子育てと両立ができて、スキルアップも目指せる職場だと、長く働き続けられそうですよね。相模原市の療養型病院「相模原南病院」は、ライフスタイルに変化があっても働きやすい体制を整えていて、外部研修への参加や資格取得なども応援しているのだとか。さまざまな年齢・キャリア・国籍のスタッフが在籍していて、職種間の関係も良好だそうなので、早速見学に行って、働く魅力を見てきます。

「相模原南病院」へのアクセスは、JR横浜線「古淵駅」徒歩約10分。駅周辺には、商業施設・飲食店・コンビニなどが多数あり、買い物に便利そうです。玄関で迎えてくれたのは医療療養病棟の看護主任。今日はよろしくお願いします。「ようこそ！当院は緑豊かな療養型病院で、幅広い年齢・キャリア・国籍のスタッフが活躍しているんですよ。今日は当院で働く魅力をたっぷりご紹介しますね」。

まずは、保育室へ案内していただきました。「保育室は24時間対応で、保育料は無料です。常勤・非常勤問わず利用できますし、土日も預けられます。食事は保育士の手作りで、お子さんが楽しんで過ごせるよう、イベントなども定期的に行っています」とのこと。「日勤常勤・時短勤務・パート勤務などを選べるほか、夜勤専従としても働けるなど、ライフスタイルに合わせた働き方ができるので、ママさん・パパさんが多く活躍しています」。

お次は、医療療養病棟へ伺いました。廊下の幅が広く、清潔感もありますね。「当院は歴史ある病院ですが、廊下・病室・デイルーム・ナースステーションなどは明るくて開放感があり、動線も良いです。病床構成は、医療療養病床175床・介護医療院159床・認知症病床60床で、地域の急性期病院や施設から入院される、医療依存度・介護度が高い高齢患者様を積極的に受け入れています」。

2024年4月に就任された看護部長を紹介していただきました。注力していることを教えてください。「自律した看護師を育てるために、教育制度を整えることに力を注いでいます。新卒者にも中途入職者にも教育担当の先輩を付けて、個々の成長に合わせた指導を行い、安心して一人立ちができる体制をつくっています。また、気持ちよく働くためにはハード面も重要なので、院内各所のリニューアルも行っていきます」と、看護部長。

ナースステーションに伺うと、看護師さんがeラーニングを受けています。「2024年7月からeラーニングを導入して、スマホやパソコンから講義を受講できるようになりました。2025年度からは、クリニカルラダーに沿ったレベル別研修もeラーニングで受けられるようになる予定です。ほかにも、勤務時間内に各委員会主催の勉強会を開催したり、新卒者向けの1年間の集合研修を実施したりと、学びの機会は豊富です」。

こちらの看護師さんは、近々外部研修へ参加するそうです。「看護部では外部研修への参加を積極的に促してもらえます。私も上司との面談で行ってみたい外部研修を伝えたところ応援してもらえたので、認知症や感染に関する研修を受ける予定です。業務貢献につながる研修は、費用を負担してもらえて日勤扱いで参加できるので、ありがたいです」。資格取得も応援していて、感染管理認定看護師に挑戦中の方がいるそうです（2024年7月）。

病室では、看護師さんが患者様に向き合っています。看護師さんの業務内容について教えてください。「患者様は、日常生活支援が必要な方が多いので、看護師も食事介助・入浴介助・おむつ交換などの介護業務を行っています。また、胃ろうの方、気管切開の方、IVHが必要な方などの医療依存度が高い方も多く、さまざまな処置を行なっているので、新卒者も基礎的な看護技術をしっかり身につけることができます」と、看護主任。

隣の病室では、外国人スタッフのお2人が活躍中です。「当院は、看護師とほぼ同数の看護補助者を配置していて、特定技能外国人のスタッフも看護補助者として活躍しています。現在は7名の外国人スタッフがいて、こちらの2人はカンボジア出身で、日本語もとても上手なんです」とのこと。「看護補助者は無資格・未経験の方でも歓迎で、指導力の高い先輩が丁寧に指導を行っているので、安心して成長できます」。

ナースステーションでは、カンファレンスが行われていました。皆さん笑顔で、和気あいあいとした雰囲気を感じます。「当院には、幅広い年代のスタッフが活躍していて、お互いに助け合いながら業務に取り組んでいます。年齢・キャリア・国籍・性別・職種に関係なく気軽に相談ができて、人間関係が良好なんです」。

多職種の皆さんにお会いしました。こちらの病院はどんな方に向いていますか？「有休が取得しやすく残業も少ないので、子育て中の方に最適です。また、入院は予定入院がほとんどで、難しい処置が求められる病院ではないので、基礎的な看護技術が身についていれば、ブランクがある方でも働きやすいと思います。社会人経験を経て看護師になった30～40代の新卒者も積極的に採用しているので、そのような方にも向いていますよ」と、皆さん。

「こちらは、2024年春に開催したお花見の様子です」と、写真を見せてもらいました。「職員が踊りと太鼓を披露するなどして、桜の開花が遅かったのですが、みんなで盛り上げました」。楽しそうなイベントですね！今日はありがとうございました。

――お疲れさまでした。子育て支援が充実していてスキルアップも応援してもらえる病院、いかがでしたか？

日勤常勤・時短勤務・パート勤務や夜勤専従などの多様な働き方が用意されていますし、保育室もあるので、ライフスタイルに変化があっても働き続けられそうです。また、外部研修へ参加する際のサポート体制が整っているので、スキルアップもしやすいと思います。資格取得も応援してもらえて、今後は皮膚排泄ケア認定看護師などを目指したい方も歓迎しているそうです。

――働きやすさはいかがですか？

残業は月平均2時間程度と少なめで、定時退勤できる日がほとんどですし、月に3日まで申請できる希望休はほぼ申請通り取得でき、有休も取得しやすいので働きやすさは整っています。また、借り上げ職員寮が完備されていて、病院が半額負担（上限3万円）してくれてリーズナブルな料金で住めるのは、魅力だなと感じました。

――では、ここはちょっと、というところは？

職員休憩室が現在整備中ということでしょうか（2024年7月）。もちろん今も休憩する場所はあるのですが、看護部長としてはしっかり整えた職員休憩室を用意したいそうで、可能な限り早くリニューアルできるように取り組んでいるとのことでした。

――最後に、ここだけの話を一つお願いします。

太鼓部・ボウリング部・書道部など、さまざまな職員サークルがあり、多職種の参加があるとのこと。太鼓部は月に2～4回練習があり、お花見や夏祭りなどの季節行事の際に披露しているそうです。