転職にはエネルギーが必要なので、「今度こそ長く働ける職場に出会いたい」と考える方は多いはず。東京都北区で切れ目ない医療・介護サービスを展開する「神谷病院」は、地域住民の方たちだけでなく、スタッフにも長く愛され続けているとのこと。ワークライフバランスを大切にしていて、年齢を重ねても働くスタッフが多く、子育て中の方やブランクから復職した方もいきいきと活躍しているそうです。早速見学に行って、働く魅力を見てきます。
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 東京都北区/東十条駅
- 病床数
- 140床(一般38床、地域包括ケア52床、回復期リハ30床、医療療養20床)
玄関
「神谷病院」はJR「東十条駅」北口から徒歩10分。メトロ南北線「王子神谷駅」からも徒歩8分と、通勤に便利です。周辺には約160店舗もの商店が建ち並ぶ「東十条商店街」が広がっていて、活気ある街並みです。玄関では、事務スタッフのお2人が迎えてくれました。「当院は、長年にわたり時代のニーズに合わせた地域医療サービスを提供していて、日々進化・成長を続けています。今日は、当院の魅力をたっぷりとご紹介しますね」。
外来ロビー
外来ロビーに伺うと、アート作品が飾られています。「入院患者様や外出が難しい高齢患者様もアートを楽しめるよう、台東区・文京区で開催された彫刻祭『きらめき彫刻祭』に出展された作品の中から数点の作品をこちらに展示しています。『もっと多くのアートを見に行きたい』という気持ちが『歩けるようになりたい』というリハビリの原動力になるように取り組んでいるんです」。
手術室
お次は、手術室へ。「北区は高齢化が進んでいるので、高齢患者様の転倒による骨折に対して迅速に対応できるよう、2022年から整形外科の手術を始めました。主な手術は股関節周囲骨折の手術で、慢性的な関節痛のある方への人工関節置換術も行っています。週2~3回の実施で、年々件数は増えていますよ。病棟勤務のスタッフも、希望すれば研修として手術見学ができます」。
屋上
院長(写真中央)・看護部長(写真右)・人事課長(写真左)に、働く魅力をお聞きしました。「お子さんが小さいうちは、日勤常勤・時短勤務・パート勤務と働き方を選べるほか、男性も積極的に育休を取得できるので、子育てとの両立がしやすいです。また、当院では、異なる病棟・外来でのキャリア形成はもちろん、法人グループ内には訪問看護事業所や介護施設もあることから、ライフステージに応じてのキャリアチェンジも可能です」。
院内
多職種の皆さんにお会いできました。働きやすさについて教えてください。「希望休が通りやすく、有休も積極的に取得できるので、家庭やプライベートを大切にできます。また、休暇も充実していて、独自の『年3日のリフレッシュ休日』のほか、夜勤に月4回以上入る看護師・月5回以上入る准看護師には『年9日の夜勤従事者特別休暇』もあり、こちらを利用して年に一度1週間~10日の長期休暇を取るスタッフもいます」と、皆さん。
スタッフステーション
スタッフステーションに伺うと、ミーティングが行われていました。「入職後は、新卒者にも中途入職者にもプリセプターが付いて、丁寧なOJTを実施しています。新人さんのキャリアに合わせた指導計画を立て、業務に自信が付くまでしっかりサポートしているので、経験の浅い方や、育児などで長いブランクがある方でも安心して働けると思います」と、先輩看護師さん。
スタッフステーション
スタッフステーションの一角で、多職種カンファレンスが始まりました。「当院では、地域から需要が高いリハビリに力を注ぎ、多職種チームで1日も早い在宅復帰を応援しています。高齢患者様の場合、退院後の生活まで見据えた調整が必要になるので、介護施設への入居も含めて、今後利用すべきサービスや生活支援のあり方を多職種で検討しているんです」と、皆さん。最期まで住み慣れた地域で暮らせるようにサポートしているそうです。
神谷リハビリテーションセンター
つづいて、B棟2Fへ。「当院はリハビリに注力していて、B棟1Fには通所リハビリ、2Fには運動療法スペース・作業療法室・言語聴覚室があり、合わせて『神谷リハビリテーションセンター』となっています。リハビリスタッフは、外来・4つの病棟・通所リハビリ・訪問リハビリなどの各グループにわかれて、医療から介護までの切れ目ないリハビリを提供しています」。
神谷リハビリテーションセンター
20代のリハビリスタッフさんたちにお会いしました。「リハビリ部には幅広い年齢のスタッフが活躍していて、新卒者や私たち20代のスタッフも多くいます。入職後は、教育担当の先輩を中心にグループの先輩たちから丁寧な指導を受けられます。研修は、リハビリ部全体での勉強会や各グループでの勉強会などを活発に行っているので、スキルアップを目指したい方には最適です」と、リハビリスタッフさんたち。
入院食の写真
つづいて、入院食の写真を見せていただきました。「患者様の入院生活の癒しになるように、季節に合わせた特別食を提供していて、こちらはバレンタインのときの特別食です。栄養部では、患者様とコミュニケーションを取りながら栄養状態や食事量をモニタリングして、リハビリ効果を得られるように、且つ、術後早期回復ができるように、栄養管理をしっかり行っています」。
職員食堂
最後は、職員食堂を案内していただきました。ゆったりとした広い空間ですね。「ええ、最大約100名を収容できる広さなので、会議や研修、委員会などを開催する場所としても活用しています。昼食には一食270円のお弁当を注文することができます。大型テレビの設置やWi-Fiの環境も整備されていて、食後もゆったり休憩できるんですよ」と、事務スタッフさん。それは素敵ですね。今日はありがとうございました。
帰り道
- ――長く安心して働けるケアミックス型病院、いかがでしたか?
- うわさ通り、ワークライフバランスを大切にできる職場環境で、結婚・出産後も長く働いている方が多かったです。急性期・回復期・地域包括ケア・医療療養とさまざまな機能の病棟があって多様なキャリアを積むことが可能なので、やりがいを感じながら働き続けることができるのだと思います。
- ――働きやすさはどうでしたか?
- どの部署も残業があまり多くなく、有休消化率が高いです。また、リフレッシュ休日や夜勤従事者特別休暇などの休暇制度が充実していて、長期のお休みも取得しやすいそうなので、とても働きやすい環境だと感じました。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 保育室がないという点でしょうか。しかし、子育て支援として日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの勤務形態を用意し、仕事と子育ての両立を応援しているので、小さなお子さんを持つママさんもいきいきと活躍していました。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- ライフステージの変化に応じて多様な働き方ができる制度が整っていました。出産・育児・介護など生活環境の変化に応じて、キャリアコンサルタントの資格を持つ人事スタッフが、看護部長や師長とともに、働き方の相談に応じてくれるそうで、スタッフ想いの職場だと思いました。
年齢を重ねても安心して働き続けられる環境を求めている方
地域医療に興味があり、退院後の在宅生活まで見据えた支援に取り組みたい方