子育てに理解がある職場だと、ライフスタイルが変わっても長く働き続けられそうですよね。千葉県八街市にある「新八街総合病院」は、一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟を備えるケアミックス病院で、育児と両立しているママさんが多いのだとか。残業が少なく、働きやすさも整っているそうなので、早速見学に行って働く魅力を見てきます。
- 形 態
- ケアミックス型病院
- 所在地
- 千葉県八街市/八街駅
- 病床数
- 191床(一般60床、療養87床、回復期リハ44床)
玄関
「新八街総合病院」へのアクセスは、JR総武本線「八街駅」北口から徒歩15分。駅からはバスも出ているほか、職員用の無料駐車場もあるのでマイカー通勤も可能だそうです。玄関で迎えてくれたのは腎センター勤務の入職2年目の看護師さん。「ようこそ!今日は当院で働く魅力をたっぷりご紹介しますね」。
ロビー
まずは玄関を入ってすぐのロビーへ。「当院は千葉県八街市唯一の総合病院としてさまざまな診療科に対応していて、患者様は地域の高齢の方が多く来院されています。外来看護師は、複数の科を回って勤務しているので、幅広い経験を積むことができますし、急な欠勤などがあった際もスムーズに対応することができるんです」。
院内保育室
お次は、院内保育室を案内していただきました。「院内保育室は24時間対応で、全ての職種が利用可能です。預かり年齢は1歳~3歳で、保育料は日勤帯1日700円・夜勤帯1日1000円とリーズナブルです。また、お子さんが小学6年生までは時短勤務で働くことができますし、日勤常勤も可能なので、子育て中のママさんも働きやすい環境です」。
手術室
つづいて、手術室へ。「手術室には、3Dでレントゲン画像を確認できる最先端のCアームを導入し、脊椎脊髄手術や脳神経外科の手術に活用しています。手術は主に予定手術で、眼科・脊椎脊髄外科・脳神経外科・胃腸外科などの手術を月40件ほど実施しています。手術室看護師は4名で(2024年10月)、ベテランスタッフだけでなく新人スタッフも活躍しているんですよ」と、看護師さん。
リハビリ室
お次は、リハビリ室に伺いました。明るくて広々としていますね。「リハビリ室は2室あり、外来患者様と入院患者様で区別しています。リハビリスタッフの人数も豊富で、回復期リハビリテーション病棟では病棟リハビリも実施しています。看護師・リハビリスタッフ・医師・MSWなどの多職種で連携を取り、患者様の在宅復帰を支援しています」。
一般病棟
新人さんへの指導が行われています。教育体制について教えてください。「新卒者にはプリセプター、中途入職者には日替わりで教育担当の先輩が付いて、丁寧なOJTを実施しています。研修はeラーニングを活用して行っていて、各人のスマホや職場のタブレットから勤務の隙間時間に講義を受けることが可能です。また、外部研修にも参加できて、業務貢献につながる研修は費用を病院側が負担しているので、スキルアップしやすいです」。
病棟
病棟で、看護補助者さんが活躍していました。「当院では、看護補助者が自律して働けるように看護補助者の教育にも力を注いでいます。介護福祉士・補助者委員会主催で看護補助者向けの研修を行うほか、今後は看護補助者用のラダーを導入する予定です。また、奨学金制度があるので、看護補助者から准看護師・看護師を目指すことができて、実際に当院で働きながら資格取得を目指しているスタッフが複数名います」。
病室
病室では、看護師さんたちが患者様と笑顔で向き合っていました。「看護部では『人を大切にする』をモットーとしていて、患者様・ご家族はもちろん、一緒に働く仲間にも寄り添うことを大事にしています。思いやりを持って看護を提供できる方や、仲間と声を掛け合いながら協力して働ける方であれば、年齢や経験は関係なく、経験が浅い方やブランクがある方なども歓迎しています」。
腎センター
お次は、腎センターへ。「腎センターの看護師は40~60代のベテランスタッフが多いです。私は10年のブランクから復職してこちらに勤務していますが、先輩方が優しく丁寧に指導をしてくれるので安心して働くことができています」と、看護師さん。「当院は外来患者様と入院患者様の透析を実施していて、患者様の年齢は若い方から高齢の方まで幅広いです。透析ベッドは21床あり、午前・午後各4時間の2クール制で実施しています」。
職員食堂
つづいて伺ったのは職員食堂。広々としていて、リラックスして過ごせそうですね。「ええ。窓からは豊かな緑が見えるので癒されますよ。ランチは一食460円で、患者様と同じメニューを食べることができます。自動販売機や無人売店もあり、カップラーメン・菓子パン・お菓子などを購入することも可能です」と、看護師さん。
ロビー
最後に、多職種の皆さんにお会いできました。働きやすさはいかがですか?「年間休日が120日以上あり、希望休もほとんど通ります。『定時で帰ることが当たり前』という風土が根付いていることに加えて、夜勤帯の人員を手厚く配置して日勤と夜勤の引継ぎをスムーズに行えるようにしているので、残業が少なく、ワークライフバランスを大切にできます」。それは素晴らしい!今日はありがとうございました。
帰り道
- ――おつかれさまでした。子育てと両立しやすいケアミックス病院、いかがでしたか?
- お子さんが小学6年生まで時短勤務が可能なので、育児と両立しやすそうだと感じました。また、院内保育室があり、利用中にお子さんが体調不良になった場合はそのまま院内の小児科を受診できるのも、安心です。
- ――どのような活躍の場がありますか?
- 一般病棟・回復期リハビリテーション病棟・療養病棟・手術室・腎センター・外来など、幅広く活躍の場があります。また、新卒者は全ての部署を約2週間ずつ勤務する「ローテーション研修」を行った後に配属されるので、さまざまな看護を一通り経験することができます。
- ――では、ここはちょっと、というところは?
- 認定看護師などのスペシャリストが少ないということでしょうか。看護部長はこれから資格取得支援体制をさらに整えて、スペシャリストを増やしていきたいとのことでした。
- ――最後に、ここだけの話をひとつお願いします。
- 夜勤帯には人員が多めに配置されているため、日勤帯の残業が少ないそうです。
子育て支援や働きやすさを重視したい方
仲間と協力しながら、患者様に寄り添う看護を提供したい方