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医療法人社団 苑田会 苑田第二病院

看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

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看護部長インタビューinterview

看護部長の“想い”がわかるコンテンツです。

メイン写真
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「すべては地域の人たちのため」
という苑田会の精神を忘れずに。

Profile

看護部長/森島 尚美生まれ育った足立区に貢献するため、地元の慢性期病院で働きながら看護学校に通い、看護師の資格を取得。第1子の出産後は、託児所を持つ「苑田第一病院」に入職して仕事と子育てを両立し、第2子、第3子、第4子も授かる。「苑田第二病院」の開設時に人事異動で赴任し、病棟・透析室・外来部門などで管理職を経験。2020年に人事異動で再び「苑田第一病院」の勤務を経て、2023年より「苑田第二病院」の看護部長に就任して現在に至る。

これまでの歩み

看護師を目指したきっかけを教えてください。

高校の先生に将来の進路を相談した際、「君には看護師が向いている」と言われたことがきっかけです。本当は別の職業に憧れていたのですが、当時は先生の言葉を信じて看護の道に方向転換し、結果的に今日まで看護師を続けているので、その先生にはとても感謝しているんですよ。

足立区が地元だそうですね。

そうなんです。足立区で生まれ、足立区で育ち、今まで働いた職場もすべて足立区という生粋の足立区民です(笑)。最初に働いた病院は苑田会ではありませんが、結婚して子どもを授かってからは「託児所を持つ苑田会で働く」と心に決めていました。

当時は苑田会に「苑田第一病院」しかない時代で、生後8カ月の子どもを託児所に預け、日勤常勤として勤務をスタートしました。私は24時間子どもと一緒の生活よりも、働く時間を持つほうが大らかな気持ちで子育てができるので、仕事と子育ての両立は苦手じゃなかったです。その後も3年おきくらいに第2子、第3子、第4子を授かって、毎回迷わず1歳前に復職しました。

苑田会に入職して今年で29年目を迎え、数字にすると長い年月が経ったな~と実感しますが、年々グループ施設が増えて組織が大きくなり、人事異動や昇格などで働く環境・立場の変化もあり、今日まで新鮮な気持ちで仕事を続けることができています。

新人時代の印象に残っているエピソードを教えてください。

一番よく覚えているのは、同じ病棟の同僚から、ある患者様を甘やかし過ぎていると指摘を受けたことですね。当時の私は患者様の訴えに一生懸命応えているつもりでしたが、逆にそれが患者様のためになっていないと言われてしまい、どう対応すべきか分からなくなって、その患者様と距離を置くようになってしまったことがあったんです。

患者様の立場になると、急に看護師の態度が変わり、自分は放っておかれているという印象を与えてしまって本当に申し訳ないことをしました。しかも当時の私は妊娠中で、その同僚とも患者様ともちゃんと話ができないまま産休に入り、ずっとモヤモヤを抱えていたんですよ。

子どもを出産後、近所をベビーカーを押しながら散歩していると、偶然その患者様のお悔やみの立札を発見してしまって、職場の仲間に電話して大泣きした記憶があります。今思えば、看護に正解はないのだから、同僚ともっと話し合うべきだったし、患者様にも言葉足らずだったことを心から反省しています。それ以来、自分とは違う看護観を持つ仲間に出会っても、自分の看護観を大事にしつつ、相手の看護観も尊重したコミュニケーションを心がけるようになりました。

テーマ1

現在の挑戦

こちらの病院の看護の特徴について教えてください。

当院は全60床と家庭的な病院規模ですが、急性期以外の看護を一通り学べる環境があり、地域医療や在宅医療に興味がある方にはぴったりの職場です。看護師の活躍の場は病棟のほかにも、最大16診体制の外来部門、専門性を身に付けられる透析センター、グループ施設への往診・訪問看護を担う訪問部門があり、訪問部門は今後さらに需要が高まりそうなので、人員体制を強化したいと考えています。

苑田会グループの病院・施設とは連携することが多いですか?

ええ、とても多いです。すぐ隣には地域トップクラスの救急車の受け入れ台数を誇る「苑田第一病院」があり、当院に入院患者様の約半数が苑田第一病院から転院されています。また、外来透析患者様はグループ施設の利用者様が多く、訪問部門の訪問先もグループ内のサ高住のみです。

当院を退院後は、苑田会グループの在宅医療を利用される方、グループ施設に入居される方、グループ病院に転院される方なども複数いらっしゃり、グループのネットワークを活かして地域包括ケアシステムの構築を実現しています。

苑田会グループの魅力について教えてください。

理事長をはじめ、各病院の院長・看護部長がみんな前向きで、「すべては地域の人達のため。経営理念は喜びを与えること」という苑田会の精神を大事にしていることですね。理事長はスタッフに対して、ことあるごとに「できないじゃなくて、どうやったらできるかを考えましょう」と言っていて、私はその言葉が大好きです。

例えば、当院の訪問部門が出向く苑田会グループのサ高住は、一般的なサ高住と比べて医療依存度の高い方が多く、「他の施設では入居を断られた」という方が珍しくありません。苑田会グループでは、急性期から回復期、専門分野まで幅広い医療を展開し、在宅復帰・在宅療養支援にも力を注いでいますが、どの病院・施設でも断らない姿勢を大切にしていて、どのようにすれば受け入れられるかを多職種が一丸となって考えているんです。

テーマ2

職員への思い

苑田第一病院は、2026年に新築移転予定だそうですね。

ええ。苑田第一病院の新築移転によって、当院は大きな影響を受けるでしょうから、2026年は当院の大きな転換期でもあります。まだ具体的な決定事項をお知らせできないのが残念ですが、当院の未来は可能性に満ちていて、私も楽しみにしているんです。

どんな仲間を歓迎していますか。

患者様のことを第一に考えられる方がいいですね。看護部では新卒採用にも中途採用にも取り組んでいるので、20代の若手から30代・40代の子育て世代、子育てが一段落した50代、定年退職前後のプラチナナースまで、幅広い年齢・キャリアのスタッフが活躍しています。

子育てサポートとして法人合同の保育室があり、お子さんが小さいうちは日勤常勤・時短勤務・パート勤務の選択もできるため、ママさんの定着率は抜群です。私も苑田会で働きながら4人の子どもを育て上げましたが、当院には5人のお子さんを持つスタッフもいます。

求職者にメッセージをお願いします。

「患者様にも職員にも優しい病院」でありたいと思っています。苑田会グループの看護師の良いところは、面倒見が良くて仲間を大切にするところ。私は新人時代から今日まで、たくさんの先輩に支えられてきました。新しい職場に入ると、慣れるまでは不安だったり、気疲れしたりすることが多いでしょうが、焦らず気負わず、困ったことがあれば私を頼ってください。ぜひ一緒に、地域の人々にあたたかく寄り添う看護を提供していきましょう。

テーマ3

プライベートの過ごし方

得意料理でリフレッシュ★

オフの日は得意料理の「もつ煮込み」や「パン作り」に没頭してリフレッシュ&ストレス発散しています。「もつ煮」は生のモツから作るのがこだわりで、お肉屋さんでなが~いモツを購入し、おうちでコトコト時間をかけてつくるのが一番美味しいです!

プライベート