実際の患者様のつながりを見つけだし、そういうことか!と理解を深めていきました。例えば、「心筋梗塞の血管のここが詰まると、心電図のここに変化が現れて、超音波検査ではここの壁運動が悪くなる…」といったふうに、どんどんつながっていくんですよね。

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現在の挑戦

何がきっかけで、こちらの病院に赴任されたのでしょうか?

徳洲会グループの転勤です。徳洲会グループは日本全国にさまざまな病院を展開していて、管理職は定期的に転勤があり、一般職でも希望を出せば転勤が可能です。また、所属病院では得られないスキルをグループ病院で学ぶ「ベストプラクティス研修」という制度もあり、当院のスタッフも積極的に活用しています。

私は徳洲会グループに入職して25年目を迎えますが、スタッフ一人ひとりの成長のためにグループ病院同士が協力し、学びの場を提供し合っているところが、素晴らしいと感じています。

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は地域密着型のケアミックス病院で、急性期から回復期、慢性期、在宅までの看護を一貫して学べることが大きな特徴です。また、館山市は65歳以上の住民の割合を示す高齢化率が40%を超えているため、老年期特有の疾患や精神状態を理解して看護を展開するスキルが求められます。

当院の患者様は地元の高齢者の方が大半ですから、住み慣れた地域で安心して治療を受け、療養できるように、安全・安心・信頼される看護部を目指しています。

2022年に新築移転したそうですね。

はい。開設から130年以上の歴史があり、ハード面の老朽化が進んでいたため、新築移転を機に最新の医療設備を整え、診療機能の拡充を進めています。

これまで通り、リハビリテーションに力を注ぐことはもちろん、二次救急病院として館山市の急性期中核病院としての役割を担っていけるよう、手術室を1室から4室に増室して外科手術を強化し、新たに人工関節と股関節手術を開始予定です。2023年には、千葉西総合病院と連携して心臓カテーテル検査もスタートしましたし、2024年2月には敷地内に「介護老人保健施設たてやま」の開設を計画し、当院の2階と渡り廊下でつながる予定なんです。

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職員への思い

看護部長として、スタッフのために心がけていることはありますか。

自ら学んで成長していけるように、部署の配属・異動の希望にできる限り応え、スキルアップにつながる研修参加や資格取得をサポートすることです。入職後は配属部署の希望を第3希望まで聞いていて、2023年度は9名の新卒看護師が入職し、全員が第1希望か第2希望の部署に配属されるよう調整しました。

また、徳洲会グループには、認定看護師の資格取得や特定行為研修の受講費用を援助する制度が整っているので、当院で求められるスペシャリストの育成にも力を注ぎ、現在(2023年12月)は、緩和ケア認定看護師1名・感染管理認定看護師1名・特定行為研修修了者2名が専門性を発揮しています。

ほかにも、徳洲会グループならではの教育サポートはありますか。

2023年度からマネジメントラダーを導入して管理職への教育にも取り組んでいます。グループ研修として、定期的に本部教育部が幅広いテーマの研修を企画していますし、関東ブロック内のグループ病院で研修を受講できる機会も多く、他院で働く仲間とともに学ぶ中で良い刺激がたくさん受けられると思います。

また、徳洲会グループでは、災害現場で活躍する医療従事者を育てる目的で「NPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)」を設立し、専門的なトレーニングを実施したり、特定の分野のスペシャリストを育てるためにグループ内認定制度なども設けたりと、いろいろな学びの機会を提供しています。

応募を考えている方にメッセージをお願いします。

当院の看護部には、学校を卒業したばかりの新卒から子育て世代、定年退職前後のプラチナナースまで、幅広い年齢・キャリアの仲間が在籍していて、最近は男性看護師の活躍も増えています。そのようなメンバーの多様性を活かして、チームで看護を行うことで、質の高いケアを実現していることが大きな強みです。

ケアミックス型病院の当院なら、多様な領域にチャレンジすることも、一つの領域を深めていくこともできますから、スタッフ一人ひとりが自分らしい働き方を見つけ、理想のキャリアを形成していけるように、できる限りのサポートをしていきたいと思っています。

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プライベートの過ごし方

春には館山城の桜を見に

仕事のある平日は館山、週末は両親が暮らす柏と、二拠点生活を送っているので、オフの日は一週間分の買い出しに行くことが多いです。なかなか館山の観光を楽しむ時間が取れていませんが、春にはお花見スポットとして有名な館山城の桜を見に行くのが楽しみです。

プライベート