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社会福祉法人ワゲン福祉会 ワゲン療育病院長竹

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見学の下調べ

ワゲン療育病院長竹の見学の下調べ

重症心身障害児者施設の仕事に興味があっても、「未経験だから不安」という方も多いのではないでしょうか。相模原市緑区にある「ワゲン療育病院長竹」では、教育サポートや資格取得支援制度を充実させて、未経験から重症心身障害児者の看護・支援に携わる方も安心して働ける環境を整えているとのこと。近い将来の増床計画に向けて、看護師・生活支援員の採用に力を注いでいるらしいので、さっそく見学に行って働く魅力をチェックしてきます。

形 態
重症心身障害児者入所施設
所在地
神奈川県相模原市緑区/橋本駅
病床数
40床(長期38床、短期2床)
編集部が取材しました
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

百聞は一見にしかず見学開始!!

ワゲン療育病院長竹の

玄関

「ワゲン療育病院長竹」へのアクセスは、「相模原駅」と施設を結ぶ無料送迎バスが便利。施設周辺は美しい山々に囲まれ、市街地から少し離れた立地なので、マイカー通勤できるように無料の職員用駐車場も完備しているとのこと。玄関で迎えてくれたのは、入職9年目のママさん看護師さん。こちらの施設がオープンした年に重心看護未経験で入職したそうです。今日はよろしくお願いします。

玄関の次

特徴は”名”を聞く名物・名所・名スタッフ

ワゲン療育病院長竹の

玄関ロビー

まずは、平川看護部長にお会いしました。重心施設が未経験で入職する方も多いそうですね。「ええ、私も以前は一般病院の急性期看護に携わっていました。重心看護は専門性が高くハードルが高かったですが、働いてみるとやりがいに溢れていて、未経験者もスタッフも長く定着しています。今後は、看護師・生活支援員を増員し、こちらの1階に短期入所用の病床を増床予定なんです」と、看護部長。

玄関ロビーの次
ワゲン療育病院長竹の

デイルーム

デイルームからの見晴らしは最高で、自然を身近に感じることができます。「当施設は雄大な山々に囲まれていて、周辺は坂道が多くて車いすでのお散歩が大変なので、デイルームの窓を大きく取り、四季の移ろいを楽しめる設計にしています。こちらの開放的なスペースを活かして、余暇活動や季節行事も充実させていて、利用者さんと楽しい時間を過ごしているんです」。

デイルームの次

創意工夫を伺う独自の取り組み

ワゲン療育病院長竹の

施設行事の写真

「新型コロナの5類移行を機に、地域の夏祭りが久しぶりに開催され、当施設に山車が立ち寄ってくれました」と、看護部長が写真を見せてくれました。とても盛り上がっていますね!「ええ、当施設でも感染対策を徹底した上でイベントを再開していて、今年(2023年)の10月には文化祭の開催を計画し、ご家族も招く予定です。施設行事の企画・準備は多職種で行い、利用者さんも文化祭の制作活動に取り組んでいます」。

施設行事の写真の次
ワゲン療育病院長竹の

居室

居室に行ってみると、生活支援員さんがベッドメイクをしていました。「生活支援課には、介護福祉士や保育士の資格を持つスタッフが26名在籍し(2023年9月)、日常生活支援や療育活動のサポート、ご家族との連絡調整などを担っています。入職時は無資格の方でも、働きながら介護福祉士資格を取得予定の方なら歓迎していて、実務者研修費用なども法人が負担しているんですよ」と、看護師さん。

居室の次
ワゲン療育病院長竹の

入所フロア

つづいて、新入職した看護師さんへの指導風景を見学しました。「看護師は新卒採用を行っていませんが、卒後1~2年の臨床経験で入職したスタッフもいます。入職後は、こんなふうにプリセプターの先輩が付き、マンツーマンの丁寧なOJTを実施しているので、安心して仕事を覚えていけると思います」と、看護師さん。

入所フロアの次
ワゲン療育病院長竹の

スヌーズレン室

つづいて、スヌーズレン室へ。こちらはどんなお部屋なんですか?「重心施設ならではのリラクゼーション空間で、光や音、手触りなど、障害を持った方が五感で感じ取りやすい刺激を室内にたくさん設け、自分らしく楽しい時間を過ごしていただいています。スヌーズレン室の利用効果は国内外で注目されていて、当施設でもこちらの部屋を訪れると穏やかになる利用者様が多いです」。

スヌーズレン室の次
ワゲン療育病院長竹の

家族室

お次は、家族室を案内していただきました。「こちらのお部屋は、ご家族との面会や支援計画説明などに使用しています。長期入所の利用者さんは5年、10年と長いお付き合いになるケースが多く、ご家族との信頼関係づくりもとても重要です。今後は当施設内に地域連携室を開業予定で、在宅で暮らす重症心身障害児者の方やそのご家族の支援にも力を注いでいく方針なんです」。

家族室の次
ワゲン療育病院長竹の

スタッフステーション

生活支援課の課長さんにお会いし、年間研修計画を見せていただきました。「当施設では、各委員会などが主催する多職種対象の全体研修に加えて、看護課と生活支援課では、それぞれの専門性を磨く研修を定期開催しています。利用者さんは医療依存度が高い方も多く、3Fはほとんどの方が胃ろう管理が必要なため、看護師との連携の在り方やケアの注意点なども学べるようにしています」と、課長さん。

スタッフステーションの次

裏付けされた”自信”を聞く職場自慢

ワゲン療育病院長竹の

玄関前

「今日は職員が楽しみにしている宅配パンの販売日なんです」と、紹介してくれました。おいしそうなパンがたくさん並んでいますね!「そうなんです。長野県のパン屋さんが、定期的に当施設に宅配販売に来てくれるため、お昼用に購入する職員が多いです。施設の1階には多職種が利用できる休憩室があるため、お昼休みはいろいろな職種とコミュニケーションを取りながらランチをしています」。

玄関前の次
ワゲン療育病院長竹の

入所フロア

最後は、子育て中のママさん・パパさんたちが集まってくれました。仕事と子育ての両立は順調ですか?「はい。公休は年間120日以上と充実していますし、有休もしっかり消化できるため、子どもとの時間も大切にできています。残業も少ないですし、子どもが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択も可能で、無理なく仕事を続けることができています」と、皆さん。今日はありがとうございました。

入所フロアの次
※マスクなしの写真は撮影時のみはずしています。

医療21スタッフが聞く「で、実際のところは?」見学後記

帰り道

お疲れさまでした。未経験者も大歓迎の重症心身障害児者施設、いかがでしたか。

――お疲れさまでした。未経験者も大歓迎の重症心身障害児者施設、いかがでしたか。

重症心身障害児者の看護・支援に興味がある方なら、年齢・経験問わず歓迎していて、教育体制や資格取得支援制度も整っています。在籍するスタッフさんも、重心施設未経験で入職された方が多いそうですが、自分の興味に合った仕事に携われているため、定着率がとても高いのだとか。

――働きやすさはどうでしたか?

年間休日が充実していて、家庭やプライベートを大切にできる職場です。子育てサポートとして、グループ病院「総合相模更生病院」に法人の保育園が完備されているほか、ライフスタイルに合った働き方の選択肢もあり、結婚・出産後も安心して働けます。

――では、ここはちょっと、というところは?

駅から離れていることでしょうか。ただ、敷地内に無料の職員駐車場があり、ほとんどのスタッフさんは車通勤をしています。送迎バスで通勤する場合も、残業が少ないので帰りのバスに乗り遅れる心配はないそうです。

――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。

利用者さん一人ひとりの個別性に合わせてゆったりとした関わりが持てることが、スタッフの皆さんのやりがいにつながっているようです。施設の広報誌には日々の取り組みなどが詳しく紹介されていて、ホームページで見ることができます。

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