春日部嬉泉病院の特徴について

入院設備は、一般急性期病床52床と地域包括ケア病床8床で
構成されていて、オンラインHDF対応の最新式の透析装置を75台完備。
腎不全の保存期から透析導入期、維持期までトータルサポートできるよう、
透析患者様のシャント造設術、定期的なエコー検査、狭窄時のPTA（経皮的血管
形成術）を行う設備を有し、各種合併症の治療・予防にも取り組んでいます。

入院患者様は2週間以内に退院される方が中心で、入退院・検査・手術などの
出入りか多く、スピード感のある現場です。腹膜透析の教育入院・透析導入前
の準備入院にも対応しているため、病棟看護師も透析に関する知識を深め、
退院後の生活まで見据えた支援を行っています。

透析室では、専門ケアの充実のために、フットケアチームやシャントチームを
結成。また、質の高いチーム医療を実践するため、多職種カンファレンスを
定期開催し、患者様のADLとQOLの維持・向上を目指して、あらゆる専門職が
生活・食事・運動などの指導に介入しています。

心肺蘇生の研修風景。定期的な院内研修は幅広いテーマで行い、実践訓練を通して学ぶ機会も大切にしています。

入職時の教育サポートだけでなく、
中堅・ベテラン層への継続教育も重視

入職後は、新卒者にも中途入職者にもプリセプターの先輩が付き、
業務に慣れるまでマンツーマンのOJTを実施。看護実習の受け入れに伴い、
毎年数名の看護師が実習指導者資格を取得しているので、指導力の高いスタッフ
が多く、新人さんにもきめ細かい教育サポートを行うことができています。

クリニカルラダーは、日本看護協会が推奨するラダーに透析看護分野を
組み込んで構築し、目標達成や人事評価、モチベーションアップなどに活用。
中堅・ベテランスタッフも能力に合った学びができるよう、ラダー別の研修を
定期開催し、将来は管理職やスペシャリストを目指したい方も応援しています。

また、キャリアアップを応援するため、外部研修・学会への参加費用や
資格取得も手厚くサポート。多くのスタッフが透析学会・糖尿病学会などで
研究発表を行い、BLSインストラクターやDLN（透析療法指導看護師）などの
資格保持者も複数名活躍しています。

透析室には臨床工学技士（写真左端）も多く活躍しており、看護師とチームを組んで働いています。

新人教育から継続教育・キャリア支援の充実

ONとOFFのメリハリのある職場環境を目指して、残業は当番制とし、
それ以外の日はほぼ定時退勤を実現。委員会や勉強会なども
原則勤務時間内に開催しているので、仕事の後の予定が立てやすく、
プライベートを充実させたい方にはピッタリの職場です。

また、リフレッシュのために休みの希望はできる限り通していて、
積極的な有休消化も推進。忘年会や職員旅行など、スタッフのための
行事を充実させているほか（現在は新型コロナ対策で控えています）、
長く働くスタッフを大切にしていて、永年勤続10年・15年で旅行を
プレゼントしているのも好評です。

福利厚生の職員食堂は、ランチが1食250円とリーズナブルで大人気。
結婚・出産後も安心して仕事ができるよう、近隣に無料の保育室も完備し、
産休・育休後の働き方の相談にも柔軟に対応しています。

看護部長（写真中央）、透析室師長（写真左）、病棟師長（写真右）。経験豊富でスタッフ想いの看護管理者が揃っています。