医療専門の
求人サイト

看護師の求人・転職・募集サイト 【医療21】

社会医療法人 駿甲会 コミュニティーホスピタル甲賀病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

社会医療法人 駿甲会 コミュニティーホスピタル甲賀病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
メイン写真

笑顔・挨拶を大切に。
笑顔で看護を楽しみましょう。

Profile

統括看護部長/佐藤千春看護学校を卒業後、現在の国立病院機構に属する病院の産婦人科病棟に入職。卒後3年目に助産師学校への進学を決め、助産師の資格取得後、再び同じ病院の産婦人科病棟に勤務。異動しての救命救急センターの勤務を経て、人事異動で6つの病院の管理職を経験し、2024年3月に定年退職。豊富なマネジメント職の経験を活かすため、2024年4月に「コミュニティーホスピタル甲賀病院」の統括看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけや新人時代のエピソードを教えてください。

幼い頃に小児ぜん息を患っていて、ぜん息の発作が出るたびに病院に通っていたため、看護師さんが身近な存在で、自然と憧れるようになりました。

はじめて働いた職場は国立病院で、希望していない産婦人科病棟に配属が決まった時は戸惑ったけれど、あの時に産婦人科で働かなければ出会えなかった人、得られなかったスキルがたくさんあるんですよね。

新人時代の私には、医師の指示を仰がずに正常分娩の介助を行う助産師がとてもかっこよく見えて、卒後3年目に休職して助産師学校への進学を決めました。助産師の資格取得後は再び同じ職場に戻り、新しい命の誕生を支えていく仕事にとてもやりがいを感じてきました。

産婦人科でのキャリアが長いのですね。

そうですね。トータル8年ほど勤務しまた。ただ、次の異動先が救命救急センターで、産婦人科は特殊な部署ですから新たに学ぶべきことがたくさんあり、苦労した記憶があります。なにしろ男性患者様と接したことがなかったので、新人に戻ったつもりで基本から指導を受けました。

救命救急センターは1分1秒を争う緊張感のある部署で、精神的にも肉体的にも大変でしたが、命に直結する現場だからこそやりがいも大きく、看護師として大事にしたいことや、どんな姿勢で患者様と向き合うべきかなど、軸となる看護観が明確になってきたことを覚えています。

看護を提供する上で、どんなことを大事にしていますか?

目の前の患者様は何が必要なのか、考えてケアを提供することです。私はその姿勢こそが、「寄り添う看護」だと思っています。

ときどき、「救急や急性期などの忙しい現場では、患者様に寄り添った看護を提供できない」という声を聴くことがありますが、果たして本当にそうでしょうか。私が考える「寄り添う看護」とは、時間をかけてケアを提供することではなく、患者様が何を考えているのか、何を望んでいるのか、できる限り知ろうと努力することです。

患者様の中には、一人にしてほしいと考えている方、早くケアを終わらせてほしいと考えている方などもいらっしゃいます。救命救急センターのようなスピードが求められる現場では、ゆっくりケアを提供する時間はないけれど、患者様が求めていることを察して行動していけば、深く感謝される機会がたくさんありますよ。

テーマ1

現在の挑戦

管理職を目指したきっかけについて教えてください。

上司からの言葉がきっかけです。以前勤めていた組織では、昇格試験に合格しないと管理職になれなかったのですが、私はまったく勉強しないで臨床の仕事を楽しんでいました。でもある時、物品整理していて気になることがあって、師長に「ここをこうしたらどうですかね」と提案してみると、「それは管理者の仕事だから、あなたも師長をやったらどう?」と言われました(笑)。師長としては、そろそろ真面目に勉強して昇格試験を受けてほしかったのだと思います。

昇格試験に合格以降は、関東を中心に複数の病院への異動を経験し、副看護師長→師長→副看護部長→看護部長とキャリアを重ねてきました。そして、2024年3月に定年退職し、セカンドキャリアについて考えていた時、縁あって当院の統括看護部長のお話をいただきました。

こちらの病院の特徴について教えてください。

当院に赴任してまず感じたのは、地域との距離の近さです。基本理念とする「私たちは、ひとりひとりの健康と尊厳を守る、地域のための病院(コミュニティーホスピタル)をめざします」の通り、地域に暮らす人々に寄り添い、地域に求められる医療の提供に努めています。

理事長や院長、名誉院長が地域交流をとても大事にしていて、先日も病院行事として芸術の秋を楽しむ「文化祭」を開催しました。文化祭では、近隣住民の皆さんをはじめ、患者様や職員による絵画・手芸・工作などの作品展示を行って、受賞作品を決めるんです。

また、院内には絵画や彫刻などのアート作品がたくさん飾られていて、絵画が趣味の理事長や名誉院長が描いた作品もあるんですよ。

どんな看護を経験できる職場でしょうか。

当院は、救急から在宅までの切れ目のない医療提供体制を整えているため、いろいろな看護を経験できます。看護師の活躍の場は幅広く、HCUを含む8つの病棟をはじめ、一般外来、救急外来、予防医療センター、手術室などがあり、希望に応じて配属部署の相談ができます。

8つの病棟は、一般急性期病棟が3つ、回復期リハビリテーション病棟が2つ、地域包括ケア病棟が1つあるほか、2024年度の診療報酬改定に伴って誕生した地域包括医療病棟が2つあることも特徴。

地域包括医療病棟の主な役割は、年々増加している高齢の救急患者様の受け入れで、多職種チームでリハビリ・栄養管理・退院支援などを包括的に行っています。当院では2024年9月に開設したばかりですが、入院の受け入れが多いので、急性期の看護経験が活きる部署だと感じています。

テーマ2

職員への思い

スタッフのために心がけていることはありますか。

看護部が目指すべき方向性を示す旗を立てることでしょうか。みんなが同じ方向を向いて進めるように、「こっちだよ~」と旗を振ることが私の大事な役割だと考えています。

より魅力的な看護部にしていくための課題はいろいろありますが、赴任1年目はスタッフ全員と個別に話をする時間をつくり、一人ひとりを知ることから始めています。

どんな仲間を歓迎していますか。

患者様のことを考えて働ける方なら、新人でも中堅でもベテランでも、どんな方でもウェルカムです。これまでの看護部は、既卒者採用の割合が多かったため、新人教育に携わる機会が少なかったのですが、看護副部長と教育委員会のメンバーと共に「もっと教育体制を充実させよう」と教育体制を見直し、新卒・第二新卒の方を迎える準備をしています。

これからは、スキルアップ・キャリアアップを一層推進し、管理職には認定看護管理者教育課程ファーストレベル~サードレベルの受講を促していく方針です。

キャリア支援として、認定看護師などを目指す際の資格取得支援制度もあるので、将来スペシャリストを目指したい方も大歓迎。現在の看護部には、感染管理、手術看護、皮膚・排泄ケア、認知症看護、透析看護の認定看護師が在籍しているほか、新たな認定看護師を目指しているスタッフもいます。

求職者にメッセージをお願いします。

これまでいろいろな病院での勤務を経験する中で、職場に活気を生み出すものは、スタッフの笑顔と挨拶だと感じてきました。コミュニケーションの基本である「笑顔の挨拶」は、相手と信頼を築く上で欠かせないもので、良好な人間関係にもつながります。

当院のスタッフは、誰に対しても笑顔で挨拶をしていて、そういった接遇力の高さが患者様の満足につながっていると感じます。ぜひ一緒に、笑顔で看護を楽しみましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

友人との旅行でリフレッシュ★

普段の休日は家の掃除や洗濯など、たまった家事を一気に片づけます! でも、たまにはリフレッシュしたいので、昔の職場の同僚たちと旅行を計画し、その土地の美味しいグルメを楽しんでいます。

プライベート