どんなにやりがいのある仕事に携わっていても、時間や気持ちに余裕がないと、充実した日々を過ごすことはできないですよね。宇都宮市にある療養型病院の「上野病院」では、ワークライフバランスを重視した働き方を推進し、オリジナルの福利厚生で、食生活や美容までサポートしているとのこと。多様な人材が活躍する職場を目指して、子育て中の方やブランクのある方も歓迎しているそうなので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます!
- 形 態
- 一般病院
- 所在地
- 栃木県宇都宮市/宇都宮駅
- 病床数
- 103床
玄関
上野病院へのアクセスは、「宇都宮駅」西口から10分ほどバスに乗り、「宇都宮城址公園東」バス停で下車して徒歩4分。マイカー通勤の方や、駅から自転車で通勤するスタッフもいるそうです。玄関では、人事を担当する総務係の佐々木さんが笑顔で迎えてくれました。「ようこそ!当院は宇都宮市のほぼ中央に位置し、『宇都宮駅』にも気軽に行ける場所なので、仕事帰りにショッピングや習い事を楽しむスタッフも多いですよ」。
外来待合室
さっそく玄関を入り、外来の待合室へ。「こちらは、2020年秋から診療をスタートした美容皮膚科外来で、副院長の女性ならではの丁寧な診療とカウンセリングが人気を集めています。福利厚生として『職員割引制度』もあり、エイジングケアやシミ取りレーザーなどの施術はもちろん、お肌に優しい医療用コスメなどもリーズナブルに購入できるんです」と、佐々木さん。自分へのご褒美やリフレッシュ目的で活用するスタッフも多いんだとか。
リハビリテーション室
つづいて、リハビリテーション室へ。「当院では、ADL(日常生活動作)の維持・向上によって入院中のQOLを少しでも高めていけるよう、セラピストを増員して、2021年度からリハビリテーション科を立ち上げました。リハビリテーション室の訓練機器は順次調達をすすめて充実を図っており、脳血管障害や廃用症候群に対する生活期のリハビリを中心に提供しています」。
病棟
病棟へ伺うと、多職種カンファレンスが行われていました。「当院では質の高いチーム医療を実践するため、定期的にさまざまな職種で意見交換を行っています。入院患者様の中には、寝たきりで全介助が必要な方や経管栄養を行う方が増えているため、セラピスト、栄養士、介護スタッフなどと協働で、褥瘡予防、栄養状態の改善、環境調整などに力を注いでいるんですよ」と、皆さん。
病室
病室を覗くと、新人指導が行われていました。「入職後は、教育担当の先輩が日替わりで付き、マンツーマンの丁寧なOJTを行っています。同じ部署の先輩全員が新人さんの成長を把握できるよう、指導の進捗を記録する『教育ファイル』を活用し、みんなで新人教育に携わっているのが特徴です」と、佐々木さん。入職時教育が手厚いため、療養型病院が未経験の方やブランクのある方も安心して入職しているそうです。
スタッフステーション
スタッフステーションに戻ると、オンライン研修で使用しているというタブレットを紹介してくれました。「新型コロナの影響で、ほとんどの外部研修がオンライン化しているため、勤務時間内に職場のタブレットから受講できる体制をとっています」と、佐々木さん。新型コロナの収束後には、個々の興味に合った外部研修にも積極的な参加を促していきたいとのこと。
病棟
病棟を見学していると、介護部門の主任さんにお会いできました。「介護スタッフも看護部の所属ですが、チーム医療の中で独立した専門職として活躍しやすいように、部門を立ち上げて役職者を配置しています。介護福祉士も複数名活躍していて、看護師の良きパートナーとして対等な立場で向き合い、お互いを認め合いながら働いているんです」と、佐々木さん。それは素晴らしい!
スタッフステーション
お次は、看護師長さんにシフト表を見せていただきました。休みの希望は通りますか?「はい。希望休は月3日間まで申請でき、ほぼ100%通しています。有休も積極的に取得できますし、事前に相談してもらえれば連休の取得もOK!子育て中の方には、お子さんとの時間を大切にできるように土日休みを優先したり、学校行事などにもなるべく参加できるように配慮しています」と、師長さん。
職員食堂
つづいて人気の職員食堂へ。栄養士さんが今日のランチメニューを紹介してくれました。おいしそう~!「日勤帯の昼食と、夜勤帯の夕食・朝食を月4500円というリーズナブルな値段で食べることができます。当院の栄養科は直営なので、地元の新鮮な野菜を使用した献立が多く、野菜不足も補うことができています」と、佐々木さん。食堂のテーブルにはアクリルパーテーションを設置し、感染対策も徹底しています。
職員食堂
「栄養科でも、新しい仲間を募集中です」と、栄養士さんが教えてくれました。こちらの病院の栄養科で働く魅力は何でしょう?「私は委託の栄養士として働いた経験もありますが、直営は自由度が高く、患者様のニーズに寄り添いながら食事の提供ができるところが大きな魅力だと感じています。ミキサー食やペースト食などの介護食ニーズも高いですが、なるべく冷凍食品やレトルト食品を使用せず、手作りの温かさを大切にしています」。
病棟
最後は、看護部の皆さんが見送ってくれました。働きやすさはどうですか?「容態の落ち着いた患者様が中心なので、ゆとりを持って働くことができますし、緊急入院・検査などがないため、毎日ほぼ定時に退勤できます。年齢を重ねても働きやすい環境で、中堅・ベテラン看護師だけでなく、急性期病院の忙しさに疲れた20代の入職も増えているんですよ」と、皆さん。幅広い世代が活躍しているんですね!今日はありがとうございました。
帰り道
――ワークライフバランスやオリジナルの福利厚生が整った病院、いかがでしたか?
- 残業ほぼゼロで、休みの希望も通りやすいため、家庭やプライベートを大切にしたい方にぴったりな職場でした。オリジナルの福利厚生として、美容皮膚科の職員割引制度や、月4500円の職員食堂などが整っていて、どちらもスタッフさんに大人気とのこと。特に、美容皮膚科の施術はリフレッシュにつながるため、仕事を頑張る自分へのご褒美として活用されているそうです。
――療養型病院の勤務が初めてでも働けるでしょうか?
- はい、大丈夫です。入職時教育が手厚く、その方のキャリアに合ったマンツーマンのOJTが用意されています。看護部には、療養型病院が初めてという方はもちろん、臨床経験の浅い第2新卒の方や、育児などで長いブランクから復職した方なども活躍していました。
――では、ここはちょっと、というところは?
- 2020年秋の美容皮膚科の新設、2021年春のリハビリテーション科の設立と、新しい取り組みを積極的に導入しているため、関連設備の整備などで少しバタバタしているとのこと。歴史ある病院ですが、みんなで意見を出し合いながら、より魅力的な病院づくりに取り組んでいました。
――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 2017年の現院長の就任をきっかけに、より魅力的な病院を目指して、さまざまな病院改革が進んでいるそうです。スタッフ想いの院長は、現場との距離が近く、いつも気軽に声をかけてくれるそうで、患者様にも職員にも慕われている存在でしたよ!
福利厚生が充実した職場で、家庭やプライベートも大切にしながら働きたい方
患者様とじっくり向き合える療養型病院に興味があり、未経験から挑戦したい方