働くなら、地域と時代のニーズに合わせて進化を続ける病院がいいですよね。「我孫子聖仁会病院」では、地域の高齢化問題と向き合いながら、廊下でつながる特養との連携を活かして「医療と介護が一体となったサービス」を実現し、ニーズに応えた発展をしているとのこと。看護部では、地域包括ケアに興味を持つ仲間を幅広く迎えていて、さまざまな働きやすさを整えているそうです。さっそく見学に行って、働く魅力を探してきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 千葉県我孫子市/天王台駅
- 病床数
- 168床(一般50床 障害者50床 療養48床、緩和20床)
玄関
最寄り駅のJR常磐線「天王台駅」は、柏駅まで約10分、上野駅まで約35分とアクセスに便利。駅周辺には豊かな自然と閑静な住宅街が広がり、とても暮らしやすそうな街並みです。駅の南口から病院の送迎バスに乗り、約5分ほどで「我孫子聖仁会病院」に到着しました。玄関で迎えてくれたのは、入職2年目の看護師さん。今日はよろしくお願いします!
看護部長室
まずは、看護部長室へご挨拶に。勤続30年目の看護部長は、病院のことを知り尽くしているとのこと。「当院ではニーズに合わせた発展を続けています。最近では併設の特養開設を機に、医療と介護の連携が一段と進み、施設入居者の急変対応や透析治療など、地域に根差した包括的なケアが実現できています。2026年からは新たに特養がもう1つ併設されますので、さらに手厚い支援をご提供できると思います」と、看護部長。
ナースステーション
続いてナースステーションへ。新人さんがマンツーマンのOJTを受けていました。とても丁寧に教えてもらえるんですね。「ええ。即戦力となる方だけでなく、経験の浅い方やブランクのある方も安心して働けるように、個々のキャリアに合わせた新人指導を心がけています。数年前に外国人看護師を受け入れたのをきっかけに、採用の間口を広げ、多様な人材の活躍を応援する職場を目指しているんですよ」と、看護師さん。
ナースステーション
「当院では全体研修はもちろん、知識面を深められるeラーニングにも力を入れているんです」と、利用風景を見せてもらいました。「看護部には子育て中のママさんが多いので、家庭があっても参加しやすいよう、さまざまな工夫を行っています。院内研修は原則勤務時間内に開催していますし、部署ごとの勉強会や認定看護師による講義など、さまざまな学びの機会を設けています」。
ナースステーション
ナースステーションで多職種カンファレンスが始まりました。「オーダリングシステムと電子カルテを導入しているため、患者様一人ひとりのお身体の状況はもちろん、心理的・社会的な問題なども閲覧しやすいです。他部署への伝達もスムーズになりましたし、業務効率もアップして、残業時間の削減にもつながっています」と、看護師さん。「操作に不慣れな方でも、入職後に研修を行うので大丈夫です」。それなら安心ですね!
リハビリテーション室
お次はリハビリテーション室へ。「最近では整形外科を中心に手術件数も増えているため、リハビリテーションの充実にも取り組んでいます」と、理学療法士の主任さんが教えてくれました。「整形外科以外にも、がん患者様や長期療養患者様など、さまざまな患者様にリハビリを提供していています」。これだけ充実したスペースがあると、患者様や併設特養のご利用者様も安心ですね。
療養病棟
つづいては療養病棟へ。「当院の療養病棟は、長期療養型です。要介護度の高い患者様も多いため、生活支援を担う看護助手を多く配置し、看護師と看護助手が協力し合って働いています」。看護助手から看護師を目指す方には奨学金制度を用意しているのだそうです。
廊下
廊下を歩いていると、為本院長とお会いしました。病院を運営するにあたって大切にしていることはなんですか?「地域の方々に安心・安全なサービスを提供できるよう、医療・介護が一体となった環境づくりを行っています。女性常勤医師も積極的に迎え入れているので、より幅広いニーズにお応えできるようになったのではないかと考えています」と、院長。住んでいる街にこんな病院があると嬉しいと思います。
透析センター
お次は、透析センターへ。「透析患者数は約100名(2023年10月)で、月・水・金は外来患者様、火・木・土は入院患者様の透析に対応しています。併設の特養や地域の介護施設から治療に通われている方も多いんです。患者様への生活指導も手厚く、とても好評なんですよ」と、透析センターの看護主任さん。院内では、シャント関連オペやPTAにも対応しているとのこと。
健診センター
つづいては、最近ますます需要が高まっているという健診センターへ。「当院の健診センターでは人間ドッグをはじめ、各種企業健診や、我孫子市特定検診、がん健診など、さまざまな項目に対応しています。昨今では内視鏡検査室が1室から2室体制になったことで、より多くの方を受け入れられるようになりました」と、看護師さん。
院内保育室
最後は、利用されている方が多いという院内保育室にやってきました。「土日のみ、夜勤時のみ、幼稚園との併用など、それぞれの生活に合わせた利用ができます。利用者数は土日で大体20名前後なので、受け入れの余裕はたっぷり。保育料はリーズナブルで、外遊びが楽しめる園庭もあり、子育て中のスタッフから大好評です」。値段もサービスも大満足の保育室ですね!今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。時代を見据えた発展を続ける病院、いかがでしたか?
- 2017年の特養併設を機に、院内リニューアル工事や、電子カルテ導入が実施され、働きやすさが一層整ったそうです。病院の歴史は長いのですが、「地域包括医療・ケア認定」「在宅復帰機能強化加算」の施設基準の承認など、新しい取り組みに積極的に着手している病院でした。
――どんなキャリアのスタッフが活躍していましたか?
- 新人からベテランまで、幅広い層の方が活躍していました。教育支援が充実しているので、奨学金を活用して看護助手から看護師を目指す方も多いそうですし、育児ブランクのある方、臨床経験の浅い方なども大歓迎とのこと。外国人看護師の受け入れも行っていて、今後も採用の間口はどんどん広げていく方針なんだとか。
――では、ここはちょっと、という点は?
- 看護部には、妊娠中の方が常時5~6名前後いる状況が続いているため、スタッフの確保が一番の課題だそうです。とはいえ、勤務するスタッフにとって、ライフイベントの変化に対応してもらえるので、働きやすい職場であるのは間違いありません。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 中途採用で入職したスタッフも多く、大きな病院や急性期病院が合わなくて疲弊してしまった方で、こちらにきてから笑顔で働けるようになって長く勤めている方がたくさんいるそうです。長く勤められる職場って、いい職場ですよね。
地域と時代のニーズに応えて進化を続ける病院で働きたい方
透析に興味があり、深めて行きたい方