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医療法人社団 聖仁会 白井聖仁会病院

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見学の下調べ

白井聖仁会病院の見学の下調べ

新しい挑戦を続けている病院は、活気があって職員もいきいきとしていますよね。地域の中核病院としての役割を担う「白井聖仁会病院」は、2016年の新築移転後も、地域の方や職員に愛され続ける病院を目指して進化を続けているそうです。看護部では、病院と一緒に成長していける人材を歓迎し、スキルアップ・キャリアアップを応援しているそうなので、さっそく見学に行って確かめてきます!

形 態
ケアミックス型病院
所在地
千葉県白井市/白井駅
病床数
193床(一般88床、療養85床、緩和ケア20床)
編集部が取材しました
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

百聞は一見にしかず見学開始!!

白井聖仁会病院の

玄関

「白井聖仁会病院」へのアクセスは、緑豊かな千葉ニュータウンの一角にある「白井駅」北口から徒歩10分。目の前には白井市役所があり、広い敷地内には特養「さつきの里」が併設されています。玄関で迎えてくれたのは、外来勤務の看護師さん。「ようこそ!当院は地域に求められる急性期医療に力を注ぐため、2023年に一般病床を増やし、2024年度には多くの専門医を迎えました。今日は進化を続ける当院の魅力をたっぷりご紹介します」。

玄関の次

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

白井聖仁会病院の

救急外来

まずは、救急外来へ。「2024年度に7名の医師が加わったことで、より多くの救急車を受け入れられるようになりました。近年、高齢者の方の転倒やケガによる救急搬送が増えているため、整形外科では骨折や外傷、変性疾患、脊椎の治療まで幅広く対応できる体制を整えています。また、骨折で入院された患者様を対象に、骨粗鬆症リエゾンサービスを提供するなど、骨粗鬆症対策や二次骨折予防にも力を注いでいることが特徴です」。

救急外来の次
白井聖仁会病院の

外来フロア待合スペース

お次は、広くて開放的な外来待合スペースへ。「当院では多様な専門医を迎えて診療科目を充実させていて、2022年には外来フロアに眼科と口腔外科の専用診察室を設けました。外来看護師は一般外来の診療介助だけでなく、『内視鏡センター』や『外来化学療法室』の業務も兼務しているため、幅広いスキルが習得可能です」。内視鏡センターは2Fの健診センターと同じフロアにあり、検査件数が年々増えているのだとか。

外来フロア待合スペースの次
白井聖仁会病院の

外来化学療法室

つづいて、外来化学療法室へ。「がんの治療にも力を注ぐ当院では、自宅からの通院で抗がん剤治療が受けられるように、外来化学療法室を設けています。外来化学療法の患者様は1日1~3名で、リラックスして治療を受けられるようにリクライニングチェアを設け、担当看護師が親身に寄り添ってストレス緩和に努めています」。主治医や各部署と連携し、緊急対応も可能な環境を整えているそうです。

外来化学療法室の次
白井聖仁会病院の

手術室

お次は、最新の医療設備を備える手術室へ。緊急手術にも柔軟に対応できるよう、手術室は2つ設けられています。どんな手術が多いですか?「整形外科と眼科の手術が多く、それぞれ月40件以上実施しています(2024年6月)。また、透析患者様のシャント造設、VAIVT(シャント拡張術)や、乳腺外科の手術にも対応していて、低侵襲な内視鏡下手術も積極的に取り入れているんですよ」と、看護師さん。

手術室の次
白井聖仁会病院の

一般病棟

一般病棟に伺うと、スタッフの皆さんが集まってくれました。「今まで遠くの大規模病院でしか行えなかった手術を当院でも行えるようになったので、緊急入院や緊急手術が増え、一般病棟の看護師にはよりスピーディーな対応が求められるようになりました。病院の診療体制が変わると学ぶことも増えますから、看護師は外部研修に積極的に参加し、スキルアップに励んでいるんです」と、皆さん。

一般病棟の次

創意工夫を伺う独自の取り組み

白井聖仁会病院の

緩和ケア病棟

緩和ケア病棟のスタッフステーションでは、多職種カンファレンスが行われていました。「緩和ケア病棟には20床のベッドがあり、多職種チームでがん性疼痛のコントロールに取り組んでいます。毎日の病棟カンファレンスに加えて、月に一度は『デスカンファレンス』を開き、亡くなった患者様のケアの振り返りや、スタッフのメンタルサポートを実施しています」と、皆さん。白井市初の緩和ケア病棟で、需要が高まっているそうです。

緩和ケア病棟の次
白井聖仁会病院の

透析センター

つづいて、透析センターへ。「オンラインHDF対応の最新の透析機械を40台導入し、外来・入院合わせて120名前後の患者様の治療にあたっていて(2024年6月)、2024年度には透析中の運動療法を取り入れました。患者様は導入期から維持期の方まで幅広く、併設の『さつきの里』と近隣の介護施設の利用者様の治療も受け入れているんです」と、透析室の看護師さん。透析認定士やフットケア指導士なども複数名在籍しているとのこと。

透析センターの次
白井聖仁会病院の

特養「さつきの里」

お次は、隣接する特養「さつきの里」を紹介してくれました。「こちらの施設は病院と渡り廊下でつながっていて、入居者様の急変時などに迅速に対応しています。施設内には、デイケアや訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所なども併設されていて、グループのネットワークを活かしながら、高齢化が進む時代に求められる『地域包括ケアシステム』の構築に貢献しているんです」。

特養「さつきの里」の次

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

白井聖仁会病院の

食堂

つづいて、病院と「さつきの里」の間にある食堂を案内していただきました。「こちらの食堂は、本来は誰でも自由に利用することができて、近隣住民の方や面会に訪れるご家族様も利用できるのですが、新型コロナの影響で現在は職員のみの利用となっています。美味しくて栄養バランスも取れた手作りのランチが、1食350円という職員価格で食べられるので、多くの職員から人気を集めています」。嬉しい福利厚生ですね。

食堂の次
白井聖仁会病院の

保育室・病児保育室

最後は、保育室と病児保育室を紹介していただきました。「当院では、職員のために24時間対応の院内保育を実施しているほか、小児科外来を活かして病児保育室を開設し、地域の子育て世帯の方の利用も受け入れています」。院内保育室は全職種利用可能で、土日の利用は定員(30名)に達することも珍しくないほど大人気とのこと。今日はありがとうございました。

保育室・病児保育室の次
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

医療21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

お疲れさまでした。きれいで快適な環境が自慢の地域密着型病院、いかがでしたか?

――お疲れさまでした。きれいで快適な環境が自慢の地域密着型病院、いかがでしたか?

地域のニーズに応えていけるよう、最近では急性期の医療体制を充実させていて、専門医を増やしながら多様な診療を行っていました。歴史ある病院なので、地域からの信頼も厚く、救急車の受け入れ台数や内視鏡検査・手術件数などが年々増えているそうです。

――働きやすさはどうでしたか?

福利厚生や子育て支援体制が手厚く、院内保育室・病児保育室・小児科外来があるのは、働くママ・パパにとって大きな魅力だと思います。また、「子育て支援金制度」も確立されていて、保育園・幼稚園・小・中・高・専門学校・大学の入学時には、お祝い金が支給されるそうで、子育て世代の励みになっているとのこと。

――では、ここはちょっと、というところは?

2023年度の一般病床の増床によって、入退院や手術が増え、現場が忙しくなっているそうです。とはいえ、チームワークで乗り切っていて残業はそれほど多くないとのこと。今後人員体制を強化していく方針だそうです。

――最後に、ここだけの話を一つお願いします。

看護部では、ブランクを持つ潜在看護師の復職支援にも力を入れていて、指導力の高い教育担当者が中心となり、久しぶりの職場復帰をバックアップしているとのこと。また、定期的な院内研修はもちろん、院外研修にも参加しやすい体制を整えていますし、自己学習支援としてeラーニングも導入しています。

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