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医療法人社団 苑田会 花はたリハビリテーション病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

医療法人社団 苑田会 花はたリハビリテーション病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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患者様にも職員にも
やさしい病院を目指して。

Profile

看護部長/西尾亜希子看護専門学校を卒業後、都内の大学病院に入職し、小児科病棟・消化器外科病棟・在宅相談室などを経験。在宅相談室の勤務がきっかけで地域密着型病院に興味を持ち、2006年に「苑田第一病院」に入職。2015年に「苑田第二病院」に異動して看護部長に就任し、2023年に「花はたリハビリテーション病院」に異動して現在に至る。

これまでの歩み

はじめて働いたのは大学病院の小児科だそうですね。

そうなんです。第一希望の外科病棟は人気があって希望が通らず、苦手意識のあった小児科病棟に配属が決まり、かなり落ち込んでいました(苦笑)。1年目は学ぶことがたくさんあって多忙な日々を送っていて、小児の患者様やご家族との関わりで悩むことも多かったです。

勤務していた大学病院の小児科病棟には、重篤な疾患を持つ子どもが多く入院していて、対話をしていると想いに寄り添い過ぎてしまい、よく先輩から「あなたは家族ではなく看護のプロでしょ!」と、怒られていました。

新人時代、印象に残っている患者様とのエピソードはありますか?

入職して間もない頃、ターミナル期の小児の患者様を受け持ちました。入院生活が嫌で嫌で仕方なく、いつも「家に帰りたい」「外に行きたい」と言っていました。その児の気持ちを明るくするにはどうしたらいいのか…、真剣に考えましたがなかなかいい案が浮かびませんでした。

そのため、先輩の力を借りながら、その児と家族が望んでいることを知り、その希望に近づけるよう一生懸命に頑張ったことを覚えています。

この経験を通して、「病気だけを診るのではなく、まずは患者様とその家族の思いに向き合うこと」が大切で、そして、思いに向き合うためには「看護師として常に学び続けなければいけない」ということを、再認識しました。今の私があるのは、小児科時代に出逢えた子供たちやご家族、多くの助言をくれた先輩看護師・医師のおかげです。

大学病院時代は、消化器外科病棟や在宅相談室も経験されたそうですね。

ええ。小児科病棟を3年ほど経験した後、ずっと興味があった消化器外科病棟に異動しました。消化器外科の患者様は、手術が終わると退院される方が多く、退院後にどんな生活を送られているのか気になって、数年後には在宅相談室に異動しました。

在宅相談室で働いていると、地域生活に困りごとを抱えている方が思った以上にたくさんいて、地域密着型の病院で患者様の生活を支えていきたいと思うようになり、それで苑田会に辿り着いたというわけです。

私は看護師としていろいろな部署を経験する中で、「こんなことも学んでみたい」「あんなことも学んでみたい」という気持ちがつぎつぎと湧いてきて、自分の興味を深めるために、部署や職場を変えてきました。苑田会には急性期・回復期・慢性期・在宅など、幅広い看護を経験できる環境があり、自分次第で新しい領域にチャレンジできるので、すごく恵まれていると感じます。

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現在の挑戦

苑田会では、どんな経験を積んできましたか。

苑田会で初めて働いたのは、地域トップクラスの救急車の受け入れ台数を誇る「苑田第一病院」で、経験を活かせるHCUの勤務からスタートし、外科病棟、救急外来で、ユニット看護に携わったり迅速な対応力を磨いたりもしました。

次に働いた「苑田第二病院」では、苑田会グループのサ高住への訪問看護を経験し、かねてから在宅医療に興味があった私としては、本当に貴重な学びができたと感じています。「苑田第二病院」では、初めて看護部長という立場を任され、管理職としてのやりがい・面白さなども少しずつ感じるようになりました。

そして、2023年に「花はたリハビリテーション病院」の看護部長として赴任し、住み慣れた地域での暮らしの再開を支えるリハビリ看護の魅力に出会い、地域の人々の暮らしを支える看護とは何か、地域から期待されている当院の役割は何かを考えながら、毎日奮闘中です。

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

入院時より、退院後の生活を見据えた看護を提供していることが大きな特徴です。当院は2016年の開院以来、回復期リハビリテーション病棟と障害者病棟の構成でしたが、2024年10月に全病棟が回復期リハビリテーション病棟になったことで、生活の再構築を目指す回復期の看護に特化した病院となりました。

近年では、退院支援やACP(アドバンス・ケア・プランニング)に着目し、病院全体でチームアプローチを行っていて、看護部にも興味を持って学んでいるスタッフが増えてきました。退院支援を行う上で、目の前の患者様は将来どこでどのようなケアを受けたいのか、あるいは受けたくないのかを知ることはとても重要で、回復期の段階から繰り返し話し合い、私たちから在宅医療チームに情報共有を行ってもいいと思うんですよね。

在宅医療を担うチームは結成していますか?

ええ。外来看護師が中心となって、隣接するサ高住「リハビリホーム花はた」への訪問看護を実施しています。「リハビリホーム花はた」には、当院を退院された方も複数入所されていて、退院後も継続した支援が実現しているんです。苑田会グループのサ高住は、一般的なサ高住と比べて医療依存度の高い入居者様が多く、訪問看護のニーズが高いんですよ。

それから、在宅医療ではないですが、地域で暮らす人々を支える活動として、2022年からスタートした「花畑ささえあいプロジェクト」にも協力しています。「花畑ささえあいプロジェクト」とは、当院の近くにある花畑団地を中心とした地域住民たちによる、「助け合いの輪」を広げていく活動のこと。具体的には、災害時に備えた防災への取り組みや、地域交流機会の創出などで、先日は「防災フェスタ」というイベントが開催されたので、当院もブースを出展して「健康チェック&体力測定会」を行いました。地域のイベントに参加すると、毎回新しい発見や出会いがあり、とても楽しいです。

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職員への思い

職員のために心がけていることはありますか。

常に冷静であること。そして、しっかりコミュニケーションを取ることです。私の大事な役割の一つは、成長につながる環境を整えていくことだと考えているので、スタッフ一人ひとりを冷静に観察しながら得意・不得意を理解し、何気ない会話の中でキャリアに関する相談なども受けています。

どんな仲間を歓迎していますか。

「他者だけでなく自分も大切にできる人」「自分の看護観を大切にしている人」と一緒に働きたいです。最近は、新卒・第二新卒者の入職が増えているので、新人教育を安心して任せられる中堅ナースに入職していただけると嬉しいですね。

看護部には、20代から60代まで幅広い年齢・キャリアのメンバーが在籍していて、敷地内に苑田会グループ合同の保育室があるため、子育て世代の定着率が高いです。また、急性期病院のようなスピード感のある現場ではないので、心身ともに無理がなく、年齢を重ねても働き続けるスタッフも多いです。

求職者へのメッセージをお願いします。

看護部長である私の大切な仕事は、「患者様にも職員にも優しい病院」であり続けられるようにすることです。職員の安心・安全が保たれていなければ、よりよい医療や看護は提供できませんから、まずは職員が安心して勤務できるような環境であることが大切であると考えています。やさしさと熱意を持って回復期の看護に取り組んでくださる方からのご応募、お待ちしています。

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プライベートの過ごし方

フルートの上達を目指して教室へ♪

新しい趣味を持ちたいなぁと考えていた時、友人の影響でフルートに出会い、フルート教室に通い始めました♪ まだまだ初心者ですが、いつか友人とセッションする日を夢見て、日々練習に励んでいます。

プライベート
《 リハビリスタッフ編 》キャリアサポートを充実させて、時代に求められるリハビリ職を育成。

Webで病院見学リハビリスタッフ編

《 看護スタッフ編 》子育て中のママ・パパ活躍中。併設サ高住と連携し、時代と地域に合った病院づくりを。

Webで病院見学看護スタッフ編

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