時代に合わせて進化を続ける病院には、働く魅力がたくさんありそう!西東京市で100年を超える歴史を誇る「佐々総合病院」では、大幅なリニューアルに着手し、患者様と働くスタッフ、双方の満足度を追求した病院づくりを進めているんだとか。看護部では、私生活もキャリアも大事にできる環境を整え、病院と一緒に成長していける仲間を迎えたいそうなので、さっそく見学に行ってきます。
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 東京都西東京市/田無駅
- 病床数
- 183床
玄関
TMG(戸田中央メディカルケアグループ)の「佐々総合病院」があるのは、西武新宿線「田無駅」から徒歩3分の立地。「西武新宿駅」まで急行電車で22分と、都心へのアクセスも抜群です。迎えてくれたのは、救急外来で働く入職17年目の看護課長さん。駅徒歩3分は通勤しやすいですね!「はい。しかも、駅周辺には商業施設が充実していて、仕事帰りのお買い物にとても便利です。また、リーズナブルな職員寮も近くにあるんですよ」。
ER
まずは、2023年度にリニューアルしたERへ。「二次救急病院として、より多くの救急搬送の受け入れに応じていけるように、救急処置ブースを3床から7床に増やしました。救急応需率は年々上がっていて、現在の救急車の受け入れ台数は年間5000台(2024年8月)。脳卒中ユニット(SCU)の開設計画もあり、救急医療体制をより強化していく方針です」。ERには男性看護師も多く活躍しているそうです。
手術室
手術室に伺うと、看護課長さんが迎えてくれました。手術室も2021年に3室から4室へ増室し、緊急手術にも柔軟に対応していて、現在さらなる増室も検討中とのこと。「手術室には術中麻酔管理領域の特定行為研修を修了した看護師が在籍し、麻酔科医と連携して専門性を発揮しています。当院は特定行為研修の協力病院なので、麻酔科医が演習を行い、実習も直接指導してくれるんですよ」と、看護課長。
看護部長室
お次は、津畑看護部長のもとへ。リニューアルが続いているのですね。「ええ。2024年には入退院支援を担う患者サポートセンターを開設し、近い将来には新棟建設と20床の増床計画もあり、今後も当院の進化は止まりません。看護部もそんな病院と一緒に成長していけるよう、夢や目標に挑戦したい新しい仲間を募集中です。長く定着してくれる方はもちろん、当院での経験を糧に更なる高みを目指したい方も歓迎します」と、看護部長。
看護部管理室
患者サポートセンターを統括する副看護部長にお会いしました。「これまで、入退院支援は各病棟の所属長が中心となって担ってきましたが、患者サポートセンターには入院前支援を担う専従看護師4名と、退院支援を担う専従看護師2名を配置し、病棟看護師の負担を少しでも軽減できるよう努めています」と、副看護部長。副看護部長は認知症看護認定看護師資格を有していて、専門活動にも取り組んでいるそうです。
病室
お次は、病室を案内していただきました。入職後は、どのような教育サポートが受けられますか?「新卒者にも中途入職者にもプリセプターの先輩が付いて、こんなふうにマンツーマンのOJTを実施しています。当院では、看護実習生の受け入れにも取り組んでいるので、指導スキルの高い実習指導者が各部署に在籍し、新入職員にもきめ細かいサポートを行うことができています」。それは安心です。
病室
つづいて、多職種で構成された脳外科チームによる朝回診の様子を見学しました。「脳外科の治療に力を注ぐ当院では、医師・看護師・リハビリスタッフ・薬剤師などの専門職がチームを組み、月曜~土曜の朝に院内回診を行っています。チーム医療を推進する当院では、他にも褥瘡対策チームやICTチームなどが結成されているので、経験の浅い方でも各領域に特化した専門職たちに相談しやすい環境が整っているんですよ」と、皆さん。
研修室
つづいて、新人研修の様子を見学させていただきました。「2024年度は約15名の新卒看護師が入職し、ローテーション研修後に希望に応じた部署配属を行い、1年間の新人研修プログラムで成長を支えています。また、卒後1~2年目で他院を退職した第ニ新卒者も歓迎していて、新卒者と同等の手厚い教育サポートを用意しているんですよ」と、看護課長。このような座学だけでなく、実技演習も充実させているとのこと。
更衣室
お次は、新しくなった更衣室を案内していただきました。スタッフのための設備も充実させているのですね。「そうなんです。働きやすさの向上も重視してリニューアルを行っていて、管理棟にはオンライン環境が整った会議室・研修室が完備されています。近い将来に建設予定の新棟は、病棟主体の建物で、各病室のスペースを広く確保し、看護動線にも配慮した設計になるそうです」。完成が楽しみですね。
保育室・病児病後児保育室
お次は、保育室を案内してくれました。「夜勤にも安心して入れるように24時間保育に対応していて、病後児保育専用のお部屋も完備しています。保育中にお子さんの具合が悪くなると、すぐに職場まで連絡が来て、仕事を途中で抜けて当院の小児科外来を受診可能です。指定された感染症でなければ、そのまま保育室に預けることもできますし、お子さんのそばにいてあげたい場合は早退することもできるんですよ」。
集合
最後は、看護部の皆さんが集まってくれました。働きやすさはどうですか?「ニ次救急病院として急性期医療に力を注いでいますが、残業はそれほど多くないですし、休みの希望も通りやすいです。ワークライフバランスを大切にできる職場なので、結婚・出産後の定着率も高く、保育室などの子育てサポートを利用してキャリアアップも実現できます」と、皆さん。魅力的な職場ですね!今日はありがとうございました。
帰り道
――お疲れさまでした。進化を続ける病院、いかがでしたか?
- 時代と地域のニーズに応えていけるよう、さまざまなリニューアルを重ねていて、今後も更に進化していくリニューアルプランがありました。地域になくてはならない中核病院なので、診療を継続しながらリニューアル工事を進めていて、特に救急医療・急性期医療体制の強化に力を注いでいます。
――私生活もキャリアも大切にできる環境でしたか?
- はい。救急車の受け入れ台数は地域屈指で、手術件数も増え続けていますが、ワークライフバランスに十分配慮し、結婚・出産後もキャリアアップに励みやすい環境が整っています。病院の進化に伴い、看護師の働き方も随時見直していて、これまで手術室は夜間のオンコール体制を取っていたそうですが、緊急手術が増えていることから当直勤務を導入し、メリハリのある働き方を推進しているのだとか。
――では、ここはちょっと、というところは?
- キャリア志向の高いスタッフが多く、「結婚・出産後はのんびり働きたい」という方には合わない職場かもしれません。子育てをしながらもキャリアを磨き、スキルアップ・キャリアアップを目指したい方にはぴったりな環境です。
――最後に、ここだけの話をお願いします。
- 看護部長は看護教育にも精通していて、認定看護師の育成にも携わっていた経験があり、TMG内のスタッフには夢や目標を持って仕事に取り組んでほしいそうです。もしもこちらの病院で学ぶべきことを学んで次のステップに進みたい方がいれば、背中を押していきたいとのことでした。
急性期の病院で、結婚・出産後もキャリアアップを目指したい方
地域のために進化を続ける病院で、一緒に成長していきたい方