
看護師の就職・転職で、「未経験」「子どもが小さい」「ブランクあり」などの事情で悩んでいる方は多いですよね。川崎市多摩区で精神科医療を展開する「生田病院」では、新卒・中途・潜在看護師も含めた幅広い採用活動を行っているとのこと。手厚い教育サポートを活かして、年齢もキャリアも不問の採用を行っているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます!
- 形 態
- 精神科病院
- 所在地
- 神奈川県川崎市多摩区/百合ヶ丘駅
- 病床数
- 300床(精神科急性期治療病棟60床 精神一般病棟60床 精神療養病棟180床)


玄関
「生田病院」へのアクセスは、小田急線「百合ヶ丘駅」と病院を結ぶ無料送迎バスが便利。「読売ランド前駅」からは徒歩15分ほどです。無料の職員駐車場も完備されているので、バイクや車で通勤される方も多いんだとか。玄関では、看護部長室配属のクラークさん(写真左)と、病棟配属のクラークさん(写真右)が元気に迎えてくれました。今日はよろしくお願いします!


外来待合ロビー
玄関を入ると、開放的な雰囲気の外来待合ロビーが広がっています。「当院では、外来受診時の健康相談や指導だけでなく在宅生活も支えていけるように、外来看護師が訪問看護業務も行っています。2021年10月より電子カルテに切り替わり、院内の情報共有がスムーズになったため、訪問看護師が入院中のケアや退院後の生活課題を把握し、継続看護につなげています」と、お2人。


看護部長室
まずは、松澤看護部長にお会いしました。看護部では、幅広い層を対象に採用活動を行っているそうですね。「ええ、中途採用では即戦力となる人材に加えて、精神科未経験者や第2新卒者も歓迎し、潜在看護師の復職も応援しています。また、独自のクリニカルラダーを活用してキャリア開発もサポートしており、スペシャリスト志向の方も大歓迎です」。現在、認知症看護と精神科看護の認定看護師が在籍しているそうです(2022年1月)。


eラーニングの様子
病棟に伺うと、教育委員会の委員長さんがeラーニングを紹介してくれました。「個人のパソコンやスマホからはもちろん、空き時間には職場のパソコンからも研修動画を視聴可能で、精神科の基礎学習からリスクマネジメント、管理者向けの研修まで、テーマも充実しています」。院外研修にも積極的な参加を促し、業務に関連する内容であれば日勤扱いにしているとのこと。


ナースステーション
多職種の皆さんが集まってくれたので、職場の魅力について伺ってみましょう!どんなところが働きやすさにつながっていますか?「年間休日が120日以上(+有休)と充実していて、勤務時間も9時~17時と無理がないので、ワークライフバランスを大切にできるところですね。日勤常勤や時短勤務などの働き方も用意されているので、子育て中のスタッフも多く、男性看護師の育休取得実績もあるんですよ」と、皆さん。


病室
病室を覗くと、新人指導が行われていました。「新卒者には1年間プリセプターの先輩が付き、中途入職者にも必要に応じて指導担当者が付いて、マンツーマンの丁寧なOJTを行っています。当院は、看護実習の受け入れや新卒採用に積極的なので、指導力の高い看護師が揃っていて、臨床経験の浅い第2新卒者や長いブランクのある方にもきめ細かいサポートができているんです」と、お2人。


医療安全管理室
つづいて、医療安全管理者兼CVPPP(包括的暴力防止プログラム)トレーナーとして活躍する看護師さんを紹介していただきました。「私は交通事故の後遺症で看護行為が難しくなったのですが、周囲の理解と協力によって医療安全管理室の専従看護師として再スタートしました。現在はCVPPPトレーナーの資格も活かしながら、医療事故の予防および再発防止対策に努め、患者様と働く仲間の安心・安全を守っています」。


病棟
病棟に戻ると、岡田院長(写真左から3番目)を交えたカンファレンスが行われていました。「院長はいつも笑顔で穏やかな人柄で、患者様からも職員からも信頼されています。病棟カンファレンスでは現場の声に耳を傾け、患者様に関する質問や相談にも的確なアドバイスを行ってくれます」と、皆さん。新型コロナの影響でうつ・不安障害などを抱える方も増え、院長が中心となって時代に求められる精神科医療サービスを追求しているんだとか。


精神科デイケア
お次は、併設された精神科デイケアへ。「スムーズな社会復帰のために、退院後はデイケアに通う患者様が多くいます。こちらでは、生活リズムを取り戻すプログラムに加えて、就労を目指す方へのプログラムも開催しており、毎日多くの利用者様で賑わっているんですよ」。他にも、居宅介護支援事業所と相談支援事業所が併設されていて、近くには同法人の高齢者グループホーム、障害者グループホームがあるんだとか。


送迎バス駐車場
病院の駐車場には、無料送迎バスが停まっていました。「電車通勤者の大半は、こちらの送迎バスを利用しているんですよ」。業務が終わらず、バスに乗り遅れることはないでしょうか?「どの部署も『残業ほぼゼロ』を実現しているので、余裕を持って乗車できると思います。1日4~5名の入院を受け入れる急性期病棟でも、『定時に帰ろう』と協力し合っているので、残業はほとんど発生していません」。


職員食堂
最後は、お2人がお気に入りの職員食堂にやってきました。「こちらでは、美味しい食事が無料なので、ほとんどのスタッフが利用しています。夜勤の時は、朝食と夕食まで提供されます。他にも、会員制リゾートホテルの割引やテーマパークなどのレジャー施設の割引チケット、スポーツクラブの会員割引など、いろいろな福利厚生が揃っています」。それは魅力的!今日はありがとうございました。

帰り道

- ――おつかれさまでした。幅広い採用活動を行う精神科病院、いかがでしたか?
- うわさ通り採用の間口が広く、看護部には20代から70代まで、さまざまな年齢・キャリアのスタッフが活躍していました。看護部長が男性なので、男性看護師の働きやすさ・キャリア形成にも理解があり、男性の育休取得実績まであるとのこと。看護助手の採用にも積極的で、奨学金制度を用意し、働きながら看護師を目指す道も応援しているそうです。
- ――働きやすさはどうでしたか?
- 希望休が取得しやすく、残業がほとんど発生しないため、スタッフの皆さんは働きやすさにとても満足しているようでした。お子さんが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務なども希望できるそうで、産休・育休取得後の復帰率はとても高いそうです。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 看護部長としては、目標にしていた電子カルテの導入を達成したため、今後は電子カルテをフル活用して、部署間の情報共有をよりスムーズに行っていきたいそうです。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 看護部には、夫婦で働いている方、姉妹・親子で働いている方も多いとのこと。大切な家族にも職場を紹介できるって、働きやすいという証拠ですよね。
精神科に興味があり、子育てやプライベートを大切にしながら働きたい方
看護助手・准看護師から看護師の資格取得を目指している方