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医療法人 福慈会 メンタルホスピタルかまくら山

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おうちでゆっくりご覧いただける、病院見学の体感コンテンツです。

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見学の下調べ

メンタルホスピタルかまくら山の見学の下調べ

看護師として働く中で、「患者様との関わりを増やしたい」「個別ケアを実践したい」などの理想を求めて転職する方は少なくありません。精神科に特化した「メンタルホスピタルかまくら山」では、自然に囲まれた療養環境を活かし、ゆったりと心に寄り添ったケアを実践しているとのこと。ケアの質を上げるため、働く職員の心身の健康も大切にしているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力を見てきます!

形 態
精神科病院
所在地
神奈川県鎌倉市/大船駅
病床数
90床
編集部が取材しました
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

百聞は一見にしかず見学開始!!

メンタルホスピタルかまくら山の

玄関

「メンタルホスピタルかまくら山」へのアクセスは、「大船駅」から無料送迎バスで約25分。鎌倉山の山頂に位置し、美しい自然の景色を一望できます。玄関で迎えてくれたのは、精神保健福祉士さん。「ようこそ!当院は心のケアに最適な立地環境で、院内の至るところから鎌倉の大自然を眺望でき、勤務中も窓からの景色に心が和みます」。看護部の男女比率は4対6で、男女ともに活躍しやすい環境が整っているそうです。

玄関の次
メンタルホスピタルかまくら山の

デイルーム

看護主任の皆さんにお会いしました。「看護部には、中堅・ベテランの看護師に加え、精神科未経験者も多く活躍しています。当院では精神科の専門知識よりもまずは『患者様が困っていることに気づく』という看護の基礎的な視点を大切にしているので、精神科未経験の方もこれまでの経験を活かして活躍できる環境です」と、皆さん。「新卒・第二新卒者やブランクのある方はじっくり育てますし、年齢を重ねた方の入職も歓迎しています」。

デイルームの次

創意工夫を伺う独自の取り組み

メンタルホスピタルかまくら山の

認知症カフェの写真

「こちらは、認知症カフェ『座っ来場楽ん(ざっくばらん)』の様子です。市内の地域包括支援センターの協力も得て、近隣の就労継続支援B型事業所などからコーヒーやお菓子を購入し、地域の認知症の方やご家族とお茶をしながら語り合いました。こちらには約80名集まっていて、現在は地域のニーズに応えて短時間バージョンの『ちいさなざっくばらん』も開催しています。これからも地域の皆さんと交流する機会を大事に活動していきます」。

認知症カフェの写真の次
メンタルホスピタルかまくら山の

スタッフステーション

スタッフステーションに伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「部署の垣根がなく、他職種とも気軽にコミュニケーションを図れる風通しの良い職場なので、スタッフの紹介で入職するケースも多く、定着につながっています」と、皆さん。

スタッフステーションの次
メンタルホスピタルかまくら山の

スタッフステーション

主任が新人看護師さんへ指導を行っています。「入職後は、新卒者にも中途入職者にもプリセプターの先輩が付き、こんなふうにマンツーマンの丁寧なOJTを行っています。どの部署も業務に追われるような慌ただしさはなく、新人さんへの指導時間をしっかり確保できているため、マイペースに仕事を覚えていけて、臨床経験の浅い方やブランクのある方なども安心ですよ」と、主任。

スタッフステーションの次

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

メンタルホスピタルかまくら山の

院庭

森田療法の認定療法士の資格を取得したという主任(写真右)に、森田療法について教えてもらいました。「当院では、日本独自の精神療法『森田療法』を積極的に取り入れていて、2024年にはポーランドで開催された学会に参加しました。病態に応じて森田療法に催眠と内観療法を補足治療として加えて、入院および外来森田療法を行っていて、こちらは森田療法の一環で患者様と一緒に水やりをして育てているお花です」と、主任。

院庭の次
メンタルホスピタルかまくら山の

テラス

テラスで、多職種の皆さんにお会いできました。職場の魅力を教えてください。「残業がほとんどなく、有休も希望通りに取得できるなど、働きやすさが整っています。また、スマホから記録業務を行える最新の電子カルテを導入したり、スタッフのユニフォームとして有名ルームウェアブランドの『ジェラートピケ』とコラボしたクラシコ製のスクラブを取り入れたりと、スタッフのために進化を続けていることも魅力です」と、皆さん。

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特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

メンタルホスピタルかまくら山の

病室

病室では薬剤師さんが服薬指導を行っていました。心掛けていることはありますか?「精神科急性期病棟・認知症メインの病棟・精神科慢性期病棟があり、それぞれ患者様の症状や話の伝わり具合も異なるので、患者様に合わせた言葉選び・言葉遣いをして服薬指導をすることを心掛けています。また、看護師などの他職種と連携を取り、患者様の様子や処方の注意点などをしっかり共有し合うことも大切にしています」と、薬剤師さん。

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メンタルホスピタルかまくら山の

応接室

応接室に伺うと、「光洋マイスター研修」の講師の方と、修了生・修了候補生の看護補助者さん達が集まっていました。どんな学びをするんですか?「おむつなどの介護用品を製造・販売する企業『株式会社 光洋』さんが実施する認定資格で、正しい排泄ケアを習得して『排泄のスペシャリスト』を育成しています」。光洋マイスターは認知症カフェにも参加し、在宅でのおむつ交換やスキントラブルの相談に対応しているそうです。

応接室の次
メンタルホスピタルかまくら山の

職員食堂

職員食堂へ伺うと、管理栄養士さんがメニューを紹介してくれました。「こちらでは、管理栄養士が作った栄養満点のメニューを一食260円で食べることができます。職員食堂は窓からの眺めがとても良く、多職種が集まる憩いの場で、いつも笑顔が絶えない空間なんですよ」と、精神保健福祉士さん。

職員食堂の次
メンタルホスピタルかまくら山の

秋祭りの写真

最後に、秋祭りの写真を見せてもらいました。「秋祭りは、患者様だけでなく地域の方も参加していただき、わたあめ・焼きそばなどの食事、輪投げ・ヨーヨーなどのアクティビティ、患者様の作品展示などをして皆で盛り上がります。こちらのオレンジのTシャツは、スタッフがイチからデザインして作成したもので、当日は皆でおそろいで着て楽しみました」。和気あいあいとした雰囲気が素敵ですね。今日はありがとうございました!

秋祭りの写真の次
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

医療21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

お疲れさまでした。ゆったりと寄り添える精神科病院、いかがでしたか?

――お疲れさまでした。ゆったりと寄り添える精神科病院、いかがでしたか?

鎌倉の美しい自然に囲まれた立地が魅力で、多職種がチーム一丸となって患者様の回復を支えていました。病棟の雰囲気も落ち着いていて、心にゆとりを持って患者様と向き合える環境でしたし、スタッフが良いコンディションを保てるようにワークライフバランスを重視していて、残業ほぼゼロを実現していました。

――印象的な取り組みはありましたか?

日本独自の精神療法である「森田療法」を治療の一環として取り入れている点です。中には、森田療法を深く学ぶために入職したスタッフもいるそうで、関連学会の外部セミナーなどに参加しやすい体制を整えています。森田療法への取り組みはメディアにも紹介され、飛行機などで遠方から訪れる患者様や海外の患者様もいるそうですよ。

――では、ここはちょっと、という点は?

保育室がない点でしょうか。お子さんの預け先は自分で見つける必要があります。ただ、小さなお子さんを持つ方のために、日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの勤務形態が用意されているので、仕事と子育ては両立しやすいと思います。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

2022年に神奈川県の指定を受けて認知症疾患医療センターを設置して以来、「認知症にやさしいまち」を目指して、地域での活動にとても力を注いでいます。認知症カフェの「座っ来場楽ん(ざっくばらん)」という名前には、認知症当事者の方・ご家族・支援者の垣根なく、おいしいコーヒーなどを飲みながら気軽に話せる場をつくりたいという想いが込められているそうです。

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