ワークライフバランスが注目される中、よりよい環境を求めて転職を考える方が増えています。でも、なかなか条件に合う職場って見つからないですよね。坂本病院には、自分の働き方を変えたいという想いで入職するスタッフがたくさんいるとのこと。入職後は、身も心も豊かになり、仕事もプライベートも思いきり楽しんでいるそうです。そんな環境には、きっと何かヒミツがあるはず!早速見学に行ってきます。
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 東京都葛飾区/新小岩駅
- 病床数
- 97床 一般病棟37床(10:1) 療養型病棟60床
玄関
総武線快速も止まり、都心からも千葉方面からもアクセスのよい「新小岩駅」。駅周辺は、商店街や公園、学校があり、とても暮らしやすそうな街です。そんな駅の北口から歩くことわずか6分。あっという間に「坂本病院」に到着しました。玄関先で出迎えてくれたのは、看護主任さん。「駅に近くて便利でしょう。電車でも通いやすいですし、自転車通勤や徒歩通勤のスタッフも多いんですよ。では早速ご案内しますね!」
外来待合室
まずご案内いただいたのは、清潔感にあふれた外来待合室。「当院では急性期医療の後の患者さんを積極的にお引き受けしていることから、継続的に外来へお越しになる方も多いんです。『ここの病院はいつでも綺麗ね』とよくお褒めの言葉をいただきます」と、看護主任さん。
病室
続いて病室へ。ちょうど看護師さんがベッドメイクをしているところでした。病棟の特徴を教えてください。「当院は一般37床・療養60床のケアミックス型病院です。急性期後の患者さん、在宅・介護施設等から急性増悪した患者さん、在宅介護のご家族に休んでいただく目的のレスパイト入院、ADL向上目的のリハビリ入院など、さまざまな患者さんに対応しています」と看護主任さん。それはやりがいがありますね。
ナースステーション
お次はナースステーションへ。先輩看護師さんのもと、新人さんがOJT研修を受けているところでした。新人さん、こちらの教育体制はどうですか?「先輩たちがとても丁寧に指導してくれますし、居心地のよい職場なので、頑張ることができています」と新人さん。先輩の看護師さんも「経験が浅い人からベテランまで、皆が自分らしく働ける職場だと思います」と答えてくれました。
病棟廊下
スタッフのみなさんに聞いてみました。働き方を変えるために転職してきた方が多いというのは本当ですか?「はい。前の職場の激務に疲れて当院へ、という方がたくさんいます。ここは残業もあまりなく、休みもとれるので、自分の時間や家族との時間を大切にできて、みんないきいきと働いています」とみなさん。プライベートが充実するからこそ、仕事にも余裕を持って取り組めるのでしょうね。
ナースステーション
「当院は、院長を中心に、医師たちが相談し合って患者さんのための医療をご提供しています」と、紹介していただいたのは坂本院長。緊張の中ご挨拶したのですが、とても優しいご対応でした。「院長はとてもスタッフ想いなんですよ。職員と一緒の現場に立って同じ視点で考えてくださることで、当院のいい雰囲気が生まれています」と、看護主任さん。スタッフ思いの院長、いいですね~。風通しの良さを感じます。
リハビリ室
続いてリハビリ室へ。「当院では部署間の交流が活発で、私たちリハビリスタッフは看護師のみなさんと顔見知りです。なので、患者さん情報の共有もスムーズなんです」。とても温かな雰囲気なので、入職してもすぐ溶け込めそうです。なお、こちらのリハビリは、入院・外来と長期で患者さんをフォローし、併設の訪問看護ステーションが訪問リハビリも行うため、在宅への引き継ぎもスムーズなのだそうです。
リハビリ室
「当院が行っているリハビリには、プロスポーツ選手や有名人も数多く通っているんですよ」と、リハビリスタッフさんが教えてくれました。「中でも、患者さんお一人おひとりの症状に合わせたオーダーメイドのインソール(中敷き)は非常に好評です。こうして専門家が足の動きを見ながら、どうすれば歩行時の痛みを和らげられるかなどを考えながら対応しています」とのこと。
訪問看護ステーション「すこやか」
つづいて在宅部門である訪問看護ステーション「すこやか」へ伺いました。「当院では、訪問診療と訪問看護も行っています。在宅でのリハビリにも力をいれているんですよ」と看護主任さん。「在宅部門は以前にも増して強化していきたいということで、リノベーションを行い、より広くなりました。現在(2023年9月)は12名のスタッフが在籍しています」。今後の発展が楽しみです。
病棟廊下
ママさんナースも数名いらっしゃるそうで、ちょうど病棟にいた方を看護主任さんが紹介してくれました。子育てと仕事との両立はうまくいっていますか?「はい。当院では、夜勤免除や短時間勤務の相談に乗ってくれますし、育休から戻るタイミングも相談できるんですよ」と、ママさん看護師さん。子どもを育てる環境は、各家庭によって異なるので、それに合わせて対応してくれるのだそうです。これはすごく助かりますね!
事務室
最後に、医事課の皆さんにお会いしました。「当院は救急指定がなく、オペもありません。働き方にもゆとりがあり、趣味を大切にしている職員も多くいます。一方で、トルコ地震などの災害支援に精通したドクターなども在籍しており、得られる知見は豊富です。ワークライフバランスを大切にしながら働きたい人にはぴったりだと思います」と、事務スタッフさん。なるほど。まさに理想とされる中小病院のカタチが、坂本病院にあるのですね。
帰り道
- ――お疲れさまでした。仕事もプライベートも楽しめる職場、いかがでしたか?
- 「働きやすい」という評判通りの職場でした。雰囲気もいいし、とにかくスタッフの皆さんが明るくて、見学していているとこちらも元気になるんです。残業ほぼなし、充実の休日、人間関係の良さは、やはり働きやすさの基本だということを実感しましたね。
- ――上司とスタッフの関係はどうでしたか。
- 看護主任さんは、勤務年数が23年目を迎えるそうですが、スタッフとの壁を一切つくらず、スタッフと同じ目線で仕事をしていらっしゃることがわかりました。一人ひとりの得意分野を引き出していてスタッフからの信頼度も抜群。こんな上司がいると、本当に仕事がしやすいと思います。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護主任さんは、キャリアアップへのサポートが今後の課題だとおっしゃっていました。これからは院外研修に力を入れる予定で、スタッフが希望する研修に積極的に参加できるよう、体制を整えていくそうです。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- ユニフォームは年に1回、病院から支給されるそうです。自由度がとても高くて、自分好みの色、デザインを選べるのだとか。こんな自由さも坂本病院の人気のヒミツかもしれません。
人間関係良好な、家庭的な病院で働きたい方
プライベートや家庭も大切にできる働き方をしたい方