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医療法人社団 協友会 東川口病院

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おうちでゆっくりご覧いただける、病院見学の体感コンテンツです。

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見学の下調べ

東川口病院の見学の下調べ

スタッフの意見が反映されやすい風通しの良さは、中小規模病院ならではの魅力ですよね。上尾中央医科グループ(AMG)の「東川口病院」は、198床の地域密着型病院で、現場のアイディアを積極的に採用して魅力的な病院づくりに取り組んでいるとのこと。休暇制度や子育て支援も充実していて、長く安心して働ける環境が整っているらしいので、さっそく見学に行ってチェックしてきます!

形 態
ケアミックス型病院
所在地
埼玉県川口市/東川口駅
病床数
198床(一般103床(地域包括ケア8床)・障害45床・回復期リハビリテーション病棟50床)
編集部が取材しました
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

百聞は一見にしかず見学開始!!

東川口病院の

玄関

「東川口病院」へのアクセスは、JR武蔵野線・埼玉高速鉄道「東川口駅」から徒歩5分。歴史ある病院ですが、ハード面・ソフト面ともにリニューアルを重ねていて、2021年には手術室を増設・リニューアルし、整形外科領域の救急の受け入れや手術件数を増やしているそうです。玄関で迎えてくれたのは、外科病棟で働く入職15年目の看護科長さん。今日はよろしくお願いします。

玄関の次
東川口病院の

手術室

まずは、手術室へ。患者様の手術への不安を少しでも解消できるよう、リニューアルを機に手術室の壁やユニフォームをピンク色にしたんだとか。「周辺地域には高度急性期を担う3次救急病院は充実しているのですが、2次救急病院が少なく、特に整形外科の骨折患者様を24時間対応する病院が不足気味です。当院では地域のニーズに合った医療体制の確立を目指し、現在は急性期看護に興味のある方を積極的に採用しています」。

手術室の次

創意工夫を伺う独自の取り組み

東川口病院の

別館

つづいて、山下看護部長にお会いしました。院内に装飾が施されていて、とても明るい雰囲気ですね。「ありがとうございます。院内装飾は、職員の有志によって結成されたスマイルカラーサークルが担当していて、いろいろな場所に季節にちなんだ装飾を施してくれているんです」と、看護部長。職場の活性化や職員同士の交流を図っていけるよう、多職種によるサークルが8つ結成されているそうです。

別館の次
東川口病院の

RRSチームの活動写真

「当院では、多職種による専門チーム活動も盛んなんですよ」と、看護部長が写真を見せてくれました。「こちらは院内急変を未然に防ぐ体制を整えるRRS(院内迅速対応システム)チームのメンバーで、医師・看護師・薬剤師・臨床工学技士で構成されています。他にも、周術期・疼痛管理・ACP(アドバンス・ケア・プランニング)などの全6チームが稼働していて、すべて現場の声から発足しているんです」。

RRSチームの活動写真の次
東川口病院の

スタッフステーション

スタッフステーションを覗くと、多職種カンファレンスが行われていました。「当院では多職種連携・協働の意識が浸透していて、職種を超えた意見交換が活発です。198床の中規模病院なので、ほとんどのスタッフの顔と名前が一致します。どの病棟にもさまざまな職種が出入りし、職種間の情報共有・意見交換が日常的に行われています」と、看護科長。

スタッフステーションの次

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

東川口病院の

病棟

つづいて、病棟主任さんがシフト表を見せてくれました。お休みの希望は通りますか?「ええ、月10日ある公休のうち、5日間は希望に沿えるように調整しています。有休消化率も90%以上と高く、家庭やプライベートを大切にしながら働ける環境なんですよ」と、看護主任。月5日間も希望休が通るとはビックリです!

病棟の次

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

東川口病院の

病棟

お次は、「摂食嚥下プチナース」という院内認定看護師制度の導入を提案した副看護部長(写真中央)にお会いしました。「看護師として、患者様が最期まで口から食べるということを重視した関わりがしたいと考えるようになり、院長の協力も得て2018年に導入しました。現在20名の摂食嚥下プチナースが在籍し(2023年6月)、週1回の院内ラウンドを通して、摂食嚥下機能が低下している患者様に介入しています」と、副看護部長。

病棟の次
東川口病院の

病棟

病棟の一角では、新人指導が行われていました。「OJTが円滑に進むように、部署ごとに教育担当者を2名配置していますが、スタッフ全員が指導者という意識を持ち、部署全体で新人さんを育てています。新卒者は1年間、中途入職者は約3カ月を目安にひとり立ちをサポートしていて、第2新卒者の方やブランクのある方は指導期間を延長するなど、個別に対応しています」と、看護科長。

病棟の次
東川口病院の

透析センター

透析センターに伺うと、臨床工学技士のお2人が迎えてくれました。「透析室は、外来患者様用と入院患者様用に分かれていて、個々の状態に適した治療を実現しています。透析装置はすべてオンラインHDF対応の最新式で、臨床工学技士による水質管理や、看護師によるフットケアなどに力を注いでいます」と、お2人。今後は、透析センターの拡充も検討中とのこと。

透析センターの次
東川口病院の

訪問看護ステーション

院外に出ると、訪問先に出発前の訪問看護師さんにばったり遭遇。「在宅医療部門では、訪問診療・訪問看護・訪問リハビリに対応していて、ニーズの増加から訪問看護は2021年にステーション化しました。看護部には、『急性期病棟で技術を身に付けた後は訪問看護に挑戦してみたい』というスタッフもいて、幅広い看護を経験できる環境を活かしたキャリア形成を推進しています」と、看護科長。

訪問看護ステーションの次
東川口病院の

保育室

最後は、敷地内の別館にある24時間保育室へ。「保育室があるので、産休・育休後の職場復帰率はほぼ100%で、出産を機に日勤常勤・時短勤務・パート勤務などの働き方を選ぶスタッフも多いです。最近は男性看護師の育休取得実績も増えているので、男女ともに家庭を大事にできる職場づくりを進めているんですよ」と、看護科長。子育てサポートも手厚いですね。今日はありがとうございました。

保育室の次
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

医療21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

お疲れさまでした。現場のアイディアを採用して魅力的な病院づくりを進める病院、いかがでしたか。

――お疲れさまでした。現場のアイディアを採用して魅力的な病院づくりを進める病院、いかがでしたか。

うわさ通り、スタッフの提案がカタチになりやすい職場で、有志のメンバーによる専門チーム・サークル活動などが盛んでした。院内認定看護師制度もスタッフの声から誕生したそうで、地域の患者様のために、こんな活動がしたい・こんな勉強がしたいという意欲に溢れたスタッフさんがたくさん活躍しています。

――働きやすさはどうですか?

年間120日の公休がある上に、有休消化率も90%以上と高く、とても働きやすい環境が整っています。希望休は月5日も申請OKで、ほぼ100%通してもらえるそうで、皆さん家庭やプライベートを大切にしていました。

――では、ここはちょっと、というところは?

近年、救急搬送の受け入れや手術件数が増えているため、急性期病棟は残業が発生しがちとのこと。ただ、今後は人員体制を強化し、残業月10時間以内を実現する方針だそうです。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

院長は現場との距離が近く、ほとんどのサークル活動に参加しているとのこと。スマイルカラーサークルによる装飾の他にも、写真部も各病棟に季節の写真を飾っているそうで、院長がサークルに理解があるからこそ、院内で活動の場を広げていけているそうです。

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