家事や子育ての経験を活かして
活躍できる職場です

約84％という高い在宅復帰率の実現には、退院後の生活を想定した
関わりを心がけている看護師の活躍が大きく影響しています。
リハビリ室での訓練に加えて、病棟でも生活リハビリを積極的に行い、
疾患や障害を抱えながらも、退院後に家族的・社会的役割を見出し、
自身の存在感を獲得できるアプローチを重視しています。

洗濯物を取り込んでたたむ、食器を洗う、お孫さんとのコミュニケーション
の取り方などの訓練は、子育て中の看護師たちが得意とする分野。
患者様の自立支援にとどまらず、家庭のためにできることを増やすことで、
ご家族も幸せを感じられる在宅復帰を実現しています。

入院患者様は脳梗塞の後遺症を持つ方が多いため、片麻痺の状態でも家事が
できるよう、身近なものを活用した家事動作訓練に特に力を入れていて、
家庭を持つ看護師の柔軟な発想で、オリジナルの取り組みを生み出しています。

病棟の多職種カンファレンスの様子。さまざまな職種の視点から、一人ひとりの患者様への治療・リハビリ内容を検討しています。

家庭やプライベートを大切にしながら
スキルアップすることができます

看護部が目指しているのは、家庭と両立しながら働ける環境づくり。
年間114日の公休に加えて、夏季・冬季には長期休暇を取得でき、
有休消化率はほぼ100％なので、家族との時間もたっぷり確保できます。
また、救急搬送を受け入れていないため、仕事が予定通りに進んで
定時に退勤できる日も多く、心身への負担が少ないことも魅力です。

活躍する看護師は、急性期病院から転職したスタッフや、臨床経験の浅い方、
10年以上のブランクから復職した方など、入職前のキャリアはさまざま。
開院当初から働くスタッフもたくさんいて、最近は男性看護師の入職も増えています。

入職後は教育担当の先輩を付け、仕事に慣れるまでマンツーマンのOJTを
行っているので、回復期が未経験という方も安心。院内研修も定期的に開催し、
必要な院外研修にも参加しやすい体制を整えていますし、新型コロナウイルスの
感染防止対策として、eラーニングや看護協会のリモート研修も活用しています。

新人さんには、ベテランの先輩が教育担当に付き、患者様との関わり方も丁寧に指導しています。

職種を越えた温かい人間関係

川越リハビリテーション病院の自慢は、職種を越えた人間関係の良さ。
「患者様の在宅復帰」という目標は全職種共通なので、
職種間の連携を大切に、同じチームの仲間として支え合っています。

各病棟には、医師や看護師、介護職だけでなく、担当のリハビリスタッフや
相談員、薬剤師、栄養士なども配置されているので、職種間の意見交換が活発。
定期的な多職種カンファレンスでは、各職種が患者様の現状を報告して、
それに基づいて今後の治療・リハビリ内容を検討しています。

また、起床時の「モーニングケア」や、ご家族への介助指導を行う「家族教室」、
退院後の「家屋評価・環境調整・福祉用具の検討」なども、
多職種協働で取り組むアプローチ。職員同士の「家族的なつながり」を
深めていくため、毎年夏には院内で「暑気払い」を開催しており、
スタッフのお子さんも招いて、みんなで夏祭り気分を味わいます。

最上階にあるリハビリ室は、広々とした開放的なスペース。晴れている日は、ベランダから絶景が望めます。